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宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち(RISMI)

活動記録や生物の紹介とか。マメな更新ができていませんが… m(_ _)m posted by コモン

総合実業高校・座学

2024-07-08 | 活動報告

総合実業高校のフード&環境クリエイト1年生、39人を対象に座学です。

本当は、新城海岸でのサンゴ礁観察会の予定だったのですが、
雷雨のため
急遽、座学に変更です(雷はシャレにならん)


1コマはサンゴのはなし。
1コマ50分なのに、急な予定変更で1コマ目が実質30分しか
なかったので、何だか大慌てな話し方になってしまった…。


もう1コマは危険生物のはなし。
こちらは担当の先生のリクエストテーマ。

この日の午前中に、大慌てでスライドつくった。

こちらは50分しっかり使っておはなし。
まぁ、自然界にとって人間が一番キケンっつー話もあるけどね。

 


宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち HP


7月定例会

2024-07-05 | 活動報告

7月定例会デス。

今回の勉強会は、新入会員も増えたことなどから、
昔やってた「サンゴ礁ガイド養成講座」をアレンジして、
しっかりと基礎的勉強をシリーズでお届けします。

第1回は「造礁生物」です。サンゴ礁生態系には、多量の石灰質を生成し、
それがサンゴ礁を造ることに貢献している生物がたくさんいます。

そのことは冊子「宮古のサンゴ礁」の中でも紹介していますが、
それをさらに詳しく解説し、ガイド活動の中でどのように
伝えたら良いかについても説明しました。

会員の方へ

  • 配付資料はHPの会員専用ページにあります。
  • 酷いデキですが動画も撮りました。

動画のアドレスは、会員限定で LINE またはメールでお知らせしますし、
会員専用ページにリンクを貼っておきます。

 


今後の予定

  1.  定例会 8月2日「サンゴの生物学」、9月6日「サンゴ礁モニタリング」
  2.  観察会 7月8日 総合実業高校@新城、7月22日 多良間小学校@多良間島

 


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高野ハーリー

2024-06-09 | 活動報告

2019年以来のハーリー祭です!!

サンゴ礁の海に根ざした文化を体験するため、
新垣副会長の地元である高野のハーリー祭にお邪魔させていただきました。

朝がた、一時雷雨で開催が危ぶまれましたが、
天気も回復傾向で開会式は雨粒がぽつぽつ落ちる程度で、一安心。
選手宣誓では「日頃の練習…していませんが、頑張ります」に一同、大ウケ。


こちらはウガンバーリー。
航海の安全と海の恵みを祈願して、厳かに漕ぎ進みます。


私たちは見ていなかったのですが、浜の片隅にはお祈りの
お線香とウチカビ(紙銭)とお供え。
雨に濡れてお線香などは火が付けられないままでした。
お供えは豚肉と豆腐と煮干しと、オレンジ色の野菜(冬瓜かなぁ)。


で、わがRISMIチームも職域対抗ハーリーに参加させてもらいました。
職域対抗は8チームが2チームずつ、トーナメント形式で競います。
沖のブイを回って、浜に立ててある赤い機を先取した方が価値です。
ほぼ初心者・初体験メンバーですが、舵取りは頼もしい高野自治会長!
対戦相手は大和電工の若手、いわば実業団チームですが、やる気満々です。


沖のブイを回ってかえってくる2艇。
両者とも蛇行することなくきれいに力漕しますが、
我がチームは左側、右の実業団チームにリードを許しています。


実業団が先に浜についた!
しかし勝負は旗を手にするまでは、わからない。
あきらめないぞ!


やったー!!
上陸では後れをとったけど、勝利の旗をつかみ取ったゾーー!!
実業団より先にスタッフのお兄さんがってきてくれたゾーー!(笑)


てなわけで、初戦敗退となりましたが、とても楽しい経験になりました。
高野自治会の皆さん、ありがとうございました。


ちなみに、後半戦が行われる頃には日差しもで、良い天気になりました。
ついでながら、初戦で我らを破った実業団は、
決勝戦でまさかの蛇行漕航で、準優勝でした。

 


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6月定例会

2024-06-07 | 活動報告

6月定例会デス。


前回新城海岸での観察会レビューです。

観察された個々の生物解説も交えながらですが、
観察会における造礁生物を中心としたサンゴ礁生態系の
解説ポイント、留意点について紹介しました。

まぁ顧問の準備不足もあって、きれいに体系立てで
紹介できた訳でもないし、会員限定のネタばれ的にもなるので、
ブログではこの辺にとどめておきましょう(笑)。

直近の日程、6月9日の高野ハーリー、
7月8日の総合実業高校観察会についても確認しました。

 


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観察会@新城

2024-05-25 | 活動報告

新城海岸での観察会です。

当初は地域の子ども会を対象にすることを予定していましたが、
都合によりRISMI会員とその知人という、
ほぼ大人会状態(笑)での開催となりました。


日差しも弱いし、大人メインなので、浜で少し長めの解説。
造礁生物という、サンゴ礁形成に貢献する生物についてお話です。


ハマサンゴやクサビライシを中心にサンゴの観察。
一口にサンゴと言っても、いろんなライフスタイルがあります。


これはかなり珍しい現象。単体性クサビライシの一種ですが、
体のほとんどが死亡していますが、縁に残ったわずかな生きた
組織からキノコ状の芽体が多数生じています。


ミドリイシの幼群体。たぶんクシハダミドリイシなどの
テーブル状に成長するもので、たぶん着底から2年くらいかな。
中央右寄りの枝の隙間にヒメサンゴガニの幼体が潜んでいます。
白っぽい体に、目を隠す黒い横線ようなラインがキュートです。


シャコガイを指さし確認。
新城海岸の浅瀬にはヒメジャコが多く見られます。


フタスジナマコさん。おしりからキュビエ氏管という、
白いソウメンのようなものを出しているところ。
毒性はありませんが強力な粘着性があり、
天敵に帯する防御機能をはたしていると考えられています。
一旦触ってしまうとあちこちくっつきまくって、大変です。


手持ちの資料では種類不明のウミウシさん。体長3cmくらい。
背中側1対のひだと2次鰓特徴的。


本日のホームラン王。コブシメの幼体です。
外套長(いわゆる胴体の長さ)は約4cm。
殻(イカの甲)が白く透けて見えています。


コブシメさんとウミウシさん

観察終了後は、全て元の場所にリリースです。

なお、今年の梅雨は大雨警報が頻繁に出ていて、
その影響か波打ち際にはうっすらと土がたまり、
水面も淡水揺らぎがありましたが、
今のところサンゴへの直接的な影響は見られませんでした。

 


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