ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

転機?

2007-12-28 12:06:25 | 独り言
この日記も 心の整理にと始めたものだが はや3年を過ぎた
去年の今ごろはと 読み返してみたら やっぱりモラ亭主との
せめぎあいの日々だった


でも今年は 後半に下の娘の結婚 上の娘の帰館があって
さすがに 亭主とイニシャチブの取り合いだけに
専念は出来なかった


しかし そのせいで 少し風向きが変わってきた?


基本的なところは変わってはいないが 多少お互い 
剣を突きつけるだけのやり方から そらすことも覚えた?


そんな感が このところ続いているのは 
亭主の軟化傾向ゆえか?





昨日 めでたく 上の娘の就職が決まった
やぁっと 合格通知がきたのだ 


一週間以内にお知らせしますから・・と言われて一週間経ってしまってた
毎日の緊迫感も さすがに昨日の午後は アキラメムードいっぱいで
それでも目一杯 明るく「次 いってみよう~~~か」と笑って言ってみたが
夕方遅くに連絡が来たらしく 娘が 破顔一笑で


「決まった 決まった~~ と言われたときには 
ホォッとため息が出た


逼迫した経済状況の我が家では ただ飯を食べさせるのも
ラクではない
しかも下の娘を嫁がせたばかりで もう逆さに振っても 
何も出ない


これでなんとか お正月を笑って過ごせると 
即刻仕事場の亭主に電話した
一応 父親だし チクチクと皮肉も言えなくなるぞと
知らせたかったからでもあるが


亭主は相変わらず ワタシからの電話と知ると 
一転無愛想になるが朗報に 思わず
「よかった よかった」と答えた


しかし こっちもこの数年の習いで 
『よかった よかった』の後に続く言葉がすぐに浮かぶ


『よかった よかった これでオレの細いスネも
これ以上かじられずに済むわい』
 



少々ひねくれてるかな?


それでも 亭主が帰ってきてから 普通に会話ができた
就職が決まっても 給料を頂くまでは世話がかかるよ・・と
驚いたことに 亭主は黙って頷いた




ほぉ~ ちゃんと理解できてる?



多少の難儀なことも 家族がチカラを合わせれば 何とか
凌いでいかれるものだ
家族の建て直しには ちょうどいいかも知れないね


けど タガが弛んできたときに 本性が出てくるからね?
ゆめゆめ 油断いたすまじ


けど 亭主もかなりほっとしたのは確からしい
・・・判りにくいのがモラの難なのだが


夕飯も終って自室に早々に引き上げた亭主は 
なんと言われないのに
自室の整理を始めたではないか


これは かなりの進歩ですな
こちらも 亭主をアテにしないで どんどんと
年末の仕事をさばいていたので亭主も刺激されたらしい 


そうそう それでこそ一家の主だわさ
後は 仕事場のお掃除と 精米を頼みたいから 早めに自分のことは
片付けて頂戴ね


今夜は亭主の好きな お餅を作る
昨年はいや 昨年は風邪で鬼の霍乱で作れなかったから
一昨年になるかな

つきたての餅を食べさせんと(おぉ健気な嫁) 
先にあてがったら 食べ終わった亭主がやおら屈みこみ 
普段の腹いせか あろうことか落ちて汚れた餅を 
ワタシの食べる分に放り込んだのだ 
一部始終が 食器棚のガラス戸に映っていたから大変  
抗議してやった 


人間やっていいことと悪いことの区別も出来ないんじゃ 
偉そうなこと言えないじゃん
まったく 人間レベルの低いことよ
しかし今年は そんなことは 忘れてあげるから 
日々精進するんだよ 



やれ亭主育ても ラクじゃない


暮れ模様

2007-12-27 12:17:39 | 独り言
亭主のキゲンよさには ちょっと不気味
なんだかなぁ。。。


年賀状のことで ちと警戒はしていたのだ
いつもなら 憮然として下降気味になるキゲンが 
また持ち直しているからである


これをどう解釈すべきなのかが・・・ワカラン


昨日の朝 仕事場に行ったら ワタシの机の上に 
余った年賀状が置いてあった
最初に買った分である・・・結局余ったのか


だったら足りないと ほざいてたのは一体?


