ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

質・量ともに進化 山口地ビール(その3)

2018-09-29 15:42:50 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「山口地ビール」の続きです。


醸造所兼レストランの中へ。

     

     

中に入るとまずは真正面に醸造設備が見えるガラス面がお出迎え。2KLの仕込み釜が鎮座しています。

     

     

レストランのメインフロアは高い吹き抜けの空間。普通の地ビールレストランには無い、非日常感があります。結婚披露宴の会場として使用されるだけのことがあります。

     

     

メインフロア奥のカウンターには数多くのビールサーバーが並んでいます。以前より確実に増えています。このあたりが進化している証拠です。

     

     

こちらがお気に入りのテラス席。適度に外の光が入る人気の席です。窓からは鳴滝を眺めることができます。今回もこちらでビールを頂きます。

(続く)



山口地ビール
山口県山口市下小鯖1360-4
TEL:083-941-0100

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質・量ともに進化 山口地ビール(その2)

2018-09-27 08:50:20 | ビール紀行(関西)
前回の「山口地ビール」の続きです。


鳴滝バス停から徒歩で醸造所へ向かいます。

     

     

しばらく歩くと目の前に鳴滝を含む岩山の絶景が見えてきます。醸造所はその岩山の麓です。

     

     

     

登り坂をしばらく歩くと山口地ビールのエントランスに到着です。何度来てもこのロケーション最高です。気分はまるでチロル。

     

     

     

醸造所兼レストランの建物です。このヨーロッパ風の趣、素敵です。最近は減ってしまいましたが、昔は地ビールと言えば、こんな感じの建物でした。

     

傍らには景勝鳴滝が清らかに流れています。

それではヨーロピアンな空間に入りましょう。

(続く)



山口地ビール
山口県山口市下小鯖1360-4
TEL:083-941-0100

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質・量ともに進化 山口地ビール(その1)

2018-09-25 08:17:37 | ビール紀行(中国・四国)
山口県山口市の「やまぐち鳴滝高原ブルワリー」が醸造する「山口地ビール」は中国地方で20年以上の歴史をもつ老舗。近年様々なイベントに出店し、その認知度が急速に高まってきました。現ブルワーの体制になってから、ビールのバリエーションが豊富になり、地元の食材を使ったビール造りに意欲的に取り組まれています。また山口地ビールの醸造所はもともと醸造能力が大規模でしたが、昨年さらに能力を増強し、約3倍の規模に拡大しました。そんな今勢いに乗っている山口地ビールへビール紀行してきました。こちらの魅力はそのビールはさることながら、併設レストランとそのロケーションです。自然豊かな鳴滝のそばに位置し、結婚式も挙げられる素敵なレストランで頂く料理は格別です。いつもはランチタイムの訪問ですが、今回はお客さんが落ち着いたアイドルタイムに伺いました。醸造所へのアクセスですが、JR防府駅もしくはJR山口駅からバスで約30分と徒歩約10分。バスの本数は多く、かつレストランの営業は通し営業なので、訪問しやすい醸造所です。

     

     

JR山陽本線で防府駅に到着。新幹線の新山口からの乗り換えで遠方からも便利です。

     

     

JR防府駅と駅前の様子。駅前は整然と整備された市街地です。

     

駅前のバスロータリーからJR山口駅方面のバスに乗ります。

     

     

バスは市街地を抜け北上。山間部の峠を超えます。

     

     

醸造所最寄りのバス停、鳴滝で下車します。

     

     

鳴滝バス停すぐの交差点に山口地ビールの案内看板が出ています。ここ右折してしばらく歩くと到着です。

(続く)



山口地ビール
山口県山口市下小鯖1360-4
TEL:083-941-0100

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川崎の新規実力派 TKBrewing(最終回)

2018-09-23 15:47:59 | ビール紀行(関東)
前回の「TKBrewing」の続きです。


次に頂いたのはスマッシュ・セゾンです。

     

     

1種の麦芽と1種のホップを使用したコリアンダーシード入りのセゾンとのこと。カスケードとは思えないホップの爽やかな香りとセゾン酵母によるエステル香が入り混じる。モルトの旨味は控え目で、セゾンらしい爽やかな酸味が支配する。セゾンらしいほのかなエステル香と爽やかなホップの香りが特徴のセゾンビールです。旨い!セゾンらしいくどさがないのが良い!

     

フードはスタンド日進で購入してビールと一緒に頂くことができます。オリーブを選択。

     

     

続いて頂いたのは「雲に隠れてモザイク」、ニューイングランドスタイルのIPAです。確かにヘイジー。モザイクホップのパインのような香りが全開!モルトの旨味はしっかりジューシー。ホップのしっかり酸味がそれを受け止める。激しく旨い!モザイクの香り全開のジューシーなニューイングランドIPAです。なかなかの仕上がりです。このスタイルは最近流行で色々な醸造所のものを頂きましたが、ここのものが一番好みです。アルコール度数は他社に比べて低めですが、全然ボディ感は遜色ありません。

     

     

こちらはドープネスIPA。シムコー、センティニアルを中心に使用したアメリカンIPAです。シムコーらしいどっしりとしたアメリカンホップの厚みのある香り。モルトの旨味は香りに負けず、しっかり重厚。ホップの苦味がしっかり効いて旨味を受け止める。旨い!苦い!香り、旨味、苦味がバランスした教科書的なアメリカンIPAです。うーん、この完成度の高さ、感服です。

     

     

