3倍の意味

ようやく梅雨らしく　雨が降っている

昔は　関係なく梅雨なんぞ　うっとうしい季節は

なければいいのに・・なんて思ったものだが

さすがに　この歳になると　（そろそろ降ってもらわんとなぁ）

と　考えるから　おかしい

 

まわりでは　田んぼの準備が始まっている

季節の変動に変わりなく　毎年の営みが　粛々と整えられ

秋の収穫に向かっているのだ

自然の恵みを分けてもらっている生活を　感謝しなくちゃいけないなぁ

 

ところで　ムスメが会社から帰るなり　台所に来て　モノ申すには

「社長が『今度の課長は　3倍使えるから・・』って言った意味が

わかったよ・・・ったく」

 

おや　ハリポタくんの現状はどうなのかい？

話が通じるんじゃなかったっけ？

「う～～ん・・・違うタイプの使えんヤツなんかもしれん。。。」

フン？？？

どうも　一筋縄じゃいかない　御仁のようらしいのだ

 

たとえば　週末に入る前に　営業が立て替えた分を清算してもらいたいのに

「忙しいから」と　優しい事務の机に　その書類を置いていったのだと

おカネの類は　課長の仕事で　事務は触れないのを知っているハズ

仕方ないから　とりあえず　事務が肩代わりしたが　困っている

 

これじゃ　前の課長と変わらんじゃないか

こりゃ理解しとらんわ

 

それに　もうひとつ困ったクセがわかった

金庫（ムスメが挟んだ）のドアを　いつも開けっ放しにする・・らしい

ムスメが再三　注意しても　生返事なのだという

挙句に　言ったらしい

「また　開けなきゃいけないから・・」

ハイ？？？　金庫の意味は知ってる？？

大事なものを中に入れてるから　閉めないといけないんだよ？

次に開けなきゃいけないから　閉めないって　なんなのさ？？？

 

いるんだよね　こういうのが・・・うちにも　いるんだよ一人

亭主なんだよ

なんでも　後始末ができない・・した試しがない

 

ドアは　たいてい　開けっ放しが基本

トイレもたまに　開いたまんま・・ひどい時は　流し忘れもある

玄関も　なんどか　開けっ放しで　あやうく　ワンコが脱走しそうに

なったことがある

ましてや　靴箱なんぞは　いつものこと　

自室のタンスは　いつも　閉まったことがない

ムスメが　最近まで　換気のために開けてると　思い込んでいた

 

ハァ～～？？　余計　湿気が入るがな

長年　その生態を見てきたワタシは　ここに　亭主の性根が見えてると

思っている

 

無責任　ってこと　

最後の始末をつけられないってこと　

責任取りたくないってこと

 

だから　今度の課長も　責任転嫁のキングかも知れない？

ムスメが　統括している上の事務所の　お局から　それとなく聞いた話

「ここの会社の系列には　使えない社員が　三人いる」と言う

ひとりは　この前の課長さん　もう一人は　彼が飛ばされた北国の

支店長　そして　残った一人は　今度の　ハリポタくんだと言う

 

使えない三羽ガラスってワケ。。。

 

オーマイガ～～～～　よりによって　そんなんばっかり来るって

この支店って　まさに　その吹き溜まりだったんかい

早速に　事務同士の話し合いをした

 

来週明けに　いつもの全体会議があるというから

そこで　ビシっと　言うと言う

 

ここの事務所内でのルール・・一般的だと思うがな

優先順位もね

前の課長みたく　甘く見られちゃ　かなわないんだから

 

とりあえず　支店長にだけは　その話は言っといた方がいいな

 

「一難去ってまた一難」だが　今度は　阻止しようゼ～～

 

 　→　　ガクアジサイ（額）真ん中が花ですな

 

気晴らし そして 最悪

梅雨に入ったものの　雨が降らない

先だって　ムスメと命の洗濯に行ってきた

といっても　遠地にドライブがてらショッピングしただけ

 

それでも　出先で　古い友人とバッタリして　思いがけない

束の間の再会に　おしゃべりに花が咲いた

そして別れ際に　彼女はナニを思ったのか

ワタシの二の腕をガッシリ押さえて言った

「お互い　ガンバろう～～ね」

 

