好きなことを書くブログ

by けいぷ
映画、旅行、舞台、いろいろ好きです。
でも、たまに酷評。(笑)
ネタバレ注意!!!

ゴールデンスランバー

2010-02-28 00:10:21 | 映画
「ゴールデンスランバー」を観てきました。



原作:伊坂幸太郎
監督:中村義洋
キャスト:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、濱田岳、柄本明、香川照之 他
あらすじ:
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。(シネマトゥデイ)

この作品、気になっていたのですが、やっと観ることができました。
冒頭から前半部分は、かなり面白くて引き込まれましたが・・・。
後半に入ると失速感というか、この作品の「核」は何なのか?ちょっと疑問が多々残りました。
友情物語なのかな?
それにしては、設定が大胆過ぎるし、そもそも、主人公が暗殺犯に仕立て上げられる理由がはっきりしない。
旧友の森田は逃げずに爆弾と共に死んでしまったのなら、彼が犯人でよかったのでは?

その辺のところ、もう少し説明があった方がよくわかったのかも。
前半がスリリングで、「キルオ」が出てきて新たな展開になり、そこまではとても面白かったのですが、その後はちょっとなぁ・・・。

この作品、きっと原作の方がおもしろいんじゃないかなと思います。
あ、音楽はもちろん、素晴らしく良かったです。

『インビクタス/負けざる者たち』

2010-02-25 01:09:37 | 映画


『インビクタス/負けざる者たち』
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン 他
あらすじ:
1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。
いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。
1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。(シネマトゥデイ)

イーストウッド監督は、前作の「グラン・トリノ」が最後だと思っていたのですが、まだまだ続くようですね。
「ミスティック・リバー」、「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」、「チェンジリング」、「グラン・トリノ」・・・傑作のオンパレード。

「インビクタス」は実話がベースになっているそうです。
最近では「マンデラの名もなき看守」がとてもよかったので、イーストウッド監督は、ネルソン・マンデラをどう描くのかなと期待していたのですが、やっぱり、期待を裏切らないないですね。

今回、観てびっくりしたのは、スプリング・ボックスの映画じゃありませんか。
迂闊にもまったく予備知識なしだったので、びっくり行天しました。
というのも、スプリング・ボックスをヒューストンまで観に行ったのです。当時、フェニックスで働いていたので、飛行機で2時間くらいかな?
ナマ・スプリング・ボックスを観戦して、大興奮でした。

そういう事情で、この映画は、格別な作品でした。
ゲームシーンも迫力満点。肉と肉のぶつかり合いが圧巻でした。

もちろん、モーガン・フリーマンは素晴らしいけど、スプリング・ボックスのキャプテン役を演じたマット・デイモンがとても新鮮でした。見事にマット・デイモンであることを消していたというか、役に入り込んでいました。
大統領にお茶に呼ばれて、徐々に惹きつけられていくシーンがとても印象的。

最初は互いに反目し合っていた白人と黒人のボディーガードも徐々にうち解けあってきたり、キャプテンのフランソワが黒人のメイドの分までチケットを用意したり・・などは特に目新しい展開ではないけれど、イーストウッド監督の表現力は、やはり格別だと思いました。

モーガン・フリーマンとマット・デイモン以外は、南アの役者さんだそうです。
だから、南アのアクセントになっていたわけですね。

残念なお知らせ(ややネタバレ)

2010-02-22 00:09:27 | 舞台・ライブ
松尾さんとG2さんのユニット・AGAPE storeの最終公演「残念なお知らせ」を観てきました。



「残念なお知らせ」
全労済ホール スペースゼロ 2/20 5列
作:桝野幸宏
演出:G2
キャスト:松尾貴史、片桐仁、新谷真弓、吉本菜穂子、久ヶ沢 徹、岩井秀人

子供向け人気番組の全国ツアー、長崎のホテルの一室でのできごと。
体操のお兄さん・久ヶ沢 徹、歌のお兄さん・片桐仁、歌のお姉さん・吉本菜穂子、縫いぐるみのお兄さん・松尾貴史。
この4人が、人間としてウツワが小さいというか、叩けばホコリの出る身。
次々明るみに出る、小さな秘密やウソや真実。
歌のお姉さんの降板ですったもんだする中、ここには出てこない、人気着ぐるみキャラのくまぞうが刺されるという大事件が起こり・・・

