りぼんの音楽活動を始めてから、間もなく気付いた事があります。りぼんでは障害者や支援者という立場の違いは、りぼんの音楽活動にはほとんど存在していないという事です。フィフティーフィフティーの関係になっていました。そして、奥井さんは言います。
「俺達二人二脚だから。」
初舞台から一年後の今、まさに、そんな関係がより、強く実現されています。
一年間の活動の実績は確実に積み重なっています。音楽以外では、障害を抱えた奥井さんを今でも気遣い、支援をしています。しかし、りぼんの枠の中では、それがほとんど無い事に気付いたのです。
そして、今考える事は、これからの、りぼんの音楽活動の意味。役割。目的を考えるようになっていました。演奏の回数を重ねれば重ねるほど、それを強く考えるようになって行きました。音楽は芸術、奥井さんが詩を書いて、私が作曲してというスタイルで曲を作り貯め積極的なライブ活動を展開してきました。芸術を実践し積み重ねてきたなと思います。
音楽で奥井さんとつながり、音楽で奥井さんを勇気付け。音楽を通し、奥井さんの辛い状況、頑張りをライブで伝えてきた。奥井さんと出会い音楽活動を再開する事が出来るようになり、私は奥井さんから、再び歌う事の生きがいをもらった。りぼん音楽活動一周年を迎え、二人で作り上げてきた芸術の上に出来た言葉が私の心の中に光り輝く希望となって存在しています。その言葉は。
「芸術福祉。」
りぼんは、私の奥井さんに対する支援の心から生まれた芸術です。りぼんの音楽がしっかりとした形になってきた今。人を感動させる事が出来るようになってきた今。芸術を通して福祉を見るようにしています。それは、りぼんの音楽の自信の現れでもあると思うのですが、りぼんの芸術を通し、交通事故の恐ろしさや、命の大切さを願い伝えています。2005年6月のあの大きな交通事故で、奥井さんの命が、この地上に命を結びつける事が出来なかったら、りぼんの存在はなかった。
奥井さんは、ある新聞の取材で、こう応えました。
「障害が残っていろんなことができなくなり、下を向いていた毎日に、音楽が光を与えてくれた。」
奥井さんは、この一年で大きく変わった。もちろん、私も変わりました。りぼんの音楽は成長しました。今度は、りぼんの音楽という芸術を福祉に戻していきたいと思っています。
「芸術福祉」の実践。
今、りぼんの周りでも頑張っている人がいっぱいいます。そんな人々との出会いも音楽を通じて、増えてきました「自立の風かんばす」代表Yさんがその一人です。重い障害を抱えながら地域の中で暮らしているYさん。名刺交換をしてその名刺の裏にYさんの書いた詩がありました。
「塔」
一つ一つ 重ねていく積木
想いを育んでいくように
どこか アンバランス
優しく そっと そっと 乗せていく
崩れないように
呼吸さえままならず
一つ一つの シンメトリー
あるのは想いだけ 聴こえるのは
積み重なる音と 指の振動
大事にそっと そっと育んでいく
シンメトリー アシンメトリー
想いの幅だけ 伸びていく積木
実は、この詩にりぼんが曲をつけて、ライブで演奏をすることになりました。りぼんのライブを見にきてくれる人たちに、「自立の風 かんばす」Yさんの思いや願いを伝える事が出来ます。何て素晴らしい事でしょう。「芸術福祉」の実践を二人でがんばって行きます。
「俺達二人二脚だから。」
初舞台から一年後の今、まさに、そんな関係がより、強く実現されています。
一年間の活動の実績は確実に積み重なっています。音楽以外では、障害を抱えた奥井さんを今でも気遣い、支援をしています。しかし、りぼんの枠の中では、それがほとんど無い事に気付いたのです。
そして、今考える事は、これからの、りぼんの音楽活動の意味。役割。目的を考えるようになっていました。演奏の回数を重ねれば重ねるほど、それを強く考えるようになって行きました。音楽は芸術、奥井さんが詩を書いて、私が作曲してというスタイルで曲を作り貯め積極的なライブ活動を展開してきました。芸術を実践し積み重ねてきたなと思います。
音楽で奥井さんとつながり、音楽で奥井さんを勇気付け。音楽を通し、奥井さんの辛い状況、頑張りをライブで伝えてきた。奥井さんと出会い音楽活動を再開する事が出来るようになり、私は奥井さんから、再び歌う事の生きがいをもらった。りぼん音楽活動一周年を迎え、二人で作り上げてきた芸術の上に出来た言葉が私の心の中に光り輝く希望となって存在しています。その言葉は。
「芸術福祉。」
りぼんは、私の奥井さんに対する支援の心から生まれた芸術です。りぼんの音楽がしっかりとした形になってきた今。人を感動させる事が出来るようになってきた今。芸術を通して福祉を見るようにしています。それは、りぼんの音楽の自信の現れでもあると思うのですが、りぼんの芸術を通し、交通事故の恐ろしさや、命の大切さを願い伝えています。2005年6月のあの大きな交通事故で、奥井さんの命が、この地上に命を結びつける事が出来なかったら、りぼんの存在はなかった。
奥井さんは、ある新聞の取材で、こう応えました。
「障害が残っていろんなことができなくなり、下を向いていた毎日に、音楽が光を与えてくれた。」
奥井さんは、この一年で大きく変わった。もちろん、私も変わりました。りぼんの音楽は成長しました。今度は、りぼんの音楽という芸術を福祉に戻していきたいと思っています。
「芸術福祉」の実践。
今、りぼんの周りでも頑張っている人がいっぱいいます。そんな人々との出会いも音楽を通じて、増えてきました「自立の風かんばす」代表Yさんがその一人です。重い障害を抱えながら地域の中で暮らしているYさん。名刺交換をしてその名刺の裏にYさんの書いた詩がありました。
「塔」
一つ一つ 重ねていく積木
想いを育んでいくように
どこか アンバランス
優しく そっと そっと 乗せていく
崩れないように
呼吸さえままならず
一つ一つの シンメトリー
あるのは想いだけ 聴こえるのは
積み重なる音と 指の振動
大事にそっと そっと育んでいく
シンメトリー アシンメトリー
想いの幅だけ 伸びていく積木
実は、この詩にりぼんが曲をつけて、ライブで演奏をすることになりました。りぼんのライブを見にきてくれる人たちに、「自立の風 かんばす」Yさんの思いや願いを伝える事が出来ます。何て素晴らしい事でしょう。「芸術福祉」の実践を二人でがんばって行きます。