ハイハイ　わかったから　その手はずせよ・・とは心の声

一番　触られたくないとこじゃん

とくに　知り合いにはさ

これが　想い人でもあるなら　天にも昇る気持ちになろうが

いやはや　マコトにザンネンなり

 

でも気遣ってくれたのは　すごくうれしかった

一年ぶりだったから　ちょっぴり感傷的になったのやも

 

立話しで　しゃべくってる間　蚊帳の外のムスメは

ムクれてた

「長い・・・」

いやいや　すまんな　ついアンタの存在忘れてた

 

そんなことで　いい気晴らしになった一日だった

 

その翌日　ムスメが会社からlineしてきた　写メ入りで

『金庫のドアに挟んだ　今　病院・・・イタイ』

ナゼ　挟む？？？　どんくさいのぉ。。。

 　　オーマイガ　

哀れな親指は　赤く腫れて　痛々しい

しかしレントゲンを撮った結果　骨はダイジョウブだった

しかし　痛み止めの薬もなく　ただ消炎剤の入ったシップを

くれただけ

ドクターが言うには「どうせ腫れるから　氷水で冷やすしか

ないよ」ですと

（痛いのは　どうするんじゃ　ボケ）　とはムスメの心の声

しかし　ここが今いち　突っ込めないムスメの弱い所

そのまま　スゴスゴと会社に戻ったら　ネエサンが持ち合わせの

痛み止めをくれたので　なんとか凌いだらしい

 

ムスメの会社の　件の課長さんは　先週　去って行った

それも　挨拶らしい挨拶もなしに　風のように去ったらしい

あんだけ　お世話したのになぁ～～とは　事務や　営業ら全員の声

 

でも　事務所の中は　風通しが良くなって　落ち着いたんじゃないの

と聞けば

ナニ言ってんのさ　新しい派遣のヒトに新しく教えないといけないし

例のハリポタくんにも　今まで課長の仕事だったのを　ムスメらが

肩代わりしてたのを戻す作業もあるし・・忙しいのよ

と半ギレ

 

おまけに　社長が今月末まで現職なもんだから　最後のあがきか

接待だ挨拶だと　プールしていた会社の予算を

使いまくっているらしく　その対応にもいちいち振り回されてるらしい

 

社長から顧問になるので　来るのも週一ぐらいになるらしい

本当は　来てもらいたくないところだが（全員の声）

今まで単身赴任みたく　会社に近いマンションを借り受けていたのを

自宅（遠い）から来る形にするとかで　引き上げることに

そして　契約解除についての諸々の明細をみたらば　

フツウは敷金があるから　それですべて賄えるハズなのに　

使っていた冷蔵庫や洗濯機など　個人の負担分の処理代まで

請求明細にあって　ムスメはクビをかしげた

 

なんじゃ　こりゃぁ～～～？？？

 

というのも　前々課長が辞めるときに　同じことをしたのだが

敷金だけで処理できたのだった

で、　統括している上の事務所に電話して　いつもの　お局に

聞いてみたのだ

そうしたら　即答「そんなもん　払えませんよ！！」

だよね？

でも次期社長が　もう判ついちゃってるから仕方ないらしい

現社長という立場への忖度か　ただメンドイと思ったのか・・

 

果たして　次期社長は　出来るオトコなのか否か

まだ答えは出ていない

 

 

 　　　放置していた昨年のアジサイ

　青しその発育が顕著　植え替えないと。。

 

 

憂い・・そして 希望

月明けは　月末と同じく　仕事量が多い・・らしいムスメ

相変わらず　カエル（帰る）コール（古っ）が7時半を回ることが多い

丁度　夕飯の支度中が多いが　話したがるので付き合う

 

「今日は疲れた・・課長（前）がいない日なのに　いたから」だと

？？？

ムスメの会社は　別支店をふたつ一緒に社長が兼任している

小さな支店なので　補佐をムスメの会社から　出向させることが

多く　その任は　主に課長が担うことが多い

前課長は　未だ　事務の引継ぎやらで　毎日　とりあえず

ふたつの支店をおよそ　片道2時間かけて車移動している

で、今日は　別支店のひとつに行ってるハズだったのだが

その支店から　「来なくてもダイジョウブですから」と言われたらしい

 

「超ガックシだよぉ～～～」　とムスメ

 