デリヘル嬢役の新谷さん、インパクト最大な登場で、ぶっ飛んだわ~~
これ以上はネタバレになるので、言えませんが、大爆笑でした。

それにしても、新谷さん、圧倒的な存在感。
ナイロンのファンとして非常に鼻が高いわ。って、誰目線??
かなり小柄なのに・・・けっこう胸は大きいのね。・・やだ、今度はオヤジ目線だ。

ストーリーも面白かったけれど、セリフがよかったです。
テンポが良くて、なおかつゆったりしていて、バカバカし過ぎてくどくなることもなく、アタシにとっては、ちょうどいい笑いのセンスでした。

「くまぞうが刺された」なんていう不穏な事件が起こりましたが、決して重くならず、楽しくて終始笑いに溢れていました。
話自体は、リストラ降板とか、策略とか、根回しとか、人間の裏表を描いているのですが、誰もが憎めないキャラ。
ウツワのちっちゃなオトナ達が、事件を通してそれぞれの隠し事が次々、暴露されたり、犯人捜しで、お互い疑ったりなすりつけたり。でも、最後はみんなで協力して、ショーを成功させようという運びになります。
くまぞうも一命は取り留めたようだし、また明日から頑張るか~~みたいな話で十分楽しめました。





パン作り、はまる~

2010-02-18 22:18:32 | 日々のできごと
去年、ホームベーカリーを買って以来、パン作りが面白くなってきました。

最初は、基本の食パンをアレンジして、ゴマを入れたり、ドライフルーツやナッツを入れたり、全粒粉やライ麦を混ぜたり。

で、ホシノ天然酵母を使うようになって、ますます面白くなってきました。
そうなると、ハードパンも作ってみたい・・となります。
今のところ、「なんちゃってハードパン」程度の初心者なのですが、こんなの ↓ 作ってみました。



ドライアプリコットとマカデミアナッツ。お店じゃ、売ってないような組合せ。(笑)
いいんだ、いいんだ。アタシが好きなら。


葉っぱのような形にしたかったのに、べろんとなってしまいました。
しかも、切り込み(クープと言うらしい)は、カミソリで入れるべきところ、ないので包丁でやってみたら、驚くほど不恰好。




中には、ひまわりのタネ、カマンベールチーズ&クリームチーズ、ハラペーニョのピクルスのみじん切り、ライ麦ベースの粉。
アタシの知る限り、聞いたことも見たこともない組合せ。
そこが、また楽しいところ。



さて、クープ用のカミソリとホルダー、注文しました。
次に欲しいのは、温度計と醗酵かご。
もう少し、うまくなったら、またアップしたいと思います。

おとうと

2010-02-17 01:19:44 | 映画
「おとうと」を観てきました。



監督:山田洋次
キャスト:吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮 他
あらすじ:
夫を亡くした吟子(吉永小百合)は、東京のある商店街にある薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春(蒼井優)を育て、義母の絹代(加藤治子)と3人で暮らしていた。やがて、小春の結婚が決まり、結婚式当日を迎えるが、吟子の弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)が紋付はかまで大阪から現われ、披露宴を酔っ払って台なしにしてしまう。(シネマトゥデイ)

吉永小百合さん、とてもステキでした。
鶴瓶師匠と姉・弟とは・・・ちょっと見えないけど、まあいいか。
寅さんとは、また違った切り口で現実的でほろ苦い関係の姉弟愛を描いた作品でした。
ポスターに書いてあるように「厄介」な家族という関係。切っても切れない血のつながり。

