先日行われた『第四回ギャグ漫画家大喜利バトル!!』が、
どのような経緯で行われたのかを、何回かに分けて、克明に描いてみます。
観に来た方も、そうでない方も読んでいただけたらと思います。
第一回 テーマを考えよう
第二回 出場選手を決めよう
第三回 女性が欲しいんだ
第四回 そして残る一枠が決定する
第五回 え?あの人がスペシャルマッチに!?
第六回 浦沢直樹の対戦相手とは!?
第七回 忘れちゃ困るぜ予選大会!
『ギャグ漫画家大喜利サバイバル!!』
なかのゼロホールで行われる本戦大会※への出場権一枠を懸けた予選大会。
今年も7月9日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催され、熾烈な争いが繰り広げられました。
そもそもこの大会は、本戦に出場したいけれども実力不足であるピョコタンが、
どうにかして本戦に出る手立てはないものかと、
三日三晩寝ずに考え抜いた末に思い付いた会心の企画であり、
「ピョコタンの、ピョコタンによる、ピョコタンのための大会」なワケです。
とはいえ、勝負は一切やらせなしのぶつかり合い。
出場者も一般から公募したギャグ漫画家の中から厳正な審査の上、僕が決定します。
ここでまず名乗りを挙げたのが村上たかし。
村上さんは前大会で名回答を繰り出すも、和田ラヂヲさんに初戦で惜敗。
よほど悔しかったのでしょう。
自ら「予選からやらせて欲しい」と申し出てくださいました。
しかも村上さんは広島在住。この為だけにやって来ると言います。
その心意気に感動した僕は「過去の本戦大会出場選手枠」として一枠設け、
一般公募の審査を免除し、出場させることに決めました。
心意気は、人を動かすものです。
ただし、「交通費、宿泊費は自腹で」という条件付きです。
さて、『サバイバル』は八人のトーナメント。
ピョコタンと村上たかしさんが決定しているので残るは六名。
一般公募では、二つのお題に対しての回答を募集。
そこに応募してきたギャグ漫画家は19名。倍率は約三倍。
なんだかチラシの裏に回答を描いたのを写メで送ってきたりするヤツもいる中で、
以下の六名が決定しました。
イクタケマコト 無名ながらも、応募作品にはかわいらしさと毒が混在した
独特の空気感あり。大会を掻き回してくれることを期待。
浦田☆カズヒロ アナルくんという前代未聞のキャラクターを武器に、
ピョコタンとの夢の下ネタ対決に挑む。
古泉智浩 ギャグ作家だとかストーリー作家だとかに囚われない、
飄々とした作風が持ち味。はるばる新潟から来京。
堀道広 前回の予選で見ル野栄司に敗れはしたものの、
自由な発想とアドリブの利く頭の回転の良さは優勝候補筆頭。
森繁拓真 あの東村アキコの実弟。もしも彼が優勝すれば、
本戦で夢の姉弟対決という、プロデューサー的にも有り難いカードが実現。
宮下拓也 前回予選でピョコタンに初戦敗退するも、今回の応募作は質、量共に高水準。
何より綺麗にレタリングされた文字が好印象。
女子がいないのが少々残念ですが、この八人で、去る7月9日阿佐ヶ谷ロフトAにて、
『ギャグ漫画家大喜利サバイバル!!』は開催されました。
今回は何よりも新しい試みとして「イラスト抽選会」を実施。
選手が引いたくじに描かれたイラストと、
トーナメントに描かれたイラストの関連性から、対戦順が決定します。
その関連性を選手、観客が一丸となって推理。
会場には大きな連帯感が生まれ、アットホームな雰囲気に包まれたのは言うまでもありません。
本戦では諸事情によりやむを得ず断念しましたが、
この企画は来年の予選でも行う予定。
試合内容はというと、本戦に負けず劣らぬの熱戦が展開。
本戦をより面白く観るためには絶対に予選からご覧になるべきです!
そんなこんなで優勝は、執念の村上たかし!
