総合実業高校1年生の皆さん約30名を対象に新城海岸で観察会です。

ちょっと暑かったのですが、観察会の概要を説明して、早々にエントリーします。


メインの観察&説明は大きなハマサンゴを囲んで。
直径3mを優に超える大きなサンゴですが、1個体(1匹)としての生物は
1mmほどの小さなサンゴ虫。これが巨大な骨格をつくり、サンゴでできた岩礁
(サンゴ礁)をつくり、さらには島をつくる…。そんな説明も入れつつ、
サンゴの隙間などにいる生物を紹介しながら、生態系で果たす役割などについて
学んでもらいました。

別撮りですが、この日見られた生きものの一部をご紹介します。

オオイカリナマコさん。長くなると2mにも達する細長が~~いナマコ。
観察会直前の下見で一時捕獲し、生徒さんたちに愛でていただきました。

こちらはジャノメナマコさん。いじると、白いソウメンのようなもの、キュビエ氏管を
出します。無毒ですが、粘着力が非常に高く、防御器官と考えられています。
もちろん、観察会でもめいいっぱい、出してくれました。

カクレクマノミさん。説明不要ですね。

デバスズメダイさん。他の小型スズメダイ類もたくさん見られました。

テリトリーに近づかれて怒り爆発虫のクロソラスズメダイさん(たぶん)。
ハナナガスズメダイさんと同様、近づいてくる人間を威嚇しまくっていました。
今回、観光シーズン突入ということもあって、駐車場が満杯、
そのために高校生のみなさんがなかなかビーチにたどり着けずに、
観察会の時間が短めになってしまったというトラブルがありましたが、
水面がとても穏やかで、とても観察しやすいコンディションでした。
高校生の皆さん、観察会を契機に地元の自然に関心を向けてくれるとうれしいです。

宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち HP