おまけに 普通ハガキまで数十枚 袋に入れて置いてあるし



???

回転の悪い頭で考えてみた


年賀状は余った・・・
っちゅうことは 足りなかったのは 理事会に出す 
普通ハガキ
しかし よく見れば 交換とレシートにある
しかも数十枚分も 古いハガキと交換出来た事実って?
ムリに買う必要は無かったってことになる


亭主と交わした会話は・・・・必要なかったってか



亭主よ やっぱりアンタって ヘンだわさ




そんなせいか 妙に・・・みょうに軟化しているのが気になる
こっちもいまいち 心意が判らないので 余り刺激しないがいいかと
その夜は一番風呂を勧めてみた
こっちは もち米を洗わないといけないこともあってだが・・・・


そして先に入って ホカホカで出てきた亭主


「お先にぃ~~~」・・明るい
「???(不気味なヤツじゃ)


娘が気にして ワタシに言う


「ねぇ どうしたんかな?」
「さぁ あんなもんじゃないの?」いやいや かなり不気味ですな
「お風呂 大丈夫かな?」
「次に入るから汚れてたら 入れなおすから大丈夫


哀しいが今までの経験から何度かそうしたことがあるのだ
ところが・・・である
風呂場のドアを開けたら 入浴剤のいい香りがするではないか



ふん? まさか??
あっらぁ~~~ どうしたんざましょ





亭主は 白濁する入浴剤をたっぷり入れてくれていた
たぶん 自分が上がった後に 入浴剤を追加したようだ


亭主は白濁するのはキライなのだ
しかも 多少肌が しっとりする傾向のものは尚更である
どちらかというと 黄緑色の透明感のある昔ながらの 
入浴剤を好むのだ


明らかに 次に入るワタシへのサービスらしい・・・ナゼに


思いつくのは 夕飯時に娘とチャンネル権の争い
して負けたときに
ワタシが ちょっとフォローしたせいか?



昨日の敵は今日の友ってか?





いやいや きっと彼の中の どこかに家族に混ざりたいという
願望が ちびっとあるに違いない・・・かな?


しかし 自らが先に手を差し出すことは 決して無いからねぇ
こちらが 慈母の如く ひろ~~い心を見せたときに
いや 亭主がそう感じた時に ちょこっと情けを絞り出すのかも
知れない


灯油の件も然りだった 
このときは 仕事場の庭の 亭主の後始末をしたせいだった


亭主は が頼んで やっとこさ サルスベリの枝を剪定したのだが
切り落した枝は そのまんま放置していたのだ・・普通は片付けるやろ?
母が 「いつになったら片付けてくれるんやろか?とこぼしていたっけ


入浴剤の件は 墓掃除をしたことに起因している
確か 去年の暮れは 亭主が墓掃除したんだった
うちの墓は イナカゆえに 自宅の近くにあるのだ


去年は風邪をこじらせたせいで まともに
年越しの準備もできないで
亭主にはっぱをかけてこき使ったのだった


そうかそうか 
それで今年は自分の出番が少なくて済むと 思ったのか



やぁっと合点がいった
そうカンタンに この亭主がサービスを撒き散らすワケがない


しかし これは使えるな
この年末 残り少ない日にちのうちに 亭主の仕事をメモっとこう





アンタはん 覚悟はよろしおすかぁ~~~?
















受難

2007-12-26 11:32:31 | 独り言
クリスマス気分も 熟年主婦の身には関係なく済み
目の前のお正月の準備に 余念がない


家事はおろか 年賀状の段取りも気にかかるし。。。
客用の年賀状は 毎年亭主の仕事である
かなり まとまった数なのだが 性格上 期限内
出されたことは一度もない


亭主曰く


「年賀状だから 正月に書いて出すのが当たり前」


ほぉ~ 客商売じゃなきゃ それも頷けるがね
しかしナゼに今日になって シャカリキにプリンター
しがみついている?


