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宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち(RISMI)

活動記録や生物の紹介とか。マメな更新ができていませんが… m(_ _)m posted by コモン

パヤオまつりでタッチプール

2024-08-11 | 活動報告

今年もこの時期がやってまいりました。
佐良浜漁港のパヤオまつりでタッチプールです。

例年、市の水産課と共同運営していますが、
今年は伊良部・下地島サンゴ礁保全協議会も
共同運営者に加わってパワーアップです。

いまいち雰囲気が伝わらない写真だけど、たくさんのブース&来場者で
賑わうパヤオまつりの会場。

 

今年も親子連れ殺到で、タッチプール会場は大賑わいです。

 

タッチプールコーナーのすぐ隣では、保全協議会が招聘してくださった
しかたに自然案内さんによるサンゴ解説&貝殻アクセづくりコーナー。
RISMIのオリジナル冊子「宮古のサンゴ礁」も一緒に配布しました。

 

今回のタッチプールの主な生きものは…

《ナマコのなかま》
 バイカナマコ
 アデヤカバイカナマコ
 タマナマコ
 クロナマコ
 イシナマコ(?)
 フジナマコ

《ヒトデのなかま》
 コブヒトデ

《ウニのなかま》
 シラヒゲウニ(市水産課提供)

《貝のなかま》
 クモガイ
 トウカムリ
 ヒメジャコ(市水産課提供)

《魚のなかま》
 ネズミフグ(蟹蔵提供)↓
 

 ウツボ(蟹蔵提供)↓ ちゃんとした種類がわからん…
 

《カニのなかま》
 アミメノコギリガザミ(蟹蔵提供)↓
 

ちなみに最後の3種はタッチプール用ではなく、アンタッチャブルですが、
サービス精神旺盛な保全協議会のメンバー、蟹蔵の吉浜さんは
ハリセンボン(ネズミフグ)を水槽から出して膨らませてみたり、
カニ(ガザミ)と子どものじゃんけん大会してみたりして盛り上げてくれました。


ガザミで子どもにじゃんけん勝負を挑む吉浜さん(笑)

 

 


宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち HP

 


8月定例会

2024-08-02 | 活動報告

8月定例会デス。

先月に引き続き、旧サンゴ礁ガイド養成講座のアレンジ版、
第2回は「サンゴの生物学」です。

サンゴの生物学と言いつつ、最初は分類のお話。
だって「サンゴ」は刺胞動物門に属する生物のうち骨格や
骨片をもつものの総称であって、系統分類上の名前では
ないのでややこしいものだから。

その上で、造礁サンゴ(有藻性サンゴ)の体のつくり、
増え方、褐虫藻との共生、生態系での役割などについて
解説しました。

 


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八重干瀬と池間の自然環境を知る説明会 in 池間島

2024-07-28 | 活動報告

宮古島市教育委員会が進めている、国定公園指定に向けた
八重干瀬などの自然環境調査についての説明会が、池間島でありました。

RISMIでは教育委員会の要請で、冊子「宮古のサンゴ礁」や
下敷き「宮古の海で見られる生きものたち」を説明会参加者に提供し
サンゴ&サンゴ礁理解のお手伝いをました。


説明会の様子。暑いのに、たくさんの方が八重干瀬や池間の
自然について理解を深めたようですし、逆に池間の自然や文化に
ついてたくさんの情報が寄せられました。

池間自治会では、乱開発防止のためのゾーニング計画を
独自に策定、総会決議をされたとの自治会長報告もありました。
本当に、地域の未来を考えて取り組んでいるんだなと敬服しました。

 


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サンゴ植え付け体験プログラム

2024-07-20 | 活動報告

(一社)伊良部島環境協会とヒルトン沖縄宮古島リゾートのコラボで、
移植用サンゴの植え付け体験プログラムが実施されることになり、
RISMIはちょっとしたお手伝いをすることになりました。

ということで、お手伝い第2弾、体験会初日!であります。

プログラム冒頭のレクチャー。
サンゴ移植の意義について理解を深めていただきます。

レクチャーの次は、移植用サンゴを植え付ける基盤に
参加者の皆さんが未来に残すメッセージを絵と文字で記します。

 

参加者の皆さんにお気に入りのサンゴを選んでいただき、
固定作業です。我が子のように丁寧に扱っています。

 

サンゴを基盤に固定し、植え付け完了。
一旦水槽に収容し、後日、スタッフが海中にもどします。
2年前後で立派なサイズに育ち、改めて天然の岩盤に
移植されるそうです。

高水温に伴う白化現象が頻発していますが、
無事、宮古の海を豊かにする一員として
立派に育つと良いですね!!

 


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サンゴ植え付け体験プログラム向け勉強会

2024-07-19 | 活動報告

(一社)伊良部島環境協会とヒルトン沖縄宮古島リゾートのコラボで、
移植用サンゴの植え付け体験プログラムが実施されることになり、
RISMIはちょっとしたお手伝いをすることになりました。

ということで、お手伝い第1弾、プログラムスタッフ向けの勉強会です。

内容は、主に次の3つ。
 ①移植体験プログラムの実施者が知っておいた方が良いこと
 ②プログラム解説案
 ③サンゴに関するよくある質問(FAQ)

いろんなことをお話ししましたが、最も大事なことは、
 ○ サンゴの移植は万能でないこと
 ○ 移植プログラムの参加者がサンゴに関心をもち、
  温暖化対策(白化対策)を含めた行動変容につなげること
です。

明日以降、8月末まで毎週金曜、土曜の夕方、
ヒルトンで植え付け体験が実施されることになりますが、
一人でも多くの方に実物のサンゴに触れていただき、
それを契機にどの地区にお住まいであっても一人一人の行動が、
サンゴ礁から北極・南極までつながっていることに
意識してもらえれば良いですね。

 


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