短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

2019-03-03 08:39:08 | 日記
雛祭り
穢(けが)れを移し
形代(かたしろ)が
流されてゆく
桃の木の下


もともとは人の形代に穢れを移したものを水に流したのが雛人形に発展していったそうです。
お雛様の顔の薄紙をはずすとき・・・・少女のときとは違う自分がそこにいます。

「もも」はもともと「もえみ(燃実)」が変化したもので、花言葉は「私は
あなたの虜」。

「女の子のお花」と言うよりは「女の花」のイメージ。

ぼんぼりを見つめながら春爛漫の雛祭り・・・・


燃え実

2019-03-03 08:29:45 | 日記
和らぎの
女神のように
君思う
燃え実の花に
ぼんぼり揺れて


「もも」はもともと「燃実(もえみ)」が変化したもので、花言葉は「私はあなたの虜(とりこ)」

「桃源郷」という言葉もちょっと幻想的なエロスを感じたりして、「桃」は私の中では「女の子」と言うよりは「女」をイメージさせる花です。

余談ですが、本のページをめくる時、静かですがふわっと風がでますね。
その風は、女神の花扇なのだそうです。
いつの時代も紙媒体の本が好きなゆえんです。

お雛様の扇に、和の女神たちの花扇を重ねて。

みなさまも穏やかな週末をお過ごしください。



夢のはざま

2019-03-03 08:23:59 | 日記
枝垂れ桃
夢のはざまで
風と聴く
とぎれとぎれの
いとしい声を


雪洞(ぼんぼり)に浮かぶお雛様の白いお顔の赤き唇からもれる かそけき 声・・・・

過去の自分を遡(さかのぼ)る。

どんどん、どんどん遡ぼる。

忘れていた自分が雪洞(ばんぼり)に浮かぶ。

今の私は
いろんな人のお陰、
いろんな物のお陰、

日本には「お陰様」と言う素晴らしい言霊があります。

「おかげさまで」
「あなたのおかげでここまでこれました」

今日はそんな気持ちで過ごしたいと思います。

「もも」はもともと「燃実」が変化した言葉です。

花言葉は「私はあなたの虜(とりこ)」

桃の花を陰干しにして煎じて飲むと【美色細腰】になるそうです、シャンパンに浮かべるくらいじゃダメかな。

良き日になりますように。