リュウケンドー:なぁゲキリュウケン、前にソフビ改造したけどよ、やっぱり“アレ”がないとなんか落ちつかねぇよな?
ゲキリュウケン:うむ、やはり我々には“アレ”がないとな。
そ…それは遠回しに“アレ”を実現させろと?
リュウケンドー:あったり前じゃねぇか!“アレ”あっての俺たちなんだぜ?
ゲキリュウケン:そういう事だ。
分かったよ分かりましたよ!やればいいんでしょやれば!
ただし!私の気の済む様にやらせてもらいますからね!文句は言わないで下さいよ!
リュウケンドー:四の五の言ってねーで、さっさとやれよ!
ゲキリュウケン:待て待て剣二、他者を動かすには飴と鞭を使い分けてだな…。
・
・
・
ほら、言われた通りやりましたよ!
リュウケンドー:じゃ、いっちょやってみるか!
ゲキリュウケン:剣二、“アレ”をやるのは構わんが
順番から言ってだな…
リュウケンドー:分かってるって!まずはこいつからだろ?
リュウケンドー:ファイヤーキー、発動!
ガシャ!
ゲキリュウケン:チェンジ。ファイヤーリュウケンドー。
リュウケンドー:火炎武装!
リュウケンドー:ファイヤーリュウケンドー、来迅!
オーダー通り、ソフビを改造してファイヤーモード作ってみました。
どうですか?具合は?
リュウケンドー:おーおーおー、ちゃんと出来てるじゃねーか!
ゲキリュウケン:ふむ、基本はゴッドリュウケンドーと変わらないようだな。
リュウケンドー:でもよ、なんか少し窮屈だぜ?特に頭が。
仕方が無いでしょう!ファイヤーモードのソフビは
ゴッドリュウケンドーと違ってプロポーションが一回り小さいんだから!
ゲキリュウケン:そういう事情だったか…それでは仕方が無いな。
リュウケンドー:それじゃ、次に行ってみるか!アクアキー…!
ゲキリュウケン:ちょっと待てリュウケンドー!
リュウケンドー:なんだよゲキリュウケン!せっかくノッてきた所なのによぉ!?
ゲキリュウケン:改造を始める前に管理人が言っていた言葉を思い出せ、
確か“やりたい様にやらせてもらう”と言っていたぞ?
つまり、これだけで終わるとはとても思えん。
リュウケンドー:もったいぶってんじゃねーよ!言いたい事があるならハッキリ言えよ!
ゲキリュウケン:一体何をしたというのだ?
この状態では、単にソフビを被せただけにしか見えないが?
その答えは、そのモードに隠されていますよ。ファイヤーモード
専用の魔弾キーと言ったら、ファイヤーファイナルキーともう一つ
は何ですか?
リュウケンドー:そりゃお前…そうか、分かったぜ!
リュウケンドー:コングキー、発動!
ガシャ!
ゲキリュウケン:ファイヤーコング。
リュウケンドー:出でよファイヤーコング!
リュウケンドー:よっしゃ行くぜ!ファイヤーキャノンだ!
ゲキリュウケン:待て、リュウケンドー!お前、ファイヤーコングの事を知らんのか?
リュウケンドー:なんだよいきなり!
ゲキリュウケン:いいか、このファイヤーコングはアクションヒーローシリーズ、付属のフィギュアと合体するギミックを備えているのだ。
合体すると、フィギュアの胸のクリスタルが発光するのが特徴だ。画像では光っていないが気にするな。
あ、あのですね。その事なんですが…。
リュウケンドー:で?
ゲキリュウケン:しかしこのフィギュア、合体重視で設計されている為、名前こそアクションヒーローだが可動は全く期待できない。
しかも、ミクロマンだとジョイントの都合で合体も出来ない上に、何よりサイズが合わない。そもそもファイヤーモードですら無い。
いやあの、話を聞いて貰えません?
リュウケンドー:あーもう、はっきり言えよ!
ゲキリュウケン:つまりだ!
比較的サイズの近いミクロマンでも合体出来ないのに、それよりも大きいAHP素体を使用した我々が、合体出来る筈が無かろう!?
だから、ですからね?
リュウケンドー:やる前から諦めるんじゃねーよゲキリュウケン!こういうのは気合で何とかなるモンなんだよ!?
ゲキリュウケン:無茶を言うな!
いや、だからその、無視しないで下さいよ!?
リュウケンドー:ホラ見ろ!出来たじゃねーか!
ゲキリュウケン:そんなバカな…まさか本当に気合で何とかしたというのか!?
そんな訳無いでしょう!これは私の改造の賜物なんですよ!
ゲキリュウケン:おお、そうだったか…いやすまんな、私とした事が、剣二の精神至上主義に振り回されるとは末代までの恥…。
リュウケンドー:おい、そりゃどーゆー意味だ!?
あ、あのー、そろそろ解説させてもらっていいですか?
今回の改造のテーマは、なるべく獣王には手を加えない事でした。
ソフビの方が加工しやすいし、なにより失敗してもまた買い直しやすいし。
リュウケンドー:やるまえから失敗を恐がってンじゃねーよ!男だろーが!