数日前から 年賀状の不足分の購入について 亭主に
尋ねていた
毎年 数十枚の増減があるから


昨日の昼に 亭主がワザワザ 裏に来て告げた


「今年は少ないけど 後○枚かな・・・理事会のもあるし。。」


ふ~ん 理事会は新年会と兼ねるから 年賀状で出すのか


「うん ワタシも友達に出す分があるから 足して買っとくわ」


郵便局は近いので その足で早速購入した
なんせ 年の瀬は することは山積みだから 
ひとつずつ片付けないとね
と、ここまでは普通の話である


買ってきてから プリンターを動かしている亭主の
元へ持っていった


「○枚置いとくね?」

亭主は顔を上げるなり 言った


「普通のでいいんだよ・・・理事会に出す分は。。」


はぁ? 今アンタがしているのは何ですかぁ~?
年賀状づくりじゃないのか?


「あなた 今 年賀状刷ってるんだよね?
ワタシ 足りないのは何枚くらい?って聞いたんだよね?
で、 これって年賀状の話じゃなかったの?」



亭主の頭の中では 年賀状はすでに終わって 
理事会のことに移行してたらしい
ひとの話を聞いてないのだ


「アンタと話すのは 通訳がいるわね


勿論 亭主は聞こえないフリ ワタシはそこにいない
というフリ
で 本を読んでいる
要するに亭主の意向を汲めないワタシが悪いのだと
無言で非難しているのである


これは価値観相違以前の問題だね
相手に伝えることの出来ない亭主だから 勿論こちらの
思いが受け取れるはずもないのだ



いやぁ 失敬 失敬 すっかり忘れてたわ



お使いの車中でに こぼしたら 母が言った


「そんな人だったのは とっくに判ってたんやから しゃぁないな。
・・・今朝もな ○○ちゃん(嫁いだ娘)の風邪はどないですか?
って聞いたら なんて言うたと思う?

『環境が変ったから お疲れなんでしょうねぇやて 
ひとを小バカにした物言いには 腹立つわ」
 

あらら こっちのグチを聞いてもらうはずが
聞き役になってしまった



「せやけどな 最近は腹立ったら返事したらへんねん ハハハ」 おいおい



大体 昔から亭主は冗談が言えないタチだった
亭主にしたら そんなに重大なことじゃないと言いたかったのだろうが
いかんせん 慣れないから スベったのだ
妙な小細工しないで 素直に『大丈夫ですよ』で収めときゃいいものを。。


しかし この亭主は 話のタネには困らないもんだねぇ



それでも軟化傾向の維持はしたいのか
夕方に帰るなり 昼間のことなど忘れたかのように 
声をかけてきた


「灯油買ってくるよ」 おっ こりゃいい傾向だわい 
「あ、助かるわ お願いね こんな亭主を使わない手はないからねぇ


お蔭で ひとつ暮れの仕事が減った
いつぞやは 腰を痛めていたワタシに 
『ついでに灯油を買って来い』などと
厚かましいことを ほざいたのだ
勿論 速攻拒否したけれど


かように二面性のある亭主の気持ちに 振り回されるほど
こっちは甘くはないのさ
その代わり お酒のお代わりは許可してあげた
・・・いい嫁じゃん


しかし亭主の受難は その後に来たのである


テレビで 美容整形医の所業を弾劾していたのだが 
内容は腕の刺青を消したいと訪れた若い娘に 
醜いケロイド状の傷を負わせたことだったのだが
亭主は あろうことか「刺青をした方が悪い」と言ってのけたのだ


速攻 娘とワタシが切って返した


「そんな問題じゃないでしょ?
「消したいと言ってきたのに ふつう非難する?
「医者のすることじゃないじゃん?


したのが悪いと言うなら 包丁振り回したアンタはどうなのさ?
だったら いっぱしの教養者ぶるのは 許されないだろ? 


その後 亭主が黙ったのは 言うまでもない




なんなら 一生 黙っといてんか











計算?

