大きな世界の小さな部屋

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リンカネーション!その⑦

2008年11月01日 18時33分21秒 | ヘケヘケTF
次にご紹介するのは、デストロン軍団の輸送参謀“アストロトレイン”。


アストロトレインは、他の初期トランスフォーマーが元々はタカラ玩具“ダイアクロン”&“ミクロマン”シリーズの仕様変更品だったのに対し、彼だけは一からTFとして
生まれた最初のキャラクターです。アニメ設定では実際の製品と違いシンプルなラインでしたが、こちらの方は初代には無かった肩アーマーや下腕部パーツのお陰
でゴツくなった印象を受けます。しかし、少し頭でっかちにも見えますね。余談ですが、海外版はメガトロンさま同様にアニメ設定準拠カラーでは無く、初代玩具同様
にホワイトを基調としたカラーリングでした。


ご尊顔拝見。例によって旧作アニメ設定にアレンジを加えてあります。初代は頭部もシンプルなラインだったのですが、
こちらは頬や額、頭頂部等にモビルスーツっぽいディテールが追加され、ヘルメット的なデザインになっています。
この形って、ぶっちゃけV字アンテナを付けへの字口にしたらガンダムっぽくなりそうです。

アニメ設定では、元々は宇宙刑務所に収監されていた囚人の一人であり、同じ境遇のデストロン兵士“ラムジェット”、
“ダージ”ら(スラストは囚人仲間じゃありませんでした)と脱獄した後にデストロン軍団に加わったという身の上になっ
ているのですが、これはあくまで裏設定であり具体的な描写は第35話“ギャンブル惑星モナカス”で障り程度に語られ
ただけでした。彼は数少ない三段変形が可能なTF“トリプルチェンジャー”であり、スペースシャトル&機関車に変形と
輸送に優れた能力を備えているので、よく他のデストロン兵士の足となっていました。その為、比較的印象に残りやす
いデストロン兵士の一人だった…のですがこれと言って派手に活躍した記憶はありませんでした。尚、第二シーズン
ではナレーション&セリフではアストロトレインと呼称されていたキャラが目の前にいるはずなのに、何故か実際の映像
ではそこに出てきたのはサイバトロン戦士“ブロードサイド”だった…なんて珍事件もありました。どちらも大型ビークルに
変形するトリプルチェンジャーですが、陣営が違うんだから間違えるにも程があるぞ。

基本設定にも性格設定が記載されていない彼ですが、人間の列車にコンピューターを組み込み自分の兵士として改造
した時に“よーし、俺の言う通り繰り返せ!「我らはアストロトレイン帝国の兵士です、我らはアストロトレイン帝国の為に、
エネルギーを運ぶ事を誓います!」よーし、では俺の後に続けー!”と自分に酔っていた所を見ると、形式に拘るタイプ&
日頃から人の上に立ちたいと思ってたみたいです。まぁ、同じトリプルチェンジャー仲間のブリッツウイングと違い、常に
他のデストロン兵士に使われていた事が不満だったんでしょうね。気持ちは分かる。ですが所詮は輸送兵、後に目先の
メンツに気を取られ己の指揮能力の低さを思い知ることとなったのです。
付属コミックでは、スタースクリーム提案の陽動作戦で囮役を務め新宿で大暴れ、4人のサイバトロン戦士を圧倒する
という高い戦闘能力を見せつけていました。


可動は中の上クラス、腰と手首は固定(手首は別パーツですが残念ながら可動しません)ですが股関節は180度開脚可能で脇も上下にスイングし肩アーマーは独立
可動、そして首はボールジョイントで斜め上に向くことが出来ます。腕を動かす時に肩アーマーが背中の翼に干渉しそうですが、実際はギリギリで回避出来ますので
その心配はありません。腰と手首に目を瞑れば、基本的にストレスを感じる事無くポージングが可能です。ただ、基本的にアストロトレインは太めキャラなので、リジェ
の様なスマートキャラに比べると若干の弊害はありますね。


