さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

2020 今日から秋彼岸

2020-09-19 16:36:28 | 倫勝寺の日々

 

今日から秋のお彼岸。

本日からお塔婆の配布を開始いたしております。
鳳倫閣大ホールにあいうえお順に並べてありますので、ご確認のうえお持ちください。
戒名の誤字等がありましたら、事務所までお申しつけください。

お彼岸とは、お中日を挟んで前後3日、あわせて一週間を、仏教徒としてとくに心掛けなければならない6つの徳目・六波羅蜜を修行する期間、
ということになっております。
六波羅蜜というのは布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧でありますね。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説によれば

・・・・ 

大乗仏教の求道者が実践すべき6種の完全な徳目のこと。
波羅蜜とはサンスクリット語のパーラミター pāramitāの音写。6種とは、

(1) 施しという完全な徳 (布施波羅蜜) 
(2) 戒律を守るという完全な徳 (持戒波羅蜜) 
(3) 忍耐という完全な徳 (忍辱波羅蜜) 
(4) 努力を行うという完全な徳 (精進波羅蜜) 
(5) 精神統一という完全な徳 (禅定波羅蜜) 
(6) 仏教の究極目的である悟りの智慧という完全な徳 (般若波羅蜜)

である。
これらのなかで最後のものは、前の5者のよりどころとなるものである。

・・・・

じゃお中日は何なの?一日余っちゃうじゃん?と思われる方もおいでのことと思います。
以前わたしが教わったのは、仏の教えは「中道」と言って真ん中の歩み、つまり偏らないということであるから、
お中日は、六波羅蜜の教えが自分勝手な解釈で偏っていないか、確認する日なんだよ、ということでした。

日本のお彼岸は、古来からの様々な伝統や習俗、文化と仏教が融合して先祖供養やお墓参りに特化したようなカタチになっていますが、
もともとは修行期間だったわけなのですね。

お彼岸。

お墓の前でご先祖さま、故人様方の在りし日の様子を思い返しながら、
教えていただいた様々なことが身についているか確認してみるのも、いい修行になると思います

欲をかいて自己中心の気持ちに陥っていないか

法に背くようなこと、和を乱すようなことをしていないか

粘り強く物事を進めることを怠っていないか

穏やかな心でひとと接することを忘れてはいないか

などなど・・・

よいお彼岸の期間をおすごしください。

今朝も5時ころからお墓参りの方がいらしてました。
いま午後4時なのですが、明日は雨の予報が出ているからでしょうか、お車でお参りの方がまだまだたくさんいらっしゃいます。

園内の彼岸花、今年はたくさん咲きそうです。

今日はフジのXーA7にレンズベビーのvelbet85というソフトレンズをつけて撮りました。

今日はここまで。

 



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