来られても　仕事らしい仕事をすることもないし

却って　気を遣うだけ　メイワクだということらしい

その課長　そんなことは別に意にも介さず　

じっとパソコンの前で　手も動かさず

画面を見入ってるらしい・・・みんな曰く＝フリだと

それを横目で見ている　事務たちは　なんだか疲れるらしい

今週末には　送別会があると言う

ムスメの事務所ではなく　来なくていいと言われた支店で・・・

 

ウン？　アンタとこはしないの？送別会

 

支店長（この前　入院した）が「せんでいい！！」と言ってるらしい

フム　怒っている？？

あんなに親身になって　話も聞いてやり　仕事もしないのを

責めもせず　フォローしてきたのに　自分の都合で辞めるし

しかも　勝手に早めたりして　後足で砂かけまくりだからである

 

そうだよな　メイワクかけてる自覚もないし　次の任地への

部屋探しやら　嬉々と動き回ってたと聞くしねぇ

ムスメたちは　それでもどうしたもんかと悩んでる

送別会はともかく　今度の仕事場で　うまくやっていけるのかと

彼が　流れ流れてきた経緯を考えると　今度のことは

本社からの「肩たたき」じゃないのか思とうらしい

 

いい加減　自らリタイアしてもらいたいという表れかも。。。

 

ただし　本人は　まったく気づいてないという哀しさ

そうだね　行くところがないということで　ムスメの事務所に

流されてきたのに　途中リタイアにも関わらず　まだ行くところが

残ってたのが　みんなフシギなんだな

しかしまだ　４０代に入ったばかりで　肩たたきなんて　あるのかねぇ

 

イヤ　現に　彼がいるか

 

仕事らしい仕事もしないで　今まできたなんて　アンビリバボーだ

仕事もできない・・というか　しないヒトに　法外な給与を与えてまで　

雇用する理由はあるのかねぇ

単に　大きなバックボーンの親がいるからって　考えモノだ

きっと　メンドクサイ　ネコに鈴をつける役割なんて　ゴメンだという

輩ばかりなんだろうか

 

現実に課長の仕事ぶりを見てないから　ホントかねと思うが

派遣のネエサンが　この前　気づいたらしい

課長が机の上の書類を　一日に何回も　片づけては元に戻すという

眉をしかめ　困った顔で　それを繰り返す彼

その合間に　パソコンをじっとただ眺めて時間の過ぎるのを待つ

 

事務らは時間も惜しんで仕事してるのに　ひとり違う空気の中にいる

新しい仕事は　まったく覚えない　メモすら取らない

そして毎回　同じミスを繰り返しては　社長に叱られ　別支店からは

訂正の書類ばかり送られてくる

そして　それらの後始末に　みんな事務らが　走り回る

この繰り返しだったらしい

 

よく　一方的に仕事を与えないで　困らせるとは聞いたことがあるが

こっちは　山ほどしてもらいたいのに　拒否られるってあり得ないが

現に　いたことは　奇異である

 

贔屓目に見て　適材適所じゃなかったのだ

しかし　彼に見合う仕事を　社長以下支店長や事務までが

一心に考えてトライしてもらっても　効果がなく

結果　刀折れ矢尽きて　みんな　傷ついてしまった

 

そこのところが　彼にはまったく理解できてなかったようだ

とにかく

「ありがとう」「すみません」が　中々出てこないヒトだった

ただ口先だけで「すみません」とイジメられてますオーラを出す

 

どうすりゃ　いいんだい？

 

まぁ　もう今週で一応　終わる

何とも歯切れの悪い　終わり方で去っていく彼だが　

彼の　そして彼の家族の　これからが　平安でありますようにと

祈るばかりだ

 

 

 5/27  タネを蒔いてから10日ぐらい　青じそは遅い

  6/1 　バジルは間引いて　各2本ずつ　青じそ出てきた

 6/4　　青じその勢い強し　また間引かねば

水無月

さて　暦も替わった

衣替えは　まだ終わっていない

なんだか　はっきりしない日が多いしメンドウで　

取りあえず　まだ日中は半袖にカーディガン

夜は長袖と　まだ　中途半端だしな。。。

 

ムスメの会社は　相変わらず　課長さんは来ている

この一週間は　引継ぎだそうだが　ほぼ　まったく終わってないとか

新しい課長のハリポタくん（ムスメ命名）は気の毒なほど

疲れてきているらしい・・引継ぎが出来なくて。。。

 

