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さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

20250428 5月の倫勝寺行持日程

2025-04-28 14:21:15 | 倫勝寺の行事予定

gooブログがこの秋にサービス終了するとお知らせが来ました。
他のブログサービスに引越する予定ですので、次回のブログアップまですこし時間がかかるかもしれません。
引っ越し先はこのブログでお知らせします。

◎5月の倫勝寺 行持日程 

 ※初めて参加される方は、合掌の郷管理事務所 045-825-2311 までご連絡願います  

 坐  禅  会 (於 本堂)

  11(日)暁天 朝7時より8時 

  13(火)夜坐 夜7時より9時  

  27日(火)夜坐 夜7時より9時 

 写  経  会 (於二階和室)

 16日(金)午前10時開席・午後2時読経   
       ※都合により第3金曜日の開催です

倫勝寺住職 馬場義実 合掌

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早いものでもう5月。
今年も3分の1が過ぎました・・・あっという間でしたね。

さて私事ですが、腎臓癌になり手術しました。
部分切除の手術も無事に成功し、今は健康でおりますのでご心配なく。

昨年暮れの健康診断で腎臓に異常ありの結果が出て、年明けすぐに久保山の病院で精密検査をしてもらったところ、癌とのこと。
早速二俣川のがんセンターを紹介してもらい、2月中旬にロボットによる腹腔鏡手術を行いました。
開腹せずに済みましたし、また見事な手際のおかげで術後の経過もよく、8日後には退院。
退院したその日から、以前と変わらずお寺の仕事を行っています。

手術前後はお酒をやめていましたし、食事もあまり欲しくなかったこともあって、体重が5キロほど減りました。
おかげさまで?以前より健康になりました(^^)/
内臓系の数値も平均値に収まっています。
今もあまりお酒は飲まなくてもいいかな、というか、欲しくないかな・・・呑めないわけじゃないけどね。

山形の師匠は平成元年に胃癌で胃の全摘出癌をし、その後も心臓病や膀胱癌、摂食障害でアルコール依存になったりと、
壮絶な18年余の闘病生活を送りました。
最期は胆管癌で余命三か月と言われ、医師の見立て通り、3か月後に亡くなりました。
自分もいつかそんな日が来るかもとは思っていたものの、実際に罹患してみると、
こういうことってホントにあるもんだなあ、さてさてこれからどうするか、と案外落ち着いたものでした。
しかし、お寺のことや家族のこと、後継のことなどあれこれ考えることも多く、
きっと師匠もいろいろ心配事を抱えていたんだろうなあ、と今更ながらに往時の師匠の心中に想いをはせている次第です。

幸い経過も順調で、先日、がんセンターの先生に、再発率は2パーセントくらいなのでそう心配することはないよ、と言っていただきました。
ただ、腎臓は10年、20年と時間が経ってから再発することがあるので、定期健診は欠かさないようにと諭されました。
ですので、今後は定期的に久保山の病院に通って検査をしていくことになります。

こんなことを言うと差しさわりがあるかもしれませんが、突然この世に別れを告げなければならない事故や災害に見舞われたわけではありませんので、
癌で良かったな、というのが正直なところです。
旅立つ前にしなければならないことを、はっきり自覚することができました。
修証義の冒頭にある「生をあきらめ死をあきらむるは仏家一大事の因縁なり」はそのまま自分自身のことであることと、あらためて強く感じました。
全くその通りなんですねえ。
ありがたいことです、一大事因縁を参究、実践するための時間を自覚させていただきました。
もちろん、後継のもののために引き継ぎもあります。

早い段階で見つかったのも幸いでした。
放射線や抗がん剤等の治療で苦労する方々の様子を入院中に拝見しましたので、
その苦しみを味わわずに済んだことは、癌になったとはいえ、大きな特典と言えるかもしれません。

2人に一人は癌になるといわれる時代です。
霊園の関係者、私の周囲にも治療中の方が何人もいます。
癌のみならず、難しい病気の方もたくさんいます。
誤解を恐れずに言えば、病気は有り難い「気づき」といえます。
それぞれが自分の命の尊さをあらためて自覚する、素晴らしい気付きの機会です。

このさきどのような出来事が私の前にやってくるかはわかりませんので、じっくり時間をかけてというようにはいかなくなるかもしれません。
難しいことですが、焦らずに、きちんといろんな事を仕上げていきたいと思います。
まだ死ねないのでもうすこし時間下さいね、と仏様方にお願いしつつの日暮らしであります。

今回は家族や弟子の皆さんにとても助けられました。
ありがとうございました。
おかげさまで、立て込んだいろんな予定を無理なく行うことができました。
本当に助かりました。

でも、私のように家族の力をいただいて病気に向き合っている方だけではないと思います。
独りで立ち向かわざるを得ない、という方もあるでしょう。
でも、決して一人ではないと思うのです。
医療関係者の方のみならず、仕事仲間やご近所さん、飲み屋の女将さんや大将、いろんな方が見えない手を差し伸べてくれていると思います。
暖かいその手は仏様の手、観音さまの手です。

支えていただいたこの身、いつかは支えてあげられるように、その日のために病気に向き合っていきましょう。

蛇足かもしれませんが、がん保険に入っていてよかったです。
そんなに多くはないけれど経済的な保証がある、それだけでもちょっと気が楽になれました。

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文中の写真の通り、園内はツツジが咲き、鯉のぼりがあがっております。
今夕から雨の予報が出ていますが、黄金週間中は概ね天気は良さそうです。

爽やかな風に吹かれながら、ご先祖様方に会いにおいでください。

今日はここまで。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (細谷)
2025-05-02 09:24:30
ビックリしました…でもお元気になれてほんとうに良かったです…
またお寺に行った時は楽しいお話を聞かせてください(*^^*)
返信する
コメントありがとうございます (りんしょう)
2025-05-02 13:04:55
ご心配頂きありがとうございます。
少し痩せて、かえって健康になりました(^^)/
誰でもかかる可能性のある病気ですからね。
日頃の摂生と定期的な健康診断は大事です。
返信する

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