2007-12-21 23:04:15 | 分析
最近の亭主の軟化傾向には 不審ながらも ちと期待感
あったのだが やっぱりモラはモラだと。。。


上の娘の持ち帰った問題は 足の確保から始まり 就職の心配
あって 親心としては どうにかやっていかれれば それでよしと
していたつもりなのに


亭主は それ見たことかと言わんばかりに ここぞとチクチク
皮肉を言う
親心の裏返しと言えば 聞こえはいいが・・・それも度が過ぎる


娘はスロースターターで マイペースとくれば 十年のブランク
一朝一夕には直らない
しかし それなりに娘もガンバっているのだから 
やる気を萎えさせるのは いかがなものかと思うのだが。。。


お蔭で また昔のクッション役に没頭している自分に気づく・・ヤレヤレ
あっちでヨイショ こっちでもヨイショ そして時に叱責もは
・・・疲れる


やっぱり亭主には 天敵娘の弱味を 自分に服従させるのに
それとなく利用しているのが 見え見えである


亭主は自分の出番が増えたせいで楽しいのか 今日は
口笛まで飛び出て 子供らと目がテンテンである
その上 テレビのチャンネル権はおろか お風呂でさえも
(亭主は2日に一度なのだ・・・バッチィやつめ)
一番に入ろうと試みるのだ


注)うちはオトコが一番風呂とは限らない・・きれいに使う順なのだ
その方が 洗濯に使う際も合理的だし。。
亭主は息子よりも気を遣わない・・ワザとかと思うほど 
使った湯が汚れている


いつぞやには「風呂とトイレは汚れるもの」と豪語したこともある
しかし一度として 自ら掃除したことはない
だから当然 ワタシか娘が一番目に入る率が高くなる


しかし兼ねてから不満があった亭主には ここで家長一番制度
(うちだけの ワンマン制度)を 推し進めようと言うわけだ


そうはイカ(いかん)のなんとかだぃ!!


下の娘なら 速攻で 亭主に非難の言葉を投げるから
亭主も一応 控えめなのだが いかんせん 上の娘は
弱味があるので言い切れないらしい


その度に ワタシは娘に言う


「それとこれとは 別。 家族なんだから遠慮しないで言えばいいよ。
言わないとお父さんの場合 気づくまでかなりの時間が
要って 却って精神衛生上 よくない!!」





多少父性愛らしきことも 見えなくは無いが どこか計算が見えてくる
無償の愛と言う言葉を知らんらしい


今日も帰ってくるなり 本を買ってくるとか言って 
娘に「クルマを貸さないか?」と言っている
これは実質的に『貸せ』と命令しているのだ
そして ルンルン気分で娘のクルマに乗って出かけていった


娘よ 嘆くな もうすぐして就職したなら 
きっぱりと断われるさ
下の娘のときには 娘自身がおカネを出して
買ったクルマだから 
亭主は一度も乗っていない・・・乗らせてもらえなかった
娘が断わるからである


今度の上の娘の場合は 一応『セカンドカー』の扱いになっているから
大手を振って (乗ってもいいのだ)を態度で表しているのだろう


何だか お粗末な精神構造が見えて ウンザリする



まぁしかし いつまで持つやら。。。。ごろうじろうだね





考察

2007-12-18 12:00:05 | 独り言
亭主の微妙な変化は続いている 
この数年来の中ではダントツの出来である

 
例えば話の受け答えが結構普通。。。?
地域の会合での決まった事もちゃんと伝えるし、
些細な気遣いも増えた・・・し 


なんじゃ? 


環境が変わったせい?
天敵1号と2号の入れ違いに際して生じた父としての
立場を 思い通りに世間にアピール出来た満足感? 
…なんと偏屈な見方をするのかと思うが これも全て
この数年間の地獄を経た結果であるから仕方が無い 



いまさら亭主を信じるなんて出来ない相談だが 
上辺だけでも普通に・・・極々普通に(強調)日常の会話が
出来るなら 毎日の生活も気楽なことだろうさ



ほら魚心あれば水心とも言うじゃないか 
しかし元には戻れないことは 変わらない 
子供らと出る会話も 「いつまで続く?」なのだから情けない



ただ亭主を上手く転がせるコツが 少し判ってきたような気がする 
必要に迫られて亭主を頼ったことも いいように転がすきっかけに
なったのかも知れない



必要とされている=存在感がある=所帯主の威厳の保持


そこまで固執しているとは思わなかったが モラ亭主としては
固持したいことだったらしい


しかし それに固執せざるを得ない状況が ナゼ起きたのかを
考えられないのが亭主なのである
それは ワタシを長年ないがしろにしてきたのを認めざるを
得ないから 


認める=自分が悪い になるからである


普通なら 悪いなら悪いと認めることで 次のステップ
反省→関係の修復に繋がっていくものなのに
どうしても認めたくないという 厄介な性格が この数年間の地獄を
作り出していたのに 気づいていない
いや気づいていても 認めることが『負け』になるのでガマンならないのだ


