短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

主人公〜⑥〜

2019-03-25 12:19:48 | 日記

主人公…

ソメイヨシノの

足音に

あきらめかけた

明日の咲くらん

 

禅の世界では

「主人公」とは本心本性の自己

「真実の自分」「本来の自分」のこと

 

桜は日本人にとっては特別な花

純粋な自分が咲いていく

ソメイヨシノの足音と共に……

。。。。

若い時は「あきらめる」という言葉はあまり関係のなかった気がしますが最近はある意味どんどんあきらめてシンプルになってます。

 

あきらめる(諦める)って明らかに見極めていくって意味、本当はとても前向きな言葉なんですね。


迷い桜〜⑤〜

2019-03-25 11:45:58 | 日記


春の雪

夢のあとさき

音もなく

迷い桜が

不意に色づく


楽しい事は待ってるうちが花
終わったあとは虚しいものだって
わかっているから……

不意打ちの雪に心がふるえた

ほどけるさくら・・・・

花言葉「あなたに微笑む」「優美な女性」

。。。。

人生でぶつかるいろんな出来事をそのまま書いてもつまらないし、場合によっては深刻になるし。

で、花に語らせることにしたら、花が昇華させてくれました。

だから、華短歌です。

通すフィルター変えると色が変わる

乾かない傷さえもエロスになる。