そもそも この亡くなったじいちゃんが 曲者で
まさに トラブルメーカーという名がふさわしいのである
イナカ故に 殆どまわりは農家が多い
でんばた(田畑)は 農家の命であるから増える努力こそするが
減ることなど ガマンできないのである
このじいちゃんの田んぼ の隣りが うちの田んぼ
もっとも 義父の代から農業はしていない
余談になるが 義父は農家の宿命である
畑の草取りが大嫌いで 若い頃 農家を継ぎたく
ないがために家出を決行したのだ
お陰で ワタシは農家に嫁いだのではなかった
この田んぼを近くの親戚(まわりは親戚だらけ)に預けて
お米を作ってもらっているが
収穫は 猫の額ほどなので大したことはない
預けて間もなく 親戚が世間話のついでに言った
「隣りのじいちゃんが 田んぼの境界線を勝手に削って
自分ちを拡げてるけど・・・」
オーマイガー
拡げるってことはうちの田んぼが狭くなる ってことで
この親戚の収穫も減ることになる
しかし亭主に言ったら
「大丈夫 登記してあるんだから。。。」
どうやら知らん顔しておくってことらしいけど
こんなのって 黙っとくもんなのか
親戚はどうするんじゃ?
それからもう 7.8年になる
だから 亡くなったと聞いて 子供らが言った
「おぉ これで侵食は止まったな」
「けど 息子がいるんじゃないの?」
そう この息子もじいちゃんに輪をかけて ヘンなのだ
じいちゃんが体を悪くしてから 帰ってきたのだ
嫁も一緒に挨拶にきたのに 一ヵ月後には出て行った
深くはダレも聞けないので 離婚したのかと思ってたら
葬式にはちゃんと並んで座っていた
成人した子供たちや孫もいたので たまげた
たぶん こんなじいさんに亭主も似てるとなれば
同居は もたなかったとしても不思議じゃない
この息子は一見 ヤクザ風な強面で 無口だが目つき悪し
あんまりお近づきにはなりたくないタイプ
この息子が また隣りに住んでる一人暮らし の婆ちゃんに
やれ枯葉が 溝につまるから庭木を切れだ のと 虐めるのだ
そのうち元気になったじいさんまでもが
庭木のあれもこれも全部切れと 一緒になって言い出し
応じないと夜になって玄関でわめいたり
引き戸をドンドン叩いたりしたそうだ
思い余った婆ちゃんが 反対隣り のじいちゃんに相談したら
このじいちゃんとも 元々畑の境界線でもめていたようで
更に 事態は三つ巴になって悪化
この亡くなったじいちゃんが この仲裁に入ったじいちゃんに
叫んだ
「ワシの葬式には来るな」
「行かんわい」
で、昨日の葬式も通夜も 参列しなかった
言った方も言われた方も なんだかなぁ
どうもこの地区は こんな お子ちゃまな 頑固じいさん ばかり
がいるようだ
まさにモラ夫の巣かも
こんな環境の中じゃ うちの亭主が モラ夫と呼ばれるのも
当然の成り行き なのかもしれない
まさに トラブルメーカーという名がふさわしいのである
イナカ故に 殆どまわりは農家が多い
でんばた(田畑)は 農家の命であるから増える努力こそするが
減ることなど ガマンできないのである
このじいちゃんの田んぼ の隣りが うちの田んぼ
もっとも 義父の代から農業はしていない
余談になるが 義父は農家の宿命である
畑の草取りが大嫌いで 若い頃 農家を継ぎたく
ないがために家出を決行したのだ
お陰で ワタシは農家に嫁いだのではなかった
この田んぼを近くの親戚(まわりは親戚だらけ)に預けて
お米を作ってもらっているが
収穫は 猫の額ほどなので大したことはない
預けて間もなく 親戚が世間話のついでに言った
「隣りのじいちゃんが 田んぼの境界線を勝手に削って
自分ちを拡げてるけど・・・」
オーマイガー
拡げるってことはうちの田んぼが狭くなる ってことで
この親戚の収穫も減ることになる
しかし亭主に言ったら
「大丈夫 登記してあるんだから。。。」
どうやら知らん顔しておくってことらしいけど
こんなのって 黙っとくもんなのか
親戚はどうするんじゃ?
それからもう 7.8年になる
だから 亡くなったと聞いて 子供らが言った
「おぉ これで侵食は止まったな」
「けど 息子がいるんじゃないの?」
そう この息子もじいちゃんに輪をかけて ヘンなのだ
じいちゃんが体を悪くしてから 帰ってきたのだ
嫁も一緒に挨拶にきたのに 一ヵ月後には出て行った
深くはダレも聞けないので 離婚したのかと思ってたら
葬式にはちゃんと並んで座っていた
成人した子供たちや孫もいたので たまげた
たぶん こんなじいさんに亭主も似てるとなれば
同居は もたなかったとしても不思議じゃない
この息子は一見 ヤクザ風な強面で 無口だが目つき悪し
あんまりお近づきにはなりたくないタイプ
この息子が また隣りに住んでる一人暮らし の婆ちゃんに
やれ枯葉が 溝につまるから庭木を切れだ のと 虐めるのだ
そのうち元気になったじいさんまでもが
庭木のあれもこれも全部切れと 一緒になって言い出し
応じないと夜になって玄関でわめいたり
引き戸をドンドン叩いたりしたそうだ
思い余った婆ちゃんが 反対隣り のじいちゃんに相談したら
このじいちゃんとも 元々畑の境界線でもめていたようで
更に 事態は三つ巴になって悪化
この亡くなったじいちゃんが この仲裁に入ったじいちゃんに
叫んだ
「ワシの葬式には来るな」
「行かんわい」
で、昨日の葬式も通夜も 参列しなかった
言った方も言われた方も なんだかなぁ
どうもこの地区は こんな お子ちゃまな 頑固じいさん ばかり
がいるようだ
まさにモラ夫の巣かも
こんな環境の中じゃ うちの亭主が モラ夫と呼ばれるのも
当然の成り行き なのかもしれない