たかが嫁ごときに 一家の主が 負けを見せるのは沽券に関わる・・・

 
まったく めんどくさいヤツだねぇ

数年の地獄を経て 見つけた答えが こんな了見の狭いモラオトコの
存在だったことだったなんて
自分の人生を こんなオトコに任せていたことが口惜しい


自分の中で形にならなくて渦巻いていた感情が
ここに集約されている
支え合って人生を謳歌するはずだったのに そばにいるのは
ただ甘えさせてくれと自己主張するだけの亭主だったとはねぇ



こちらが困っても助けることすらしなかった亭主に 
これ以上の慈悲を垂れる必要はないだろう
これからは回収することに終始するが妥当と思われる


この一線をくずさなければ 安穏な将来が開けると思うが
どうなんだろうなぁ


モラ亭主よ  
残念ながら 共同作業で多少の感情の軟化を
試みても 所詮割れた茶碗は 欠けたまんまなのさ
何十年のないがしろは この先の長い贖罪の道を歩むことで
修復されていくかも知れないよ?



娘の結婚式のスナップ写真が出来てきた
会場サイドに頼んでいた分だが 大量である・・約350枚余り


一枚ずつ眺めていると・・・出た出た 亭主の号泣写真
破いて捨てたいところだが いやいや証拠写真に取っておこう
って 一体何の証拠だか




この泪は ウソかまことか どっちやねん? 









父性の復活?

2007-12-15 11:55:31 | 独り言
亭主の変化は 微妙なバランスの中でアップダウンしている


たぶん 父性復活を 淡い期待を持って臨んでいるのか?


仕事以外では いまいちリーダーシップの取れない悔しさに
苛まれ それが生まれ持っての ひがみ根性が加味して
モラ酷似の様相を呈しているのやもと 最近思う


しかし 男らしくないのは事実だわね
案外 別世ではワタシがオトコで 亭主はオンナだったかも知れない
常軌を逸した ヤキモチぶりも そうだと思えば納得できる


一番いいのは そんな亭主の歪んだ理屈に振り回されないことか。。。



夕べも お酒を二合も呑み 舌が滑らかになったのか 上の娘の
今後について 非難のような説教のような?
ブツクサと文句を言い始めたのだ


「ところでぇ・・・ 就職活動はやってんのぉ?」
「やってるよ」
「その割りには 一日ゴロゴロしてるじゃないか?」
「はぁ? 今待機中で 週明けには説明会あるんですけどぉ~?
「・・・・オレの時にはぁ・・・・さ?」酔いが回ってきた?


息子も娘もイヤな顔をして 亭主を眺めている
仕方ないので フォローするか


「あのさ この前も話したけどさ  今待ってるんだそうよ」
「・・・・オレの時にはぁ 待ってても毎週 
顔を出して心象をよくしたもんだ」

「今はね 端末叩いて職探しをしてるから 一対一で係りのひとと
話すのは 昔のようじゃないみたいだよ」
と息子
「・・・・そうかぁ? 心象は大事だからぁ。。。」聞いてないよ こりゃぁ
「酔ってんじゃないのぉ? 人のいうこと聞いてないじゃん」娘が言う
「お父さん 心配してるのはよく判るけれど シラフの時に言ってやってよ?
酔って言われたって 説得力ないし。。。」

「・・・あ、そ?・・・・ でね オレの時はぁ・・・・」 
次の言葉も浮かばないんじゃ もう寝た方がよくないか?
「とにかく週明けまで 待ってるって言ってるんだから 
それからでいいじゃない?」

「・・・・ふん?  うん 。。。。はぁ~~~~」 


言いたいことが伝わらないもどかしさ?
こっちだって 言いたいことがアンタに伝わってないのが 
もどかしいんだけれどね
たぶん いい父親をぶりたいんだろうけれど 酔ってちゃヤブヘビだろうよ


