『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

親って何をする人?

2007年10月05日 | 仏教的 『子育て』
『親』って何をすればいいのでしょうか。それを考えてみましょう。

健全な安全基地を提供し、いつも見守ってあげる人です。
安らぎの居場所を用意してあげましょう。
わがままを受け止めてあげたり、わがままではよくない事を気付かせてあげたり、喜怒哀楽を受け止めてあげたり、頑張っている時に褒めて勇気付けてあげましょう。
いつでも見守る事が大切です。

子ども自身の育ち、の足りない部分を補ってあげる人です。
子どもは親が一方的に育てるのではありません。
自ら育っていく部分もあるのです。
人間は経験によって多くの事を学んでいきます。
健全な育ちの場があれば、自らぐんぐんと個性を伸ばしていくでしょう。
しかし自分ではどうしようもない部分もあるのです。
心の安定の為に情緒の安定を常に気に掛けてあげましょう。

教えるのではなく、子ども自身が納得して気付きを得る事ができる環境を用意してあげる人です。
教えると思うと、知らず知らずの内に肩に力が入ってしまうものです。
そして教える事が上手くいかないと、怒りを生じて命令口調になり、いい結果に結びつかなくる事も少なくないと思います。
子どもは自分に不利になると分かると意外とすばやくそれを察知して、自らの行動を正していこうとするものです。
こうすればいい結果になる。
ああすれば悪い結果が訪れる。
自分自身でいい気付きができるような環境を用意してあげる事も必要です。