ひゅ~~~・・・
・・・・・。
はぁ~~~・・・
じーーー・・・
後ろ姿の子 (・・・あ、陽菜ちゃん。)
朝露 (あんなところで、
木の枝抱きしめながら、ため息をついたり、
焚火の炎を見つめたりして、
何か悩み事でもあるのかしら?)
朝露 『陽菜ちゃん・・・。』
陽菜 『あっ!!!』
陽菜 (あわわわ・・・。)
朝露 (こんなに動揺して、ただ事じゃないわ。)
朝露 (肌の色は違っても、
私たち双子の姉妹ですもの。
手を差し伸べないと!)
陽菜 (あわわわ・・・。)
朝露 『陽菜ちゃん、何かあったの?
私で良かったら話してみて。』
陽菜 『う、ううん、な、何でもないの・・・。』
朝露 『陽菜ちゃん!
水くさいじゃない。
双子同士ですもの、何かあった事位分るわ。』
陽菜 『・・・。』
朝露 『一人で思い悩む事はないわ。』
陽菜 『・・・・・。』
朝露 『陽菜ちゃんってば・・・。』
陽菜 『・・・・・・・。』
チラっ(横目)
陽菜 (・・・も、もうダメだわ。)
すっく!
朝露 『わぁ~!』
陽菜 『もう限界だわ!』
ザクザクザク・・・!!!
朝露 (ひ、陽菜ちゃん・・・!)
朝露 (陽菜ちゃん、一体どうしちゃったの・・・?)
・・・そして。
陽菜 『・・・あ~~~、何とか間に合った。』
朝露 『え?!』
陽菜 『もうちょっとで、黒焦げになるところだった。』
朝露 『・・・や、焼き芋!』
・・・そして。
朝露 『・・・ふ~~~ん、
それで一人で食べるつもりだったんだ?』
陽菜 『や~ね、半分あげたんだから、
いいじゃないの。』
朝露 『わたしね、本気で心配したんだよ。』
陽菜 『もう分ったって。』
朝露 『だって、二人だけの姉妹でしょう。』
陽菜 『・・・・・。』
ひゅ~~~・・・・。
朝露 『・・・秋風って、うらさみしいわよね。』
陽菜 (あ~~~あ・・・。)
朝露 『人生は、はかないわ。
だからこそ、
姉妹で手を差しのべあって生きて行きたいわよね。』
陽菜 (めんどくさい事になっちゃったなぁ・・・。)
肌の色は違えども、
双子姉妹の朝露ちゃんと陽菜ちゃんでした。
ひゅゅゅ~~~~~~・・・。
(出演者:iMda Doll 2.6 Modigli オビツボディ23
クリームホワイトスキン 朝露ちゃん
ノーマルスキン 陽菜ちゃん)