前大会に続いて二度目の本戦出場が決定しました。

詳細については審査員を務めてくださいました『日刊サイゾー』の方で、
詳しい記事が載っていますので、そちらをお読み下さい。
そして、これで本戦出場者が全員決定!…したかに見えた。(続く)
※本来は「本選」ですが「本当の戦い」という意味でここでは「本戦」と表記します
第八回 遅れてきた男(最終回)
どのような経緯で行われたのかを、何回かに分けて、克明に描いてみます。
観に来た方も、そうでない方も読んでいただけたらと思います。
第一回 テーマを考えよう
第二回 出場選手を決めよう
第三回 女性が欲しいんだ
第四回 そして残る一枠が決定する
第五回 え?あの人がスペシャルマッチに!?
第六回 浦沢直樹の対戦相手とは!?
第七回 忘れちゃ困るぜ予選大会!
『ギャグ漫画家大喜利サバイバル!!』
なかのゼロホールで行われる本戦大会※への出場権一枠を懸けた予選大会。
今年も7月9日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催され、熾烈な争いが繰り広げられました。
そもそもこの大会は、本戦に出場したいけれども実力不足であるピョコタンが、
どうにかして本戦に出る手立てはないものかと、
三日三晩寝ずに考え抜いた末に思い付いた会心の企画であり、
「ピョコタンの、ピョコタンによる、ピョコタンのための大会」なワケです。
とはいえ、勝負は一切やらせなしのぶつかり合い。
出場者も一般から公募したギャグ漫画家の中から厳正な審査の上、僕が決定します。
ここでまず名乗りを挙げたのが村上たかし。
村上さんは前大会で名回答を繰り出すも、和田ラヂヲさんに初戦で惜敗。
よほど悔しかったのでしょう。
自ら「予選からやらせて欲しい」と申し出てくださいました。
しかも村上さんは広島在住。この為だけにやって来ると言います。
その心意気に感動した僕は「過去の本戦大会出場選手枠」として一枠設け、
一般公募の審査を免除し、出場させることに決めました。
心意気は、人を動かすものです。
ただし、「交通費、宿泊費は自腹で」という条件付きです。
さて、『サバイバル』は八人のトーナメント。
ピョコタンと村上たかしさんが決定しているので残るは六名。
一般公募では、二つのお題に対しての回答を募集。
そこに応募してきたギャグ漫画家は19名。倍率は約三倍。
なんだかチラシの裏に回答を描いたのを写メで送ってきたりするヤツもいる中で、
以下の六名が決定しました。
イクタケマコト 無名ながらも、応募作品にはかわいらしさと毒が混在した
独特の空気感あり。大会を掻き回してくれることを期待。
浦田☆カズヒロ アナルくんという前代未聞のキャラクターを武器に、
ピョコタンとの夢の下ネタ対決に挑む。
古泉智浩 ギャグ作家だとかストーリー作家だとかに囚われない、
飄々とした作風が持ち味。はるばる新潟から来京。
堀道広 前回の予選で見ル野栄司に敗れはしたものの、
自由な発想とアドリブの利く頭の回転の良さは優勝候補筆頭。
森繁拓真 あの東村アキコの実弟。もしも彼が優勝すれば、
本戦で夢の姉弟対決という、プロデューサー的にも有り難いカードが実現。
宮下拓也 前回予選でピョコタンに初戦敗退するも、今回の応募作は質、量共に高水準。
何より綺麗にレタリングされた文字が好印象。
女子がいないのが少々残念ですが、この八人で、去る7月9日阿佐ヶ谷ロフトAにて、
『ギャグ漫画家大喜利サバイバル!!』は開催されました。
今回は何よりも新しい試みとして「イラスト抽選会」を実施。
選手が引いたくじに描かれたイラストと、
トーナメントに描かれたイラストの関連性から、対戦順が決定します。
その関連性を選手、観客が一丸となって推理。
会場には大きな連帯感が生まれ、アットホームな雰囲気に包まれたのは言うまでもありません。
本戦では諸事情によりやむを得ず断念しましたが、
この企画は来年の予選でも行う予定。
試合内容はというと、本戦に負けず劣らぬの熱戦が展開。
本戦をより面白く観るためには絶対に予選からご覧になるべきです!
そんなこんなで優勝は、執念の村上たかし!
前大会に続いて二度目の本戦出場が決定しました。

詳細については審査員を務めてくださいました『日刊サイゾー』の方で、
詳しい記事が載っていますので、そちらをお読み下さい。
そして、これで本戦出場者が全員決定!…したかに見えた。(続く)
※本来は「本選」ですが「本当の戦い」という意味でここでは「本戦」と表記します
第八回 遅れてきた男(最終回)