ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

パンドラの箱 フシギ本命

2010-04-29 15:18:17 | 独り言


亭主のフシギはまだ続く


新しい住まいにも慣れ 亭主の仕事も段々安定し 平穏な中にも
フシギな亭主が 現れては また一段落し
そんな繰り返しだったが 一番記憶にあるのは
酔ってグチを吐いたときである


「オレ 大学行き直すから オマエ 働いて・・」


は? なんて? 気の迷い? 酒の酔い?


亭主の電報的な話のしかたは このときから すでにあったようだ
まず結論ありきでくるから 困ったもんだ



聞けば 実力のないヒト大学出というだけで 給料が自分より高いのですと
だから亭主の負けず嫌いの頭では 自分も・・ということなんだろうな
しかし短絡的なことよ


アンタのそんな夢のために ワタシが快く許可すると
思ったのか?


三人の小さな子供を育ててる時に 働けるかい!


どこから そんな考えがでるんだか
そしてついに フシギ本命がやってきた



妊娠したのだ・・ワタシが


ワタシは憤った
避妊の手当てなしの無理強いの結果だったからである
しかも 過去にも一度 流している
その時も 亭主のだらしなさからの結果である


計画性のないだらしなさで 二度までも流す結果となり 
その度に亭主がキライになっていった



亭主はさしたる良心の呵責もなく まるで他人事だった
考えると コレが亭主を生理的に嫌悪するはじまりだったかと思う


アテにならない亭主の代わりに ワタシが避妊手術をするかなと
考えたとき ふっと思った


ワタシばかり痛い思い(心と体)をしなきゃいけないのって理不尽だよね
ちっとは亭主にこの荷を背負ってもらっていいのじゃないか




男性の不妊手術である


そうして 断固たる態度で 徹底抗戦を申し出た(話し合い)
亭主の抵抗は 呆れた口実に表れた


「オトコが それすると役に立たなくなる率が高いと聞いた・・」


なんと哀しい言い逃れか
もう三人もアンタの因子は引き継いでるんだから 
お役御免は大変結構です
しかしながら ここはアメ鞭で ヨイショする


「あなたなら ダイジョウブ!(アンタの口癖やで)
それに ワタシも心配しなくていいし・・(ウソやけどね)」



亭主は観念したのか 友人『ふたりで受ける』と言い出した


はぁ? まぁ それで受けてくれるなら 結果オーライですが


しかしなんと 土壇場で友人は トンズラしたのだった・・ザンネン



仕方なく亭主は ひとりで予定通り 受けて帰ってきた・・・日帰りなのだ
歩いても響いて痛いのに よく日帰りさせたもんだと思うが
反面 痛さに耐えてる亭主を見てると 笑みがこぼれて仕方なかった


ちっとは人の痛みを 感じるがいいのさ
これで罪の意識も 軽くなるっちゅうもんだ


しかし負けてなかったねぇ 
亭主曰く

「手術はしたが 子種は採ってある  次の嫁が来た時に
子供が出来ないと可哀想だから」



本末転倒とはこのことだ
まず今の嫁の心配を先にしろよ
ザンネンながら 次の嫁が来る気配はまったくないが・・
家族への思いやり精神が 元々欠落していて 学習することも
出来ないオトコだったのだ


こんな亭主だから 複数の不倫も平気でできるのだと今はわかる
それも逃げ道のある後腐れのない相手ばかり?



いやいや 夢を見るのはけっこうだけど 
もうちっとレベル上げてくんない?








パンドラの箱 フシギな亭主

2010-04-26 17:29:41 | 独り言

始まりは 亭主とは 恋愛結婚だったこと


結婚前の亭主は 何をするにも積極的で 行動的で リーダーシップ
とれるオトコだった
しかし これが結婚して亭主の親と同居し始めたら まったく違うことが
すぐわかった


父親の前では 借りてきたネコだったのだ
近隣でも名高いワンマンおやじの義父の下で家業を手伝う身では
当然イニシァチブは義父で 亭主はいいなりの部下だった


不信感 その1である・・理不尽なことにもいいなりかい?


結婚当初の義父との軋轢は 一般の家庭とは 格段の差があって 
夢のバラ色の結婚生活は露と消えたのだった


それでも義父の傘下から逃れて 都会に住む機会がやってきて
大きな重石の取れた亭主は 結婚前のように生き生きとし出したが
今から思えば タガが外れただけだろう


本来の亭主の素地が出てきただけなのだ


口うるさい後家の経営するアパートの住人になってから
新たな試練が始まった 
大家は まるでみたいに(義母は優しかったが)
何かにつけて ワタシのすることに ネチネチと文句を言うのだ


やれ 干した布団は叩かないで・・ホコリが入る
やれ 隣室と共有の排水管のつまったのは 使い方が悪いせい・・修理代払わない


さすがに納得できなくて お隣りに尋ねたら 
同じように詰まって困っていたのだった 
すまながって 半金出してくれた


そんなこんなで まるで監視されてるみたいで息がつまり
亭主に言って慰めてもらおうと思ったら 逆に怒られたのだ


オレが探してきたアパートなんだからガマンしろだって・・なんで そうなる?