武器はイオンライフル、銃の形をしたなんのギミックも無いABSの塊です。
しかしその分、スコープやショットガンを思わせるポンプ等を完備と武器としての説得力に溢れているデザインなので、
ギミックと引き換えにした長所を存分に発揮しています。それに元々、私はお約束のミサイル発射ギミックって好き
じゃないんですよ。


ビークルモードその1、初代では機関車でしたがこちらでは新幹線になっています。初代は上記の通りホワイトを基調とした
TF&スペースシャトルが、漆黒の機関車に変形するという驚きがありましたが、こちらの方はグレー&パープルの基本カラー
が変わる事は無いので少し残念。そして、やっぱり旧作ファンとしては、時代を反映した新幹線よりも機関車であって欲しい
のですよアストロトレインには!ただ、ロボットモードに比べ細長くなった印象を与えるという驚きはあります。イオンライフル
には何のギミックも無いので内部に収納するのではなく、割り切って直接機体上部にジョイントで差し込む形になりますが、
元々デストロン兵士なので武器が露出していてもさほど違和感はありません。コミックでは、新宿を走る新幹線を後ろから
高速で押し出し脱線させようとしていました。


余談ですが、変形ギミックを応用すればご覧のとおりスペースシャトルの翼を広げる事も出来ます。
これ、どう見ても勇者特急マイトガインのマイトウイングですよね…コミックの方でもやっており、作者の
津島直人の趣味から察するに、やはりこれはマイトウイングのオマージュでやったんじゃないかと。


では次のビークルモード…その変形シークエンスはご覧の通り。
左画像から右画像への繋がりが分かりにくいので説明しますが、左画像から縦に180度裏返り右画像への形になります(左画像右側の逆さになったスペースシャトル機首を参考にして下さい)。


そして第二のビークルモード、スペースシャトル。配色設定もアニメに近いでグレーのシャトルです(しかし実際のアニメ設定はパープルでした)、
しかし翼の上にある新幹線の機首が邪魔ですね…。ちなみにイオンライフルは、ジョイントを介し底面についています。この時に限り、スペース
シャトルの形が崩れないように真横に倒して接続されているのが特徴で、外側からは見えない様になっています。


新幹線の機首が邪魔なので外してみると、すっきりと纏まったスペースシャトルになりました。付属コミックでは変形し飛んだだけですぐにロボットモードになってしまったので、出番は新幹線→ロボットモード
の中間形態みたいな扱いでした…。ノズルはメッキ処理されてますが、ノズルとエンジン部で違う色のメッキ塗装となっているので、美しい仕上がりとなっています。部分的にカラーメッキを廃して色分けする
という処理は珍しいですね、ミクロマンでもやってくれたらよかったのに。


そしてロボットモードへの変形シークエンス…
ぶっちゃけ仰向けから起き上がる形とシャトルモードからの変形はシンプルなので、それほど新鮮味はありませんね。


アストロトレイン:いいか!たった今からこの駅は、アストロトレインの本部にするぞ!

総評としては、ヘケヘケ初のトリプルチェンジャーとしては充分及第点です。可動も中の上、ロボットモードのパワフルなアレンジも中々いい感じです。
ただ、やっぱり新幹線へとモチーフを変更したのは頂けない…いや旧作ファンとしては絶対に譲れない部分なのですよこれは。ただし変形に関しては、
先頭車両のみだった機関車に比べ新幹線モードは二両編成っぽくデザインされていて、その為に各モードの1.5倍くらいの長さ&各モードが太めに
見えるのに細長い形に変化するという驚き、これは中々面白いのでなんだか複雑な心境です。いずれにせよ、やや粗削りですがトリプルチェンジ
という醍醐味は存分に味あわせてくれます。後に同じデストロンのトリプルチェンジャーことオクトーンも製品化されましたが……………………………
頼むからブリッツウイングも出してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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