いろり 『・・・あら、おとっつぁん帰ってたのね。
又、昼間っから飲んでるわ。』
あ、こんにちは。
私、囲炉裏屋のいろりです。
この前、磯野家のお花見の時にお会いしましたよね。
今、ゴンベイちゃんが、
筍を届けに来てくれたの。
掘りたての筍よ、おいしそうでしょう♪♪♪
・・・でも、一個変なのが混ざってるわ。
これ、食べても大丈夫なのかしら???
いろり 『おとっつぁん、お帰りなさい。
おたまいなかった?
さっき、寺子屋から帰ってきたのに。』
おとっつぁん 『おぅ!おたまなら鶏んとこだろう。』
いろり 『又、鶏のとこ行ったのね。
いくら名前が、おたまだからって、
何だって、そんなに鶏と卵が好きなのかしら???』
いろり 『仕方ないわねぇ、釜戸見ててって言ったのに。』
いろり 『おとっつぁん、つまみは何がいい?』
おとっつぁん 『あぶったイカでいい。』
いろり 『は~~~い。
いいシシャモがあるの、一緒に焼くわね。』
・・・そして。
いろり 『お待たせ~~~。』
おとっつぁん 『おぅ、ありがとうよ!』
いろり 『もうすぐご飯炊けるし、
この筍掘りたてだから、すぐ煮てご飯とまぜようか?
(この変な筍、おとっつぁんに食べてもらおうっと)』
おとっつぁん 『いや、これ飲んじまったら、
めしの前に、一っ風呂あびてぇな。』
いろり 『は~~~い、じゃ、お風呂沸かすわね。
・・・あ、おたま戻ってきたわ。』
おたま 『こんにちは、私おたまって言います。
鶏と卵が、大好きです♪♪♪』
おたま 『・・・あら、ついてきちゃったの?』
・・・そして。
いろり 『おとっつぁん、お湯加減どう?』
おとっつぁん 『あ゛~~~、極楽♪♪♪ 極楽♪♪♪』
いろり 『そうだわ、おとっつぁんの浴衣出しておこう。
お風呂上がりはいつも、
手ぬぐい一丁で、そこら辺うろつくんですもの。』
いろり 『おたまも、おとっつぁんの後に入っちゃいなさいね。』
おたま 『は~~~い♪♪♪』
やっとこさ、出来ました~~~!
土間の台所!!!
トトロに出てくる土間の台所が、だ~~~い好きで、
土間の台所のドルハがあったら、どんなにいいだろうと思っていました。
1/6サイズでは売ってないだろうし、
作るなんて、絶対無理!・・・と思って、あきらめていたのですが、
リーメントのあの頃の田舎暮らしを予約して、
その中に、釜戸のご飯がどうのこうのっていうのがあって、
そしたら、どーーーしても土間の台所が欲しくなって、
何を思ったか、『・・・作ろう!』と思った訳なのでした。
いつもの、壁と床だけのドルハと違って、
家具やら、小物やらも手作りしないと出来上がらないので、
ここ数日は、かかりっきりで作っていました。
粘土やら、塗装やらで、乾くまで時間がかかるのがもどかしい(^^;)。
気の短い私には、試練の時でした(笑)。
一番めんどくさかったんじゃないかと思われる団扇(笑)。
お祭り写真の時の、浴衣を着た時に持たせるような、
綺麗で可愛い団扇ならあるのですが、
火を扇ぐような、古びた団扇が欲しかったので、
エコクラフトを裂いて、和紙を貼って作りました。
金ブラシに端っこをこすりつけ、
黒のパステルで、すすけた感じを出しました。
パステルなので、ホントにドールの手とかもすすけちゃいます(^^;)。
一番思い入れを込めて作ったのが、釜戸。
百均のフワっと紙粘土でつくり、アクリル絵の具で色を塗り、
その後、黒のパステルを粉にしたものをティッシュでこすりつけ、
使い込んだ感じにしてみました。
七輪と、いろりちゃんがおとっつぁんのお風呂を沸かしていた釜も作りました。
釜戸とお風呂の釜は、なんちゃってキャンドルが入るように作りましたが、
七輪は巨大になりすぎちゃうので、中に粘土で作った炭を入れ、
赤く塗って、燃えてるようにしてみました。
奥の方に置いてあるので、あまりよく見えていませんが、
水瓶も紙粘土で作りました。
今日は、正面の壁の向こうはお風呂ですが、
玄関バージョンもあるので、
次回は玄関写真を撮りたいと思います。
・・・いや~~~、もう製作と撮影で、
精根尽き果てた感じがしますが(爆)、
作ってて楽しかったし、憧れの土間の台所で撮影が出来るので、
すごく幸せです♪♪♪
一息ついたら、次は、
レンガの石釜のある古いヨーロッパのキッチンを作りたいと思っています。
(出演者:アルフレックス 木枯し紋次郎 おとっつぁん
タカラ 初代ジェニー いろりちゃん
ヴィンテージベッツィ 黒髪 おたまちゃん)