しかし 亭主は中々アキラメきれないらしく 娘の説教がいちおう済んだら
今度は 給水ポンプ(お風呂の残り湯を洗濯に使っている)の調子が
悪いと聞いて 直すと言い出した


どうやら オレは家長だから かように役に立ってると言いたいらしい


こうなるとダレも止められない
ストーブの前で ポンプを分解してまた組み立てて・・・
あらら モーター回ってるのに部品かぶせようとしてるし・・・壊れるがな


数分が過ぎて 小さなポンプは一応直って 風呂場に置き去り
なっていた

「明日 試してみてください」

そのままフェイドアウトした亭主は さぞや気分はいいんだろうねぇ
しかし いつになったって 後始末は出来ないらしい
散乱している 道具類を片付けながら 毒づいてみた 


酔った勢いで されても メイワクなだけじゃん 


そして翌朝 試運転してみようと 風呂場を覗いたら あらま
このところのくせで 子供が風呂の湯を捨ててしまっていたのだった


お疲れさん~~~まったねぇ




お歳暮

2007-12-14 11:41:37 | 独り言
先日の見学者から お歳暮が届いた‥ちっちゃい 


そら折角 嫁公認師弟関係作りたかったのに とんだ古傷のせいで
断らざるを得なかったからねぇ 
でも頂きものをしたなら きちんと お礼はしないとね 


うーんワタシが代理でハガキなと? 
いやいや亭主にさせよう 


で、ランチの時に亭主にいってみた 


「このお礼さぁ あなたハガキでも出しておいてね」
「 う、うん」 ふむ目を合わせないのは ちとバツが悪い?


ハガキといわず何ならメールでもええけどな 
ほらメールから始めましょうってアンタの常套句だったじゃん? 


黙々と目線を落しながら食べる亭主に 次の言葉を投げた 


「あーお礼書くときさ 嫁も喜んでましたって書いとけばぁ?」 



亭主は一瞬箸を止めて 黙って頷いた 
心なし耳が赤いのは 意識しすぎたせい?
それとも怒りをこらえてる? 


あっ あれを確認するの忘れてるがな。。。絶好のチャンス! 


「ねぇねぇ アレ断ったよね?」 


ほんとは転送メールで知ってんだけどさ 
アンタの口から聞きたいのさ 
と、覗きこむように聞いたら亭主はまたも
目線を合わせないで頷いた 


よっしゃ この次はないっちゅうことやね
問題は ひとつかたづいたね


その夜 亭主は恒例の勉強会に出かけた
子供らと食卓に 頂いた食品を並べて 食す・・・美味しい


明けて 朝餉にも出してみた
平日の我が家は 分刻みで ところてん式にひとりずつ出て行く
今日は息子が一番先だった
食べ終わった後の食卓には 昨日の頂き物も見事につつかれて
残骸がぽっちり


夕餉に補充しようと そのままで亭主の番になった
そこへ上の娘(天敵1号)が下りてきて 朝のご挨拶
ついでに亭主の横で 自分のカップにお茶を注ぐ
で、亭主に言った


「お父さん これ食べたぁ?」と頂き物を指差す
「・・・いい」 残骸はつつかないことにしてる・・・らしい?
それとも もう係わり合いたくないとか?
「え?美味しいのにぃ~~」とまたいじる娘
「・・・・・」

そのままキッチンに来た娘が ワタシの顔を見てニヤッ
(それ以上は おしまいにしなさいよ)と目で応えるワタシ


痩せても涸れても 亭主は この時期 社会を乗り切るための
大事なアイテムである


ただいま求職中なれば 娘の足になるも 亭主の名でこそローンの
肩代わりもスムーズに行く
しかし そのことも一朝一夕にはいかなかったのは モラゆえの哀しさ?


とにかくクルクル変るモラの特質で 夕べの話も明けたら 気分の低下で
なかったことになることも ままある
この時もそうだったので カチンときたワタシが亭主に詰め寄ったことだった
(『その後』11/27記 参照


普通の親は そんなブサイクなことはしないだろうよ
ましてや自分の醜態をさんざん見せた後じゃなおさらだよね?


