ROKOのアンダンテ生活

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椛島勝一ペン画集より グラスリッツェン作品

2015年06月03日 | グラスリッツェン
インテリア関係の仕事をしていた父の蔵書から、
グラスリッツェンの参考になりそうな本を見つけて
時々拝借しています。

椛島勝一氏のペン画集。



大正末期から昭和前期にかけて、
新聞や少年雑誌などの挿絵で人気を博した画家。
重厚で細密なペン画は、今日もなお精彩を放っています。

船のカバシマという異名があるくらい、船の絵には定評が
あるようです。

このペン画集、いつか彫りたいなと思って
温めていたのですが、
生徒さんも長く通ってくださるようになり
見本がなくても彫れる方が増えましたので、
いいなと思うものは、見本が無しでも挑戦してみない?
と、おすすめしています。


Kさんはどちらかと言うと、細かい模様よりも
少々大胆な針使いで風景や建物を彫るのがお好きな生徒さん。

この合掌造りのペン画はどうかしら?と思って
画集をお見せしたところ、やはり思った通り
何枚か候補がある中からこちらを選ばれました。



家の傍に積んである薪、藁葺き屋根、農作業の道具など
決して細かく彫っているわけではないのですが
少ない線でも上手に雰囲気が伝わってきます。




よく見ると、肩に鋤を担いで家の前に立っている人もちゃんと。
実直そうな感じまで出ていませんか?


彫りながらすごく楽しんでいただいて、
出来上がりも満足いく作品になりました。

ペン1本で、白黒の濃淡を出すのは
グラスリッツェンに非常に近いですから
良いかと思います。

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