さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

2020 長月つれづれ 今日は八朔

2020-09-17 13:54:25 | 倫勝寺の日々


お知らせ

◎秋彼岸のお塔婆は19日から配布を開始いたします

◎お中日の法要のライブ配信につきましては、さんぜ通信の表紙ページからご確認ください。

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今日は八朔です。

調べてみるといろんな意味、いわれがあります。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

「旧暦の8月1日の節日(せちにち)である。いまでは9月1日に行っている土地がある。この日を盆の終わりとして八朔盆とも称する。

八朔の行事は東日本より西日本のほうが盛んである。
この日は稲刈りにはまだ早いが、未熟の稲を神に供えている。
この日を田の実の節供とか頼みの節供とかいって、北九州では、家の主人が田んぼへ行って作頼みをするという。
また多くの土地で普段世話になっている人に贈答する風がある。
四国の高松市では、シンコマといって男の子のために、米の粉で裸馬の形をつくり贈答する風がある。
三重県北牟婁(きたむろ)郡紀北(きほく)町の養海院では、八朔には盆踊りと同様な八朔踊りを踊るという。
八朔に搗(つ)く餅(もち)を苦(にが)餅といっている例があるが、これは、この日から昼寝をすることがなくなり、夜なべ仕事が始まるからである。
熊本県では、ナスに足をつけて花馬というものをつくり、田の神が乗って帰られるといって、これを海や川に流す風習がある。

なお、江戸時代には、徳川家康が1590年(天正18)8月1日に初めて江戸城に入ったところから、
八朔の日は大名や旗本が白帷子(しろかたびら)を着て登城し、将軍に祝辞を述べる行事が行われていた。」

ふむふむ・・・

最近はあまり言わないけど、二百十日(2020年は9月1日)のころは嵐が多いので、
稲などの作物が被害に遭わないように八朔の日に風祭(かざまつり)を行っていた地域もある、とも。

私の生まれ故郷、山形県の河北町沢畑(さわばた)地区にも、月山神社に奉納する風祭太鼓があります。

風祭太鼓、よければこちらからご覧ください

さて八朔の園内、少しずつですが秋の気配が濃くなってきているように感じます。
冒頭の写真のように、彼岸花も咲きはじめました。

新区画の桜の樹の下、アジサイの脇に植えた彼岸花。
今年の夏の暑さで葉があまり出ませんでしたので、出穂(というのかな)しないかもと思ってましたが・・
強いです、ちゃんと出ました。

他にも園内あちこちにいろんな花が咲いています。

15区は春先一番に緑萼系の桜が咲くのですが、狂い咲きしてしまっているようですね。

今日はここまで。



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