それでもムスメら事務員は　少し気がラクになったと言う

なんせ話が通じる相手だから

見た目　年齢不詳の彼だが　どうやら４０は越えてる？らしい

それに　ちゃんと嫁も子供もいる・・

あ、前課長もそうだったっけ

 

ムスメたちが　彼に言った

「引継ぎは諦めて　新たに覚えた方が　スムーズに行くかもよ」

みんなが　悟ったことは　それだった

アテにすると　とんだ時間を喰うことになるから。。

 

新しい社長も　まだ　前社長が　顧問として出入りしてるから　

本音が見えないところがある

しかも　ムスメは　要注意人物として　前社長からのメモが影響してるやも

知れないから　気が重いのは事実

しかし　変わらず　真摯に仕事してれば　きっと判ってくれると

ワタシは思うがな

 

過去は振り向くな　前を見ろってね

 

ただし　うちの同居人は　未だ過去にとらわれてるようだ

どうしたって　ワタシを欺きたい一心らしい

自ら　不遜なことを仕出かしながら　最後まで騙し遂せない哀しさで

信頼感はゼロ

しかもそれを　こっちのせいだと　責任転嫁するから　

軽蔑が　それに加わるも　当人は　理解できないらしい

どうしたって　事実は消せないのに　それをも上回ることで

ワタシを　叩きのめしたいらしいのだな

 

残念乍ら　それには役者が充分じゃないのは　歴然だ

 

先月も　出費がかさんだので　各会合などで頂くお手当は

家計に入れてほしいと　ワザワザ　言ってたにも関わらず

相変わらず　パクってた

それでなくたって　仕事場の収入から　なにがしかのパクリは

しているが　大目に見てたのだ

 

ところがだ　それをいいことに　バレなきゃいいと　いつもの

クセで続けていたんだな

バレない根拠なんぞないんだよ

アンタ　毎月のスケジュールに　書いとるでしょうが？

会合に行けば　足代が渡されるのは　すべからく承知してんだからさ

ナゼ　そこがワカランのかね？

 

アンポンタンな亭主は　騙し遂せてると踏んだか　態度がデカくなり

気に入らないと返事しなくなった

目の前にいるのに返事しない　ワザと

 

チッ　そろそろ　ガサ入れしなきゃなと

夕方　帰宅してから　出かけた隙に　亭主の部屋をガサ入れした

カンタンなこと　いつも持ち歩いている　古い雑誌がある

中に　封筒やら　おカネをこっそり挟むのに　ちょうどいい

手帳は卒業したらしい

頭が悪いのは　ず～～～っと　同じ雑誌をボロボロになってまで

持ち続けていること

何十回　読み返したら気が済む？

 

案の定　出てきた　白封筒　　ふ～～ん　封も切ってないな

表書きは　亭主の名前と　「○○料」　そして会の名前

フムフム　この前のやな

ではでは　封を切ってしんぜよう

オヤオヤ　明細も入ってるし・・やっぱり　数日前の会合

微々たるもんやが　塵も積もればってあるから　ハイ没収～～

 

この間　数分とかからず

亭主は30分後に帰宅して　そのまま自室へ

夕飯に下りてきても　会話もない夫婦だけの食事

とっくに没収されてるのは　判ってるから　内心はドキドキのはず

 

なんせ　油断してるから　封筒も明細も捨てないで　

封さえ切らないときたからね　

もう「人からの預かり金」とも言えんしな

相変わらずのミスのダダ漏れで　デカい態度も消え失せて

いつもは聞かないのに「○○（ムスメ）は？」と聞く

ここんとこずっと　帰りが遅いのは知ってるハズ

フフン　雪解け待ってるのんか？

そうはいかんな

「仕事やがな・・・」

「・・・・・・」

早く済ませた亭主は　いつもはテレビを独占するのに

そそくさと　自室へフェイドアウト

 

フン　言い逃れの口実も考えんと　パクるばっかりじゃ

能がないっちゅうねん

自分が困ったときには　泣きつくくせに　こっちが

困っても　足蹴にするそのやり方は　何十年変わっとらんのう

 

さぁ　これで　今月と　来月に控えた遊びの予定は

堂々と履行させてもらうから　悪しからず

 

アンタは　家で　悶々と臍を噛んでればヨロシイのんや

 

 　　　サツキが見頃