不信感 その2である


こういうこともあった
近所の公園で ヨチヨチの息子と行ったら 同じぐらいの子供を連れた
母親がいたのだが ちっとも挨拶を返さないのだ


都会人て そんなに周りと関わりたくないのか?


そんなこともあって こちらも挨拶しなくなったのだが 
またも亭主に同意を求めたら また怒られた


「挨拶返さないからって オマエもしないのがおかしい」


え? ただ 「そうだね 仕方ないよ」ぐらいを言ってもらえるかと
思っただけなのに? ナゼ アンタが怒る?


不信感 その3である


そしてまた大家のことだが どうやら子供のいる人には貸したくないらしく
更新を断られ 他の住まいを探すことになった
ところが亭主は より職場に近いところを所望して探すのは 子育ては
向かないところばかりである


そのことを指摘したら 逆切れして「オマエが探せば?」と丸投げしてきた


不信感 その4である


なぜ 子供の育てる環境自分の便利さを計りにかける?
亭主の給料では 都心の部屋では1kがせいぜいで 窓も少ない部屋に
一日中母子が過ごすのかい?


たぶん探せなくて自分に泣きついてくると踏んだ?
母の強さを知らんのか


さっそく新聞で調べた不動産屋に次々と電話して 物件を探したら
郊外で通勤に片道1時間弱かかるというが 予算内でしかも新築アパートで
6畳ふた間の2DKだった



亭主は ブンむくれだったが 反対する理由も無くなって越した
その後そこで 二人目三人目も産み 6年間暮らしたのだった・・めでたし めでたし



ほら 見てごらんな ワタシの言った通りやんか 感謝しなはれ~~ 


 

パンドラの箱 序章

2010-04-23 16:56:22 | 独り言
パンドラの箱を開けようと思ったが 面白い展開があった


亭主は 案の定 渋い顔で帰ってきた
しかし面と向かって言えないところが歯がゆそうである



いちおう業界の会長してるのに せこいことするもんだと
横目で見ながら 亭主のお出かけの用意をする

この夜はその業界の勉強会がある・・発足の言い出しっぺは亭主
この会は 常時平均15~20人前後の出入りがあるが いつも集まるのは
古株の4~5人 趣味と実益を兼ねて よくお遊びになる会でもある


そして数年前には 不倫の温床にもなった会
バレたときは 土下座して(ポーズで本心ではない)会の存続を
懇願した


本来の目的は 真面目な業界の勉強してて 毎年講習会を開催しては
いろんな講師を招いている


しかしこの亭主は これを隠れ蓑にしていたので
よほど許可すまいかと思ったが 『窮鼠ネコを噛む』になっても
困るので 許すことにした



それから今に至るが お陰で午前様になることもなくなり 
食事会なんぞも 不許可にしたので 夜半前には帰ってきているが 
平行して遊びの計画を立てるのも常であるが大目に見てる・・ワタシの優しさやな




たいていは山歩き・・・当人たちは登山だと言ってるが 山頂で
酒を酌み交わすこと多しで なんのための登山かと疑問に思う
そういった胡散臭い会でもあって いつぞやのムジナ氏
同胞でもある



そんな会だがいつも いずれかの仕事場で集まるので 
ほとんど費用はかからない


それでも 行く前は万一のためのお金を渡すのも この数年の
習慣になっている
お財布クリア作戦の一環である
余計なお金は 亭主の場合 悪巧みの元であるから こればかりは譲れない


で、このところの素行の悪さから ちょいと仕掛けてみた
「最近 会費集めないのね・・・元々いらなかったん?」 つぶやくように言うのがミソ



たぶんこれで亭主なら 没収された分を取り返すんだろうなと帰りを待った
いつも通り 早めの帰宅 そして使わなかった分の返却にコメントの追加



「今月からまた会費集めるって・・・・」


ほほぉ~~ 急に決まったん?・・・・たぶんウソ 絶対ウソやね? 



さてここからがワタシの独壇場である
亭主に風呂をすすめて 入ってる間に 亭主の自室を捜査した
風呂にすぐ入ったから 隠すヒマはなかったはず
・・・と 持って上がった数冊の雑誌をパラパラしたら~~


ビンゴ~~!!
ふふん 今度は野口さんの団体がいた・・しかも会費と同じ額ですやん




お疲れさま~~~~~ & お帰りなさいませ~~~



風呂から上がった亭主は そそくさと自室に引き上げた
そりゃ 大事な野口クンらの様子を見ないとねぇ
さて どうなることやらと一戦覚悟で ドキドキして待っていたら
バタバタと下りてきて いつもカバンを置いてるところに直行した



ワタシがパソを開いてる真後ろの棚である・・ちょい緊張
ガサガサした後に 今度は廊下を早歩きで移動 ププッ



「どうしたの?」 大事な野口クンたちが行方不明かい?
「いや・・・○○クンちに(忘れてきた?)」 ナゼ このワタシに聞かぬ?



