時生、怒る

やっぱり、時生は特別な存在。



クローズは、ハッキリ言って 突っこみ満載 です。
時生、脳腫瘍の手術から半年で髪の毛元通りだったり、いやその前にリハビリもなく普通に復活しちゃってるし。いや、もっとその前に、手術室に歩いて行ってるし、辰川時生のネーム入りシャツだし。
はいはい、そんなことはどうでもいいです。

芹沢軍団のナンバー２とはいえ、大手術の後で、多摩雄は時生のためにもムダな抗争は避けたいと思っているし、なんとなく回りから心配されている。

体育館が燃やされたときの屋上のシーン、ピンと張り詰めた緊張感があってとても印象的でした。
「そんな頭で行ってどうすんだよ。」という源治に対し、時生がマジで激怒。
元々、二人は友達だったのに、今は立場の違いから対立せざるを得ない。
源治も、どうにも引っ込みがつかず、一触即発の状況。挑発する時生に源治が殴りかかる瞬間、多摩雄に腕を押さえられる。
このシーンは映画全体のベスト３に入る、すばらしいものでした。


あ、そういえば、鳴海VS牧瀬のシーンで教室の黒板に「第二回鈴蘭～～」とか「芹沢軍団 80人くらい」とか「ヘッドギア 戦力外」とかいろいろ書いてあって、オモシロイ。事前に戦略会議やってたらしいです。
時生、戦力外だってさ。甘いぞ、鳳仙。

床に倒れたとき、頭を打って、「あ～～～」と思いましたが、ポケットからセメダインを出してぴゅーっと・・・映画館で観たとき、ちょっと吹いた。
その後の戦いでは、なかなか男らしく、迫力ありました。


時生の将来は・・・
多摩雄のエコ会社を成功させるため、大学で経営学を学び、卒業後は芹沢商会に就職。５年後、ジャスダック市場に上場。
もちろん、その頃は、源治とも仲良くなって、多摩雄は源治の部屋で３泊したりしている。
ちなみに多摩雄に憧れている漆原稜も一緒。（笑）

鳳仙・美籐真樹雄

鳳仙って、幹部以外は坊主アタマです。



うわーー、マジで恐いわ～
こ、高校生かよっ

特に、真樹雄さん・・・
インターハイ並です。（笑）
不良の大会があったら、ダントツで優勝しそう。
何気に、隣の鳴海も貫禄あるし。
このとき、鳴海は１年坊主のはず。
ってことは、鳴海も相当な実力ってことですね。
「鈴蘭を倒すことが、オレと真樹雄さんの悲願だった」とか言ってるし。

ライバル・鳳仙がとにかく強くてかっこいい。
そして、一休さん軍団、もの凄いインパクトでした。
もちろん、それを上回る真樹雄さんの存在感なんですが。
オープニング、何度観ても見応えありますね。

一休さん達、お母さまによろしく～～

「クローズZERO II」での三上兄弟といえば、爆笑セリフのオンパレード。
順位をつけるのも難しいのですが、あえて言えば、

No. 1 「一休さん達、お母さまによろしく～～」
あははは！これは爆笑。
鳳仙の不気味な坊主アタマ軍団が・・・一休さんに見えて笑ったぁ。

No.2 「アタマ割れたら、セメダイン！」
三上兄弟ならではの発想。それなりに時生を心配している。（笑）

No.3 「悪いな、オレ達は現実主義だ。」
芹沢軍団からGPSに鞍替え。ドライな兄弟だ。
さっそく、源治にプレゼントあげてるし。
芹沢軍団入りしたとき、多摩雄には何かあげたのかしら？食い物かな？？

クロゼロ・キャストによる裏設定によると、三上兄弟の家は大金持ちで、この双子は三上コンツェルンの御曹司らしい。

アタシの裏設定では、
三上コンツェルン創始者の恐い頑固じい様（しかも鈴蘭出身）が、この双子を鍛えていて、ママは元・レディースのアタマ。
見た目が超地味なパパは、婿養子。せっせとお仕事している。

山田孝之くん、26歳おめでとう！！

多摩雄に激似の孝之くん。
これからもいろんな仕事を楽しんで、いい役者になってほしい。

ちなみに、アタシが26歳のときは・・・
仕事も人生も中途半端。何の考えもなく、うろうろしてました。（笑）

鈴蘭のアタマは芹沢だ by 戸梶

途中で中断しましたが、「クローズZERO II」月間の再開でございます。

なんでこんなにクロゼロが面白いかというと・・・キャラクターが魅力的っていうが重要じゃないかなと思います。
芹沢軍団、GPS、鳳仙・・・不良偏差値トップクラスのよりどりみどり。（笑）

まず、一癖も二癖もある戸梶について。
芹沢軍団の頭脳と言われているけど、前作では多摩雄たちに内緒で策略を練り、それが裏目に出てしまってマズいことになりました。
１、２年は多摩雄のライバルだったのに、戸梶は多摩雄に忠誠を尽くしているように見える。

源治がひとりで鳳仙に乗り込むことを知ったとき、
「滝谷が負けた後で、ウチが鳳仙を叩こうじゃねぇか。」←　また、こんなこと言っちゃって。

さっそく時生に「源治は鈴蘭を背負って動いてんだぞ。」とたしなめられ、
「勝手に背負っているだけだろうが。」
「鈴蘭のアタマは芹沢だ。」　←　うっはー、やっぱり戸梶は多摩雄を絶対的に支持してるのね。



戸梶のベストシーンは、
「火、貸してくんねぇか。」
「上等だ！こらぁ！！」

教室の多摩雄

高校生なので教室にいても、まったく全然当たり前なのですが、クローズでは普段の生活感が皆無です。
先生も出てこないし、授業の風景もなし、親も出てこない。そういった徹底的な現実離れ感がいいと思います。

