すっかり、感想が遅れましたが、りゅーとぴあの舞台、観てきました。
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ第七弾「ペリクリーズ~船上の宴~」

梅若能楽学院会館 9/23
訳:松岡和子
構成・演出:栗田芳宏
キャスト:柄谷吾史、田上真里奈、西村大輔、山賀晴代、荒井和真、永宝千晶、星野哲也、岡崎加奈、大家貴志、栗田芳宏
梅若能楽学院会館、東中野から7~8分なんですが、曲がるところを間違えて、迷ってしまいました。
で、同じように迷ってる人がいたので、引き返して無事に到着できました。
なかなか趣のある、能楽堂で雰囲気よかったです。
さて、今回は「ペリクリーズ」。
以前NHKでニナガワさん演出の舞台をオンエアしていたので、とても印象に残っている作品です。
タイアの若き領主ペリクリーズは、美しいアンタイオケの王女に求婚するが、王との近親相姦に気づいたため、王から命を狙われ、アンタイオケを去る。
タイアに帰れば、アンタイオケとの戦争に発展するため、民を守るため、流浪の身となる。
難破し、すべてを失ったペリクリーズは、流れ着いたペンタポリスの王女タイーサと結婚し、タイアに戻ろうとするが、再び海が荒れ、女の子を出産したタイーサが亡くなってしまう。
彼女の亡がらを海に流し、生まれた王女マリーナを以前、ペリクリーズが助けた領主に預け、国に戻る。
妻タイーサの棺はエフェソスに流れ着くが、奇跡的に息を吹き返し、その地で巫女となる。
成長したマリーナは虐待を受け、その後、海賊に誘拐された上、売春宿に売られてしまう。(あまりにも高貴な佇まいのため、売春婦として客を取るこができなかった)
一方、ペリクリーズは妻を失い、娘も死んだと聞かされ、絶望して旅に出るが、奇跡的に娘と再会し、妻も生きていると知り、再会することができる。
・・・とまあ、何ともご都合主義なハッピーエンドなんですが、舞台の作品としては、劇的な展開でなかなかおもしろいと思います。
今回のりゅーとぴあの舞台を観て、アタシは、やっぱりこのカンパニーが大好きだなと思いました。
長い話を、コンパクトにまとめ、演出の栗田さんがちょっとかぶり物をかえるだけで、何役もこなし、話の展開が鮮やかでした。
また、能楽堂に生ギターを持ち込み、フラメンコっぽいような音楽。
雅楽の楽器やドラなども交え、とても効果的で、ペリクリーズとタイーサが踊るフラメンコなど、見所満載の演出でした。
栗田さんのガワーとしての語り。いい声してますね。
シェイクスピアに限らず、舞台では早口の長ゼリフが多いと思いますが、今回は、全体的にゆっくりした口調でした。
セリフをじっくり味わうことができたように思います。
ほんとにいい舞台でした。
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ第七弾「ペリクリーズ~船上の宴~」

梅若能楽学院会館 9/23
訳:松岡和子
構成・演出:栗田芳宏
キャスト:柄谷吾史、田上真里奈、西村大輔、山賀晴代、荒井和真、永宝千晶、星野哲也、岡崎加奈、大家貴志、栗田芳宏
梅若能楽学院会館、東中野から7~8分なんですが、曲がるところを間違えて、迷ってしまいました。
で、同じように迷ってる人がいたので、引き返して無事に到着できました。
なかなか趣のある、能楽堂で雰囲気よかったです。
さて、今回は「ペリクリーズ」。
以前NHKでニナガワさん演出の舞台をオンエアしていたので、とても印象に残っている作品です。
タイアの若き領主ペリクリーズは、美しいアンタイオケの王女に求婚するが、王との近親相姦に気づいたため、王から命を狙われ、アンタイオケを去る。
タイアに帰れば、アンタイオケとの戦争に発展するため、民を守るため、流浪の身となる。
難破し、すべてを失ったペリクリーズは、流れ着いたペンタポリスの王女タイーサと結婚し、タイアに戻ろうとするが、再び海が荒れ、女の子を出産したタイーサが亡くなってしまう。
彼女の亡がらを海に流し、生まれた王女マリーナを以前、ペリクリーズが助けた領主に預け、国に戻る。
妻タイーサの棺はエフェソスに流れ着くが、奇跡的に息を吹き返し、その地で巫女となる。
成長したマリーナは虐待を受け、その後、海賊に誘拐された上、売春宿に売られてしまう。(あまりにも高貴な佇まいのため、売春婦として客を取るこができなかった)
一方、ペリクリーズは妻を失い、娘も死んだと聞かされ、絶望して旅に出るが、奇跡的に娘と再会し、妻も生きていると知り、再会することができる。
・・・とまあ、何ともご都合主義なハッピーエンドなんですが、舞台の作品としては、劇的な展開でなかなかおもしろいと思います。
今回のりゅーとぴあの舞台を観て、アタシは、やっぱりこのカンパニーが大好きだなと思いました。
長い話を、コンパクトにまとめ、演出の栗田さんがちょっとかぶり物をかえるだけで、何役もこなし、話の展開が鮮やかでした。
また、能楽堂に生ギターを持ち込み、フラメンコっぽいような音楽。
雅楽の楽器やドラなども交え、とても効果的で、ペリクリーズとタイーサが踊るフラメンコなど、見所満載の演出でした。
栗田さんのガワーとしての語り。いい声してますね。
シェイクスピアに限らず、舞台では早口の長ゼリフが多いと思いますが、今回は、全体的にゆっくりした口調でした。
セリフをじっくり味わうことができたように思います。
ほんとにいい舞台でした。