前半は、自由奔放で空気が読めない、お人好しで憎めないけど、回りにとっては甚だ迷惑な弟・鉄郎が小春の結婚式をぶち壊してしまいます。
しかも、これが初めてじゃなく、何かにつけ、迷惑を被りながらも弟を母親代わりに育てた吟子は、つきはなすことができずにいました。
暫くして、見知らぬ女性が吟子を訪ねてきて、鉄郎に貸した150万円を何とかしてもらえないかと泣きつきます。

夫を亡くし、街の商店街で薬局を営む吟子にとっては、決して少額ではないけれど、訪ねてきた女性の様子に同情すると同時に、弟に対しては堪忍袋の緒が切れて、今度こそ、縁を切る決断します。

そして数年が過ぎ、警察から連絡があり、鉄郎が末期癌であることを知らされ、吟子は鉄郎と再会します。

血を分けた弟であるがゆえに愛想をつかした吟子が、鉄郎を受け入れている施設に行くと、まったく違う価値観で鉄郎は手厚く擁護されていたのです。
吟子は改めて、鉄郎という弟の存在価値を知ることになり、まったくの赤の他人が鉄郎に示す優しさと思いやりを目の当たりにします。
一度は弟を見捨てた吟子に対し、鉄郎は何のわだかまりもみせず、以前のノーテンキは鉄郎のままでした。
そして、吟子は、死を間近に控えた鉄郎と数日間過ごすことができました。

家族であるがゆえの憤り、悲しみ、苦しみ。でも、やっぱり家族は家族。そんな映画でした。

チケット無くして冷や汗・・・

2010-02-15 00:45:31 | 日々のできごと
来週末、待ちに待った「残念なお知らせ」を観劇予定。
さて、そろそろ、チケットを準備しておこう・・・と思ったら、

チケットがない!!!

G2プロデュースから直接購入して、届いたことは覚えている。
けっこう良席だったことも覚えている。
バッグに入れたことも覚えている。

何で無いの???


G2プロデュースのサイトを確認したら、「10日前までにチケットが未着の場合は連絡する」と書いてありました。
未着ってウソついて、再送してもらうか?
正直に紛失と言って、再発行してもらるか?

でも、再発行はしません・・・みたいなことチケットに書いてあったかも。
ありゃりゃ、どうしよう。

届いた後、どうしたかよーく思い出してみると、封筒のままバッグに入れたはず。
バッグの中にはいろんな封筒やらレシートやらメモやら入っていて、いらないものを処分したはず。
念のため、紙ゴミを分別した紙袋をチェック。

あらら、紙ゴミの中に見覚えのある封筒。
中身はからっぽみたい・・・と思ったら。

入っていた~~~

先週の金曜日は、紙ゴミを捨てる日だったけど、雨だったからふたつにまとめたうち、ひとつを捨てたのでした。
なんて、ラッキーだったのかしら。
っていうか、ゴミに捨てるな、自分。
あ~~、もうちょっとしっかりしてよ。

ということで、冷や汗のあと、ホッとしました。
これからは、チケットケースに保管しておかないと。

ちなみに以前、一度、紛失したことがありました。
ダメ元で、電話したら履歴を調べてくれて、情報があっていたので、紛失扱いで入場することができました。
そのときは、劇場から直接購入したので、履歴があったのです。
イープラスやぴあで購入したら、きっとダメだったでしょうね。

くれぐれもチケットは無くさないようにしましょうね。

井上陽水 LIFE&SONGS

2010-02-11 23:26:52 | DVD・オンエア
今日は、いつの間にか雨がしとしと降り始め、寒かったぁ~
NHKハイビジョンで井上陽水40周年の集大成番組「LIFE&SONGS」というのをオンエアしていたので、途中、本を読みながらですが、午後1:00~6:00まで見てしまいました。
・・・5時間?そんなに長かったかな?