だからこそ、多摩雄くんが教室で座っているシーンが、なぜか新鮮。（笑）
前作にも教室のシーンありましたけど、多摩雄がドロップキック食らわしている回想シーンのみ。
ということは、このシーンは、唯一、多摩雄が教室にいる貴重な場面なのです。
後ろの机には「キンカン」。美術さん、凝ってますね。



「板東の横槍がなけりゃ、俺たちが完全に勝ってたんだ。」
「な、芹沢。」
・・・と、戸梶に同意を求められた時の多摩雄のリアクション。

軽く、ムカッときています。

やめときなさいよ、戸梶。
もとはといえば、板東をけしかけて源治たちをつぶそうとしたアレじゃないの。

戸梶、まったく反省なし。

小1回、10円

前回から半年が経ち、多摩雄はもっと貧乏になったらしい。
髪の毛ぼさぼさに無精ひげ、シャツも着古し感いっぱい。
かつては、生活のために賭けマージャンをやっていましたが、今回、かなりいろいろとビジネスを始めたみたい。



小一回、10円。
大一回、20円。

ま、良心的な値段ですが・・・
トイレットペーパー１センチ10円て。
1メートルを２枚、一応予備として、もう1枚。合計3メートル ＝ 3000円、大一回、20円をプラスすると、合計3020円。

多摩雄は、ここのカンから小銭を戸梶に支払っているけど、「全然、足らねーぞ。」と言われちゃった。
んなこと言われても無視する多摩雄くん・・・やはり、ウツワがでかい。
しかも、トイレでお金を取るという発想が大胆かつユニークでよろしい。（どこがっ？？）

昨日、量販店のDVD売り場に行ったら、「クローズZERO II」プレミアムエディションは完売でした。

クローズZERO II DVD、売れてます

原作：高橋ヒロシ
監督：三池崇史
キャスト：小栗旬、山田孝之、金子ノブアキ、高岡蒼甫、やべきょうすけ、黒木メイサ、岸谷五朗　他

あのね・・・今さら遅いよっ！！
もう１週間過ぎてますよ。

というのも、
うちのDVDレコーダー、とうとう壊れてディスクを認識しなくなってしまいました。
仕方がないのでパソコンで観ています。
あーあ、Macに入っているDVDの再生ソフト・・・早送りとか巻き戻し、ちょっと進む、ちょっと戻るといった便利な機能がない。
チャプター毎には飛べるけど、あーー、手間がかかる。
ブルーレイ欲しいなぁ～～

映画観て、DVD発売を首を長～～～くして待っていて、久しぶりに観ましたが、
ほんとっ、オモシロイ。

続編って意外と駄作になる場合があるけど、アタシは今回のクロゼロの方が面白かったです。
源治率いるGPSに負けてから半年後という設定。
多摩雄は以前にも増して貧乏。卒業後のこと、そして時生のことを考えると、ムダな抗争は避けたい。
静かで不気味な感じを出したかったそうです。

ま、どんな設定でも、多摩雄は「百獣の王」だった。




さてと・・・当分、クロゼロ祭りでございます。ぼちぼちと。

牧瀬隆史

2ヶ月以上に渡り上映されていた『クローズZERO II』ですが、先週でほぼ終わったようです。
とにかく、DVD発売が待ち遠しい。

考えてみると登場人物がほんとにみんなかっこいい。
それこそがクローズの一番の魅力じゃないでしょうか。

今まで、芹沢軍団ばかり話題にしていましたが、いよいよ源治率いるGPSです。
GPSの略が「Genji Parfect Seiha」って・・・さすがは鈴蘭生。ナイス！

まずは、マッキーこと牧瀬隆史役の高橋努さん。
クローズでは、多摩雄に何度負けても屈しなかった根性のある男、でも女にまったくもてないという役でした。



ところで、先週末、録画したままになっていた蜷川演出の舞台『表裏源内蛙合戦』、何気なく観ていたら、あら・・・どっかで見た顔。
ありゃりゃ、マッキーでした！

平賀源内が仕えた藩主・松平頼恭の役で、脇役としては重要なひとり。
ま・・・いわゆるバカ殿の役だったのですが、マッキー、いい味だしてました。

生の舞台も観に行って、マッキーは長身で、バカっぷりも全開、なかなかの存在感だったことを覚えています。
しかもプロフィール見たら、『ムサシ』にも出ていたとは・・・うかつでした。気付けよっ！
『表裏源内蛙合戦』も『ムサシ』もチケットが簡単には買えない超一級品の舞台。出演者も超一流の役者さん。
マッキー、やるなぁ。
これからは、見落とさないようにしないと。
軽くびっくらこいた話でした。

「クローズZERO II 」でのマッキーは強かった。
鳳仙学園の鳴海大我をかなり追い込んだし。あの教室でのバトルは必見でした。

あの後、きょーこりんとうまく行くといいですね。
幸せになっておくれ、マッキー。・・・って誰目線？？

肉食系・多摩雄

「クローズZERO」にうつつを抜かしている間にも、イーストウッド監督の『グラン・トリノ』も観たし、こまつ座の『きらめく星座』も観劇したのですが・・・
なことは、後回し、後回し。

多摩雄のこの表情がすばらしい。



とうとう源治と多摩雄の直接対決。
雨が止んで、多摩雄に夕日が反射する。

肉食動物が獲物を捕りに行く目。
「百獣の王」といわれる多摩雄のどう猛な目力が圧巻でした。

「多摩雄くーん、君、昔はほんとに電車男だったの？」