しかし ここがモラたる由縁


自分に歯向かうものは すべからくみな『敵』だから 
機会あれば潰すべし・・なのだ 


だから車のことで オレに手を焼かせる天敵は
(すでに娘じゃなくなってる?)
逐一 そのことを思い知らせるのは 当然なのさ


代弁すればこのようなことだろう



でもとは恐ろしいもんで そんな因子を隠れ持つ天敵1号も 
そんなオヤジに対処すべきワザは 心得ているらしく 
恩は恩としてありがたく思っても 理不尽な駆引きには 
それ相応の刃を持って報いることも 忘れていない


やっぱりモラには モラ返し的な反撃が一番かも?
この世は 理不尽なことばかりが まかり通っているから 
せめて我が家では 正義は大いになければならないと
思っている昨今である




明るい年末は 明るい年明けになりまっせ~~~ 








ひと波乱

2007-12-12 23:15:57 | バトル
亭主の日ごろのモラ街道まっしぐらも 鳴りを潜めてか 
反応が普通である
心機一転とばかりに 何やら変化したのか?



しかし そこに行き着くまでに ひと波乱あり



祝い事に乗じて 大盤振る舞いだった家計を締める時がきた
ところが この亭主は早々に忘年会を企画 取り仕切り
自ら進んでしていたのだ 


下の娘の結婚式の翌日に 第一回目の忘年会が入っていた
さらには週末ごとにも忘年会が並んでいるではないか


え???



せっせと節約生活したのは 娘に恥をかかせまいとのワタシの努力
お蔭で なんとか形はできた
それを知りながら 済んでしまったら 今度は自分の
お付き合いとばかりの狼藉・・・しかも労いの言葉もなしでっか?



あのお式のときの 号泣はいったい何だったのかと 沸々とまた
沸き起こる 不信感と怒りは 数日後噴出した


出て行く娘と帰ってきた娘の荷物の入れ替えと整理
ほぼ終わり 各々の新しい生活への始動も
着々と進む中  やっと普段のお使いをと行きかけたワタシに
亭主が言い放った


「もうすぐ出かけるから・・・(クルマを使う)」
「え? なに??(聞いてないけど)」 


聞けば 何やら業界の会議が 昼間にあるそうな
ついつい 愚痴がついて出た


「折角 お使いに行こうと思ってたのに 
早く言ってくれないと予定が狂うんだよね」




途端に 亭主は硬化した


「カレンダーに書いてある」
「はぁ?このところの忙しさで見る暇なんかなかったし
いつも言ってるでしょ?ちゃんと口で伝えてって!」

「何を 毎日出かけることがある?」あらら 矛先変ったがな



ではひとこと言わせて貰いましょかね



「あのねぇ 好きで出かけてるわけじゃないのよね。 
お式が済んでからは上の娘のことで 奔走してるんじゃない?
あの子が 一日も早く 仕事を見つけられたら うちも助かるでしょ?」



亭主はおカネのニオイがする会話はキライなのだ
足りない足りない不足を言われてると思うのだろう
確かに 足りない・・・
しかし足りないなら 足りないなりに 家族で
協力しあえば乗り切れるのだ


たとえば 忘年会のひとつかふたつは 今回は遠慮するとかね 
たぶん それを引け目に感じるから いつもの意趣返しになるのか?


「足りないなら アンタが外で働けばいいんじゃないですか?
ネットで探せば求人は いっぱいあるんだからさ」


なんだ? この横柄な態度は?
またも普通の嫁はパソなんかしないってか?
これで煙に巻こうたって そうはいかんのだよ


「なんでそうやって アンタを助けないといけない?
今までの分で充分でしょうが?
(慰謝料でさえ満足にくれてないじゃん?)」

「足りないなら 働けばぁ? 足りないなら働けばぁ? 
足りないなら働けばぁ?(以下同文が続くので省く)」



アホのひとつ覚えみたいに同じ言葉を繰り返す亭主に 
つい言い放ってやった



「うるさい!!




