クリスマスですね。
今年は、何かとバタバタしてしまい、ゆっくりクリスマスを過ごすこともできなかったんです。
まだ、自分へのプレゼントも買っていません。
デジタル一眼を買いたかったのですが、ニコンにしようと思いつつ、キャノンの方がよさそうかも、と決心した矢先、パナソニックの出現。
うーん、もうちょっと考えてからにしよう。
という状況で、「考えても何も決まらない」という自分の性格を改善する方が重要のようですね。
あ、そうだ。
クリスマスの想い出を書きたかったんだ。
以前に、アメリカで働いていた時の経験です。
教会のピアニストであるベティさんという方と親しくなりました。
彼女は40代で小学生のお子さんが二人、ご主人は教師です。
大きな家に住み、ピアノを教えつつ教会のピアニストの仕事もして、大学院に通っていました。
とても忙しいですが、どこから見ても幸せそうでした。ところが、親しくなって生い立ちを聞いてみると、たいへんなご苦労をされていたのです。
生まれた時には、すでに両親が離婚していて、どちらからも引き取ってもらえず、クリスチャンホームで育ったそうです。
クリスチャンホームの牧師夫妻が高校まで援助してくれて、その後、カナダに行き、働きながら大学に行って音楽を勉強したということです。
彼女は音楽の才能に恵まれ、素晴らしい歌声を持っています。
そのベティさんに「キャロリング」に誘われました。
イブの夜、数件のお年寄りの家に行って、玄関先で賛美歌やクリスマスソングを歌うのです。
最初に訪問したのは、個人で運営している老人ホームでした。
私たちの訪問は知っているので、楽しみに待っていてくれて、かなり歓迎されました。
その後、一人暮らしのご婦人の家に行ったのですが、彼女も大歓迎してくれました。
他にも回らなければならなかったので、30分もいることができませんでした。
ご主人を亡くしたお年寄りで、生活にも困っている様子がうかがえました。
クリスマスになると、あの時、訪問したお年寄りは、どんなクリスマスを迎えているのか気になります。
そして、今年もベティさんはお子さん達や友達を連れて、そんな家々を回っているのかな。
・・自分へのプレゼントなんて、やめておくか。