亭主は 今度は表の車に 直行した


(きっと車の中に落とした?=明日の朝には アイツ(ワタシ)にバレる?
 

ふふん 亭主の頭の中で 渦巻いてるんだろうなぁ~~ユカイ ユカイ



こうして亭主の慌てぶりに やっぱりヘソクったことが確認できた
    
たぶん明日 ○○クンちに電話するんやろね?

モシモシ? ボクちんの野口クン 迷子になってない?って

そしてやっとこさワタシに没収されたと気づくんやね・・お疲れ~~


この バチあたりが~~~~~

 




パンドラの箱

2010-04-22 18:52:42 | 独り言

日々の雑事に追われて とうとう四月になって 例年になく残っていた
とうとう散ってしまった


いやいや 雑事に追われていたのも確かだが 代わり映えしない亭主の所業
呆れ果てて 中々書く気になれなかったのが本音かも


今日も今日とて 昼間に業界の用事で出た亭主
これがいつも 唐突なんだな
こちらが出かける用意をした後に言うのだ
先日も同じことがあった


「集金に行ってくる」 
「なんでお昼を食べる前に言わないの?
「・・・今 思いついたから絶対 ウソやな


今思いついたなら 別に今日じゃなくてもええやん?
こちとら 銀行やら市役所やらの仕事関連の用事もあるんだからさ


しかし 口まで出かかったが しっかり呑み込んだ
いつものパターンじゃん 気にしない気にしないと 自分に呪文をかける


そんなことの繰り返しの日々の中 今日もそんな展開だった
チッ 学習しないヤツはこれだからなと 内心悪態をつきながらも
ちょうどいいか たまにはチェックタイムもとらんとなぁ~~ 


と、亭主が出かけた後 仕事場の亭主の机へ・・
パソコンは最近はウザイんでいじらない
・・しかもこの機にとウィルスチェックをかけて出かけるのが常


へへんだ 転送メールで事足りてるわい
で、引き出しをチェックしたら とにかくファイルばっかを公私関係なく
ごったまぜに突っ込んである


どこまでもだらしないのは生まれ持ってのことやな


しかし・・・ ん? 一冊のレポート用紙の上に 一見きちんと置いてあるもの
穴あけパンチである で、よく見たらレポート用紙を挟むように置いてある

???


何でも乱雑な亭主の 作為的なニオイで ピピっときた


パラパラとめくれば おぉ~~っ!! 久しぶりの福沢さんがぁ~~~いた


その福沢さん 明らかにヘソクられましてんに見えるからフシギ
さっそく これは大事な娘の出産祝いの一部として いただく事にした




かようにつらつら思うに 亭主のこの癖は いったい何なんだ?

今の我が家の経済状況の逼迫さは亭主自身が一番知っていることである
お恥ずかしい話が 待ってもらった支払いを済ませたばかりなのだ


ワタシの慰謝料代わりの すずめの涙ほどの給与さえ今年に入って とんと
お目にかかっていない
亭主だって 毎月の収支で周知なのだが 「痛し痒しなんだろうか


オレの稼ぎが落ちていることは自覚したくないが コイツ(ワタシ)の慰謝料も
入らないことになるのが 非常に愉快だ



それぐらいのことしか考えてないのが 手に取るようである
幼稚な頭だからね
こっちが 亭主の顔を潰さないように やりくりに躍起になって
自分の小遣い・・いや給与・・・いや慰謝料か ええい どうでもいいが
それさえ いろんなところに当てているのがわかっているはずなのに これだ



最早 仮面夫婦だと息巻いてみても やはり表向き(心底)では
結婚した子供らや その連れ合いの実家への心配りは はずせない
亭主のように 自分勝手なことが許されるなら とっくに表向きさえ破綻している
そういう大人の考えを少しでも学習しているなら こうも
腹いせのように ヘソクリをし続けることはないと思うのだが・・



この際 愛情はもういらない 却ってメイワクなだけ
せめて 仮面夫婦らしく 建前だけでもオトナになれよ・・それだけである




しかし 亭主への信頼を無くし始めたきっかけとはなんだろうか
最近とくと考えてみた
元々 能天気なワタシゆえ すっかり忘れてしまっていたことがある
そして ようやく思い出したのだ・・・というか気づいた




亭主よ
キミはパンドラの箱を開ける ワタシの勇気ボタンを
押してしまったようだね