17時になると、大阪から叔母が
お見舞いに来てくれた。
普段はごく近い身内の人しか
病室に入れないのだが
特別にお願いして迎え入れた。
叔母には詳しい病状は告げなかったが
叔母は何も聞かずにとりとめのない話をし
洗濯まで済ませてくれた。
18時だった。突然かずが
はっきりと言葉を発した。
「お母さん」
見ると、目はしっかりと私を見て
いつものかずに戻っている。
12時間ぶりに意識が戻ったのだ。
私は真っ先に日勤の看護師さんを呼びに行った。
「K看護師さ~ん、かずの意識が戻った」
「え、ほんと?」
慌てて駆け付けて、そっとかずをのぞき込む。
「なあん?」
と、かず。
看護師さんの目に涙が溢れていた。
お見舞いに来てくれた。
普段はごく近い身内の人しか
病室に入れないのだが
特別にお願いして迎え入れた。
叔母には詳しい病状は告げなかったが
叔母は何も聞かずにとりとめのない話をし
洗濯まで済ませてくれた。
18時だった。突然かずが
はっきりと言葉を発した。
「お母さん」
見ると、目はしっかりと私を見て
いつものかずに戻っている。
12時間ぶりに意識が戻ったのだ。
私は真っ先に日勤の看護師さんを呼びに行った。
「K看護師さ~ん、かずの意識が戻った」
「え、ほんと?」
慌てて駆け付けて、そっとかずをのぞき込む。
「なあん?」
と、かず。
看護師さんの目に涙が溢れていた。