愛を忘れていませんか？愛はいたるところに存在しています。父と息子、母と娘、夫婦、家族、友達、同僚、恋人・・・ペットに対する愛も。年齢、性別、国籍、言語、人種、地位、名誉、職業、立場、プライド・・・そんな垣根を越えてどこにでも存在しているものなのではないかと思う。愛があるから幸せに感じたり、愛があるから悲しかったり、愛があるから辛かったり、愛があるから冷静になれなかったり。日常の中に溢れているのに見失いがちなもの、忘れてしまうもの、恥ずかしくて表現できないもの、照れくさくて気持ちとは逆の行動に出てしまうことも。気付いたときにそれが愛だと初めてわかるのかもしれない。あなたのまわりにはどんな愛がありますか？
ノッティングヒルの恋人、ブリジットジョーンズの日記などの脚本を書き、この作品が初めての監督作品となるリチャード・カーティス。もちろん脚本も手がけている。
豪華な顔ぶれのキャストにも注目したい。アラン・リックマン（スネイプ先生）、エマ・トンプソン（ハワーズエンド、いつか晴れた日に、ハリーポッター３、...）、コリン・ファース（高慢と偏見、イングリッシュペイシェント、ロイヤルセブンティーン、ブリジットジョーンズ、...）、ヒュー・グラント（ノッティングヒルの恋人、ブリジットジョーンズ、アバウト ア ボーイ、トゥーウィークスノーティス...）キーラ・ナイトレイ（スターウォーズ；ナタリーポートマンの影武者、ベッカムに恋して、パイレーツオブカリビアン...）、リーアム・ニーソン（シンドラーのリスト、スターウォーズエピソード１、レ・ミゼラブル、ギャング・オブ・ニューヨーク...）、ビリー・ボブ・ソーントン（スリング・ブレイド、バーバー、チョコレート、アルマゲドン、...）、ローワン・アトキンソン（Mr.ビーン）、ロドリゴ・サントロ（チャーリーズエンジェルフルスロット、ビハインド ザ サン）・・・。豪華な顔ぶれだ。
みんなそれぞれにいろいろな愛がある。この映画にはそんなたくさんのラブストーリーが詰まっている。クリスマス間近のロンドンが舞台だが、クリスマスシーズンじゃなくても何度も見たいと思える映画。あなたは、どのストーリーに共感しましたか？
老いぼれ歌手とマネージャー、若きイギリス首相、長年連れそった夫婦の関係を脅かす若い職場の女性、親友の新妻に対する恋、恋に臆病な女性の２年半以上の片思い、１１歳の少年の恋、恋人を弟に奪われた小説家の言葉の通じない女性との新しい出会い、最愛の妻を亡くし義理の息子を前にしている夫、イギリスでモテナイけどアメリカでは違うはずと旅立つケータリングボーイ、強気で傲慢なアメリカ大統領、映画の代役で出会った二人の恋・・・それぞれが奏でる愛のストーリー。
恋愛だけではなく、愛はいろいろなところにあるのです。
こんな世の中だから、こんな時代だからこそ、こういうことを思い出すことって大切なのではないでしょうか。
家族に、友達に、同僚に、お世話になった人に、恋人に・・・相手の気持ちを考えたり、理解しようとしたり、思いを素直に伝えたり。
思いを素直に伝えること・・・シンプルなようでなかなかできないことの１つ。感謝、謝罪、お祝い、励まし・・・。
感謝するとき、日本の習慣や日本語でも、「すみません」じゃなくて、「ありがとう」が一番最初に言えるようになったらどうだろう？
励まされたとき、「でもね、」じゃなくて、「ありがとう」が最初に出てくることばだったらどうだろう？
愛情の裏返しじゃなくて、愛情を表現できたらどうだろう？
あなたにもあなたのストーリーがあるはず。体裁や評判を気にしすぎるのではなく、ちょっと自分の素直な気持ちを見せてみたらどうだろう。
ハムラビ法典の復讐法をご存知の方は多いだろう。
「目には目を、歯には歯を・・・」
しかし、この最後に「・・・・・幸せには幸せを。」という言葉があると聞いたことがある。やられたらやり返す、この理論だったらいいことにはいいことを返さなければ。
巨大な国際空港；ヒースローエアポートの到着ゲート、出国ゲート、そこには毎日数え切れないくらいの出会いと別れがある。
あなたの毎日の生活にもきっと愛が溢れているはず。
Love is everywhere....Love actually is all around.
素直に「ありがとう！」って言える人、素直に人に感謝できる人、
人は年を重ねるたびに頑固になったり、つくろったり、嘘を重ねたりしてしまいますよね。
でも、現実の世界にいると大切なものが見えなくなりがちなんです。
時々振り返ってみるのもいいのではないでしょうか？
みんな、なかなか捨てたモンじゃない人生を送っていると思いますよ！