ゲキリュウケン:なるほど、転ばぬ先の杖と言う訳か。お前も少しは見習う
べきだな、ただ突っ走るだけではいずれ足元の小石に躓くぞ。
そして、ソフビ本体との接続は獣王のジョイントをそのまま使用する方法で計画を練っていたのですが、獣王付属フィギュアとの連動ギミックが障害となりました。
フィギュアには腰にスイッチがあり、そのスイッチを獣王に備わった凸ジョイントが押し込む事で先程お話した電飾ギミックが作動する仕組みなのですが、それを
残しておくとソフビとの合体に大きく干渉してしまうのです。ぶっちゃけた話、ソフビに穴でも開けない限りはマトモな接続など無理です。
そこで、思い切って当初のテーマに反する事になりますが、このジョイントをニッパーで切除しました。ファイヤーコングの場合は胸部中央に
このジョイントが配置されていて、それがデザインに取り入れられているので、それが無くなり少々違和感はありますがまぁ許容範囲だと思い
ます(故に比較画像は無し)。それに、はっきり言ってあの電飾ってウザいし。
ゲキリュウケン:電池を抜けば済む…という問題でも無いか。
リュウケンドー:電池抜くのもメンドーだしな。
あとはソフビの弾力を利用して、背中に獣王のジョイントを強引に噛ませました。
それと、やっぱり付属フィギュアとAHPではサイズが違うので、ファイヤーキャノンの後方にある安定脚を
1度分解して組み換え、従来よりもしっかり支えられる様にしてあります。まぁ、実際はあんまり変わりませんけどね。
リュウケンドー:見た目はそんなに違わねぇけどな、ネジ穴以外は。
リュウケンドー:ファイヤーキャノンで、敵を焼き砕け!
ファイヤーリュウケンドー、ファイヤーコングの改造はこれにて以上です。
付属フィギュアの場合は大きすぎるファイヤーキャノンも、これだと本編に近いバランスになったかなー?と満足しています。
それと、これはオマケです。上下を反転させて見ましたが、これはこれでかっこいいです。
リュウケンドー:それはいいけどよ、いつまでこうしてりゃいいんだ俺は?これ重いんだよ!
ゲキリュウケン:剣二、あんまり言うとまたコングが機嫌を損ねるぞ?
リュウケンドー:さて、気を取り直して次行ってみるか!アクアキー、発動!
ガシャ!
ゲキリュウケン:チェンジ。アクアリュウケンドー。
リュウケンドー:氷結武装!
リュウケンドー:アクアリュウケンドー、来迅!
リュウケンドー:おおッ!こりゃまたかっこいいじゃねーか!
ゲキリュウケン:アクアモードは曲線が多いせいで気付きにくいが、
斜めに張り出した肩アーマーが意外に正統派ヒーロー的なデザインだからな。
リュウケンドー:でもよ、やっぱり頭が窮屈だぜ…
これどーにかなんねーのか?
無理です。
ゲキリュウケン:…だそうだ。
リュウケンドー:じゃ、このまま次に行っていいんだな?
シャークキー、発動!
ガシャ!
ゲキリュウケン:アクアシャーク。
リュウケンドー:出でよアクアシャーク!
ちょっと待ってください。その前に、アクアシャークの解説を少し。
リュウケンドー:せっかく良いトコだったのによぉ…そんなの後でいいじゃねーか!
ゲキリュウケン:急いては事を仕損じるぞ剣二。
アクアシャークも付属フィギュアと合体し発光する、この基本仕様はファイヤーコングと同様です。ですが、アクアシャークの場合は
フィギュアの足の裏にある電極を介し、それから通電し発光する仕組みとなっています。つまり、獣王本体に凸ジョイントがありません。
そしてミクロリュウケンドーと合わせると…ちょっと大きいですが
中々良い感じですね。まぁ、乗ってるだけで固定は出来ませんが。
で、付属フィギュアはアクアシャーク改めアクアボード本体にある足型の枠のような形のジョイント、ここに脚を噛ませて保持する方式です。最初はこのジョイントをそのまま利用するつもりでしたが、足だけはソフビの流用では無くAHPのものを使っていますので強引に噛ませられません、そしてなによりAHP足の方が大きいので加工でもしない限りは入りません。
リュウケンドー:だったらやればいいじゃねーか、それをよ。
ゲキリュウケン:それをやると、確実に足が歪な形になるな。
その通りで、これを削るのは手間も含めリスクが大きすぎると判断し、そこでこんな方法を取ってみました。
アクアボード搭乗時に限り、足首をソフビと交換式にしたのです。もちろんそのままではジョイントと合わないので、それに合わせて
ソフビを加工します。これなら、最低限の手間でアクアボードへの登場が可能です。部分的に切除しましたが、搭乗時はそんなに
目立たないでしょ?それと、右足の受けジョイントには本来は付属フィギュアを支える凸型パーツがあるのですが、今回の改造に伴い
それは切除しました。もちろん保持力もそれに伴い、ソフビ足首の内側に木工用ボンドを塗って強化してあるので、リュウケンドー本体
を持っても外れないくらいにしっかり保持出来ます。
ゲキリュウケン:なるほど、考えたな…つまりミクロマンの手と同様の差し替え式にしたという訳か。
で、完成したのがこの画像です。
リュウケンドー:アクアボードで、敵を追いかけろ!
以上、アクアリュウケンドー&アクアシャークでした。アクアシャークは全獣王の中でも一番好きなので、改造が完了した時は感無量でした…ただ若干サイズが小さく感じますけどね。
リュウケンドー:だよなー、なんか落っこちそうなんだよな。
ゲキリュウケン:ボードと言うからには、あまり大きいと返って変なのだがな。
次回に続く
→Bパート
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