二、三日続いたお天気も 崩れて寒さが戻った
ご近所の梅の花も 寒そうだ
先だって 息抜きにムスメと遠出してきた
途中の道の駅で おいしそうな食材を買ったり
陶器をあれこれ見てみたり その後に 贔屓にしている
歌手のコンサートにも行って 知り合いにも会えたしで
楽しい一日になった
いつもなら ムスメもコンサートを見るのだが ジジババばかりの
コンサートはヤだと 車で待機
超イナカで山を越えて行ったので ネカフェもないし 仕方ないから
車中でもっぱら携帯をいじってたのだが 気が付けば
バッテリーが上がってしまった・・・超おバカなムスメ
日中 温かかったのも敗因で エンジンを回すのを忘れてたらしい
山越えしてまでも JAFって来てくれるのかいなと 不安のまま
会場の事務所で聞いてみたら なんと事務所の人たちが
飛び回って ケーブルを探してくれたり 車を移動したりで
ムスメのボロ車のバッテリーを助けてくれたのだ
なんていい人たちだろう
亭主には どこへ行くとも言わないままだったので
ケーブルを用意してもらうのに 理由が要った
翌日には また動かないかも知れないからである
ったく 余計なことをするムスメだ
最近の亭主は どこに行くときも 詳細は一切言わない
山に行くのも ひとりなのか 仲間なのか はたまた
どこぞのお知り合いなのかも言わない
会議があっても 何の会議で 何時からで どこでと
いうこともない
一切合切を把握されたくないのだろうが 大人げないのは
いつものことだから 気にもならない
まぁ 大抵 転送メールで どこに行くかぐらいは把握してるがね
だから こちらも遊ぶ時や 買い物も 敢えて 言わない
まさか ワタシがコンサート見てる間のヒマつぶしに
ムスメが車で携帯使い過ぎたなんて 口が裂けても言えない
フツウの亭主なら まだしも 人一倍 ヤキモチで
オンナのワタシが遊ぶなんざ 到底許せないことだと思っている
ま、しかし遊びには 多少のデメリットもあるわけで
その帰り道 ムスメは怖くて携帯つかえないので
車のナビを見て 運転しだした
なんていうかね ワタシも結構 方向音痴なのだが
来た道の感覚は残っている
しかし そんなワタシのアドバイスよか 車のナビを
信用したムスメ・・・・やっぱり迷った
だってね ボロのクルマなんだから 載せてるナビも当然古い
ということは ナビは旧道を案内してたわけで
奥深くて一台の車も通らない 枯れ葉の積った山道を
車のライトだけを頼りに進む うちら・・・・なんか出そうやん
ライトに浮き上がったのは 古いお地蔵さんでナゼか 周りには
花束がぎっしり置いてあるし・・・・
なんであんなに置く必要あるんかな。。。
無言のまま 同じ疑問が頭に渦巻く二人。。。。超コワイがな
そんなこんなで やっとこさ 家々の灯りがみえてきた時には
胸をなでおろしたのだった
一時は こんな遠くの山奥で 果たして家まで帰れるのかと
不安だったが 無事に帰り着いたのだった
しかし 不思議なことに 車の中ではずした指輪のひとつが
どこを探しても 出てこないのだ
車はおろか ゴミ袋まで何度 ひっくり返したことか
ひょっとしてと 車屋さんに ついでに細かなところまで
見てもらったが やはり出てこなかった
ムスメ曰く
「ウン 山の神さんが 無事に帰してくれる代わりに
指輪もらいはったんやな」
え~~~~~っ マジで言う? そんなアホな
しかも一番 気に入ってたのに。。。
うん ま、ええか また新しいのん 買うわ・・・な?