桜の木

日常のあれこれ
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飛び出す絵本

2016年09月05日 | 大切なひと
先日の24時テレビをチラッと見た時
巨大な飛び出す絵本の製作風景を写していた。

それが頭に残っていたのか、幼い頃の事を思い出した。



まだ幼稚園の頃のこと。

絵本が開くと、どのページも立体的になり、それに加えて動かせるよう細工されている部分が複数ある、「飛び出絵本」が欲しくて母に連れられ本屋さんに行った。

いくつかの物語の、飛び出す絵本があり、その中で、最後まで迷いに迷ったのが

ディズニーの
「三匹のこぶた」と「不思議の国のアリス」

「どちらか1冊ね」と母に言われ

なかなか決められない私に
最終的に何故かお店のお姉さんが「不思議の国のアリス」を手に持ち
母が「三匹のこぶた」を。

どちらに行く?と言うシチュエーションになった。
どちらかと言うと、母は三匹のこぶた押しだったような…。

ここで何故か鮮明に憶えているのが

幼いながらに、お姉さんに気を遣って、不思議の国のアリスの方に駆け寄った私。
結果、「不思議の国のアリス」を買う事になったのだが

お店で、本を包装してもらっている間も、「…でも、三匹のこぶた…」と心の中で呟いていたような気がする。

その後、自宅に戻り、本を開くと迷いがすっかり消えて、大切に読んだ。

しばらくして、父が2冊目の、飛び出す絵本を買いに本屋さんに連れて行ってくれたのだが、その時は、私の好みより父の好み〈笑〉
鶴の恩返しの、飛び出す絵本。
「これなら買ってあげるけど、他の絵本では買わないよ」って言われ、取り敢えず買って貰えるなら…と、「鶴の恩返し」に。

でもやはり、そちらの絵本には執着がなく

私の中で、飛び出す絵本と言ったら、
今でもま不思議の国のアリス」なのだ。


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