いやはや。凄いですね。陽水さん。
還暦だって。
声は相変わらず美しく、あんな声を持っている人はそうそういませんね。

交友のある著名人がたくさん出てきて、いろいろなエピソードとかも盛り込まれて見応えがありました。

井上陽水の魅力は・・・
歌詞なのか、曲なのか。
両方と言ってしまえば、それまでですが、どちらかを選ばなければならないとしたら、うーーーーん。
わかりません。(笑)

オダギリジョーが出ていて、「とにかく、歌詞がぶっ飛んでいる」と言ってたけど、ホント、その通りだと思います。
詩は、繊細で斬新でぶっ飛んでいる。
と同時に、その詩を素晴らしく乗せている音楽。曲作り。
なんか、アンダークラウンドで無国籍な感じで、粘っこいようでどこか乾いている。

アコースティックなライブ(番組の最終パート)もよかったし、清志郎とのデュエットも聴き入ってしまいました。
「帰れない二人」・・・名曲ですね。


1Q84

2010-02-10 01:01:58 | 
あーあ、読んでしまいました。



いやはや、いやはや、いやはや。
面白かったです。

去年後半から、「村上春樹全作品」を読み始めていたので、「1Q84」、読もうかどうか迷っていたのですが・・・
年代順に読むことで、どんなふうに進化また変化していったか感じることができるかなと思って、じっくり順番に読むつもりだったのです。ちょうど「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」まで進みました。
ちなみに、全作品集を読み始めた決定的な一冊は「ねじまき鳥クロニクル」。

「1Q84」は発売後、すぐに売り切れ続出、あっとう間に100万部とか。
Book1、Book2でかなりのボリュームでしたが、あんまり面白過ぎて、一気に読んでしまいました。

「ねじまき鳥クロニクル」にしても、「羊をめぐる冒険」にしても、もっとゆっくりじっくり読みたかったのですが、この先はどうなる??と思ったら最後。一気読みになってしまいましたね。ストーリーの向こう側にあるものは何なのか?そういうことを考えながら作品を楽しむ喜びは、1回目には与えられないということです。
まあ、じっくり何度でも読んでみなさいよ・・・と、村上さんが思ったかどうか知らないけど。

村上作品の魅力は、
社会の競争とか物質的な豊かさから遠いところで、パスタやサラダを作って食べ、ジーンズや色あせたコットンパンツ、使い古しのテニスシューズを履いているような主人公。
そして、その他のユニークな登場人物、秀逸な構成、想像をはるかに超える物語性、やさしい言葉での奥行きのある表現・・・などなど。

「1Q84」は二人の主人公がそれぞれのストーリーを交互に展開させるという点では「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」と共通性がありますが、もっと具体的な物語となっています。
ふかえりという少女の「空気さなぎ」を天吾がリライトし、その話の中にもうひとりの主人公・1984年の青豆が包含されていき、話が進むにつれ、天吾自身が「空気さなぎ」の中に入っているという迷宮。

荒唐無稽な物語の中にあるリアリズムとか、いったい自分自身のいる世界は何か、誰が唯一の世界を定義できるか、運命と必然とは何なのか、そんなものは常に流動的であり、どんな現実が現れるのか、1984年と平行する1Q84年は、誰にでもありうる世界かもしれない・・・などといろいろ、いろいろ考えてしまいました。

Book3が出ると先日、ニュースで聞きましたが・・・うーん、3ヶ月ずつのストーリーなので、Book4まで出るんじゃないかしら?
3ヶ月×4でちょうど12ヶ月・・・凡人の発想かな?







雪が降ってる~~

2010-02-02 00:07:48 | 日々のできごと


天気予報が当たって、夕方から雪が降っています。
ううぅ・・・寒そう。
明日は、すっころんだりしないよう気をつけないと。

ところで、最近はCO2削減とか言って、職場の暖房は22℃に設定されているようです。
でも、場所や時間によって、22℃以下の場合もあるみたい・・・
冷えて体調を崩して、足下にセラミックヒーターを置いている人もいます。

そういう訳で、アタシも充電式の電気膝掛けというものを買ってしまいました。
いくら会社がCO2削減で電気代を減らしても、個人がセラミックヒータとか電気膝掛けとか使っていたら・・・
どうなんでしょうね。

明日う~~~んと寒くなるといいなぁ。
アタシの高級膝掛けの価値が上がるぅ。
・・・ったく、自分勝手な。