さすがに 気色ばんだ亭主はギョロ目をランラン
させて 睨み付ける


「うるさいとは なんだ!!」
「うるさいから うるさいと言ってる!!
普通に話が出来ないなら この前のお式にめえめえと
泣いたのはいったい何だったのさ・・・お芝居か? 
みっともないったらありゃしない」

普通の父親を気取るんじゃないったら 
「・・・・・・・」


言い返せないところをみると ほぼ当ってる?
その場限りの感傷に浸たってたってことか
それとも憤怒のあまり言葉もでないとか?



思いっきり軽蔑のまなこで 亭主を眺めながら 
お使いに出かけたのであった



付け焼刃の落ちるのが 早いこっちゃねぇ~~






天気晴朗なれど波高し

2007-12-04 22:24:35 | 独り言
娘の結婚式の日は晴天で なんとか順調に運んだ

(これも日ごろのワタシの精進の賜物

亭主も朝から ワタシの指示の元に(前夜まではしぶしぶ)嬉々と
動いた
モラの晴れ舞台だもんね
叔母(包丁事件のときに世話になって以来 亭主は ちと間を置いてる)と
弟夫婦をホテルまで迎えに行く役である


その役を頼んだ時の亭主のことば


「オレは酒が呑めないのか?」 呑むことしか考えないのか?
「はぁ? 人手が足りないんだから親戚はうちらで送迎しなくちゃ。。
帰りは 代行か ダレか運転するし
 


それぐらいしか お役に立たないんだから お気張りやす



(義弟)は大都会から前日に来ていた
弟の嫁は 不倫関係を経て嫁になったいきさつがある 
その当時 亭主を引き連れてわざわざ飛行機で行って 
がん首そろえて説教をしたこともある


弟が作った借金のせいで サラ金業者からの催促に怯えながら 
待つ家族がいながら 半同棲していたふたりを 倒れた義父に
代わって諌め また嫁の実家に頭を下げにも行ったのだった


もちろん亭主は隙あらば 逃げたい一心だったようだったが
しっかり その役を務めさせたことだった
きっと 他の楽しみをしたかったのだろう


それにワタシも内心 今まで義弟に振り回されたお返し
したかったところもあったのは否めない


その後 弟が破産宣告し 離婚もした後で 無事夫婦になったが
相次いで新しい嫁の両親が倒れて 介護をする憂き目に遭い
今は子を作る機会もなくして 二人で暮らしている


人間やはり どこかで帳尻あわせをするのだと思った次第である
しかし それなりにシアワセそうだから よしであるかな




さて 迎えに行く前は 余裕を見せていた亭主だが こっちが着付け
している最中に 義弟から電話があった


「ねぇ まだアニキ来ないけどさぁ?

・・・・案の定 道に迷ってたらしい。。。。 
ったく 使えない亭主だ


しかしなんとか間に合って 花嫁のエスコートのリハも終え 
両家の親族の顔合わせも済んで挙式も滞りなく 
進行した


エスコートしてくる亭主は緊張気味だった 
そして娘のドレスを踏んづけたときには どうなることかと
ハラハラしたがなんとか新郎にバトンタッチできたのである


しかし 最近のオトコは涙もろい
新郎の父親が すでに泣いていたのである・・・???


あとで聞けば 娘がきれいなのにカンゲキしたのだとか
そういえば娘を持っていなかった。。。ありがたいことである
しかし 普段の娘を見ているワタシは なにか針のムシロ状態だった


娘のために 付け焼刃が落ちないよう 祈るのみである


今の結婚式も昔のとは違って 今風というかまるで忘年会のような
盛り上がりで 名刺交換の場でもあった
しかし 友人の多いふたりに温かいサプライズも用意されていたりで
アットホームなまま終えることができた


一番のサプライズは 亭主だった


号泣したのである・・・アンビリバボーである


こういうセレモニーには付き物の 両親への感謝の言葉の中で 
娘は苦心惨憺して 亭主との思い出をしたためていた 
そのいきさつは 知っていたのだが・・・まさかね


フタを開けてみたら 亭主は隣りで ヒックヒックとあられもなく
泣いているではないか
しかもライトアップされてるなら モラの独壇場?だったのか


お蔭で息子が撮ってくれたビデオのワタシは 
ドッ白け 満載だった



ふ~~む モラって ここまで変身できるのか