早いもので、もうすぐ夏休み。
今日で、終業式という学校もあるかも知れませんね。
というわけで、読みきかせも来月からはしばらくお休みに入ります。
9月の運動会が終わってからの再開なので、かな~り先に。
今月は、1年生のクラスに行ってきました。
かわいいよね~。この学年に入れるのは、おそらくこれで最後。
すごく楽しみでもあり、どんな本にしようか散々考えた末に、決めました。
そして今回は、読みきかせの時間自体ををプログラム化しようという試みだったのですが・・・。
まずは、おにぎり。
作: 平山 英三
絵: 平山 和子
出版社: 福音館書店
「みんな、おにぎり作ったことあるー?」ときいたら、ほとんどの手が上がりました。
えっ、そうなの? 中には、周りをみまわしてから上げてる子もいたので、定かでは
ありませんが、みんな意外とやるねぇ。
おにぎり作るところ、いっしょに「ぎゅっ、ぎゅっ」ってやってくれるかな?と
淡い期待を抱いていましたが、それはありませんでした。
じゃあ、おにぎりのお弁当が出来たから、これを持ってお出かけしよう~!
と、この本を出すと
作: 内田 麟太郎
絵: 西村 繁男
出版社: 童心社
「あっ、オレの大好きな電車の本だ!」と、さっそく声があがります。
最初は、この本ってどうなのよ?と実は私、思っていたのですが
練習していたら、娘が面白がること。
ページをめくると、前のページからのちょっとした変化をめざとく見つけたり
最後はおばけが人間にばけるのですが、これはあのおばけだったとか
とにかく一瞬のことなのに、絵をよーく見ていてそれに気づくのがすごい。
最後は、ちょっと強引なのですが 「電車に乗って動物園につきましたー」
という事にして
作: 高岡 昌江
絵: 松橋 利光 ・ 写真
訳: 小宮輝之(上野動物園園長) 監修
これは、すごい迫力ですよ。動物の大きさが実物大なのです。
もちろん体全部が本にはおさまりきらないので、顔のアップだったり上半身の一部だったり
するわけですが・・・。
写真が鮮明で、毛並みや髭の一本いっぽんまで、よく見えます。
みんな、全国各地の動物園にいる実際の動物たちの写真なので、名前がついていて(当然ですが)
オオカミの「キナコ」さんです。とか、テナガザルの「おかゆ」ちゃんです。というと
へぇーっと、親近感を持ってくれているようでした。
こうして書いていると、あたかもこのプログラムは成功したと思われるでしょうが
ざんねんながら違いました。
「おにぎり持って、でかけよう」と言ったら「ほんものじゃないし」っていう子もいたり
でんしゃも、なるべくゆっくりページをめくったけれど、よくみえなくて
つまらなかった子もいたかな?
ほんとのおおきさ動物園は、途中であきちゃって、まるきりよそを向いている子も。
あれれ、低学年で読んだときはいつも喜んでもらえたけれど、久しぶりに行ったら
今回は少し勝手が違ったかな~。
そういう思い込みが良くなかったでしょうか。
まぁ、いつどこのクラスに入っても、意外に喜んでもらえたりそうでもなかったり。
相手があってのことなので、こちらの考えているとおりにはならないのですね。