最後はシトラトリペルで締め。ベルギー酵母使用。シトラらしい鋭いライム系の香り。モルトの旨味はトリペルながら控え目で、ホップによる強烈な酸味が効く。まるでシトラスの果汁が入っているかのような、シトラス系の鋭い香りと酸味が特徴のアメリカンW-IPAです(本当はベルジャントリプルなのですが)。旨い!これもスタイルに比して面白くよくまとまっています。

今回はこれにて終了。こちらのビール全体的に非常にレベルの高い仕上がり。アメリカンホップが強いビールが中心ながら、ベルギーも交錯する造り。雑味もなく、上手くスタイルの中でバランスしています。最近の新規の醸造所の中ではキラ星的な存在です。

     

この壁の向こうが醸造所部分になります。また来ます。



TKBrewing
神奈川県川崎市川崎区日進町3-4  
TEL:090-2420-2583

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川崎の新規実力派 TKBrewing(その2)

2018-09-21 06:37:14 | ビール紀行(関東)
前回の「TKbrewing」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

醸造所はunicoという様々なテナントが入るビルの1階にあります。写真左手のガラス部分が醸造所になります。

     

     

     

     

中に入るとすぐ左手が醸造所で、直売所の窓口です。こちらでビールを購入して、直売所の目の前のスペースか、これまた隣接の「スタンド日進」というカフェレストランで飲むことができます。「直売所」って、その潔さがいい感じです。

     

     

ビールのメニューです。この日は5番が品切れで全6種というラインナップ。

     

     

最初に頂いたのは「春の予感」(アメリカン・ペールエール)です。厚みのある複数のアメリカ系ホップの香りが豊か。モルトの旨味はややしっかりで、ホップによる酸味がしっかり効く。豊かで厚みのあるアメリカ系ホップの香りとしっかり酸味が特徴のアメリカン・ペールエールです。旨い。なかなかの良い出だしです。

(続く)



TKBrewing
神奈川県川崎市川崎区日進町3-4  
TEL:090-2420-2583

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川崎の新規実力派 TKBrewing(その1)

2018-09-20 00:04:58 | ビール紀行(関東)
川崎市の川崎駅の近くに昨年また一つ醸造所が誕生しました。その名は「TKBrewing」。しかも想像以上のの実力派でした。ブルワーの方はビール醸造をしっかりと勉強された方で、しかも醸造所での豊富な経験もある方、よって醸造開始からいきなりの実力全開というわけです。ビールのスタイルはアメリカやベルギースタイルが中心。今、クラフトビール市場で支持されているタイプのビールなので、今後人気がますます上がっていくことでしょう。醸造所には直売所があり、そこでビールを購入し、併設のカフェスタンドで料理とともに楽しむことができます。醸造所へのアクセスですが、JR川崎駅から徒歩約10分です。訪問したのは随分前のことになりますので、最新の情報をHP等で確認してください。

     

     

JR川崎駅に到着。都心からも近く、交通も至便。しかしながら、自分にとっては、あまり来ることのない駅なので新鮮。

     

     

ビッグターミナルの川崎駅。ここから徒歩で醸造所へ向かいます。

     

     

     

人で賑わう駅前からしばらく歩くと、静かなエリアへ。右手にそれらしき建物が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



TKBrewing
神奈川県川崎市川崎区日進町3-4  
TEL:090-2420-2583

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【番外編】大阪の都会派醸造所 ONE's BREWERY

2018-09-16 07:27:14 | ビール紀行(関西)
今回は醸造開始前の醸造所ということで「番外編」になります。

     

     

先日、大阪市の北浜駅付近を歩いていると、とあるビルの1階の看板が目に飛び込んできました。

     

ONE's BREWERY」?聞いたことのない醸造所名。早速ネットで調べてみると、れっきとした醸造所のようです。既に設備もあるようですし。しかも店内がとても都会的でお洒落。寄ってみることに。

     

     

     

ONE's BREWERY Pubの店内の様子。なかなかゴージャスな大人な空間じゃないですか。しかも外を見ると眼下に中之島の夜景が広がっています。

     

     

そして店の一角に存在感を放つ空間が。そうですこちらが醸造設備です。しかも発酵・貯酒タンクのみ。

たまたま醸造担当のスタッフの方がいらっしゃったので、お話をお伺いすると、何とその方はあの三好ベッケンビールで絶品ビールを造られていた方でした。ヘッドブルワーの方は元スワンレイクの方。作り手の方は完ぺきな体制のようです。こちらはもうすぐ醸造免許が下りる見込みのとのこと。現在は地底旅行さんの設備で造られたオリジナルビールやゲストビールをお店で提供されているようです。興味深いのはぞの醸造工程。仕込みの工程はここにはなく、大阪ドーム近くの本社で仕込みの工程を行い、50Lのケグに詰めて、こちらに運び込み、発酵・熟成を行うという聞いたことのない斬新な体制です。

     

     

カウンターに並ぶ10本のタップ。その上方にビールリストがあります。その中からこちらのオリジナルビールを頂きます。

     

     

スタイルはケルシュ。グラスが素敵。日本の地ビール黎明期のケルシュのような爽快なホップの香りとエステル香の旨いケルシュでした。

醸造開始したら再訪しないといけません。大阪の楽しみがまた一つ増えました。



ONE's BREWERY Pub
大阪府大阪市中央区北浜1-1-28 ビルマビル北浜8F
TEL:06-4708-5388

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秘境へ再び タルマーリー(最終回)

2018-09-14 05:28:41 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「タルマーリー」の続きです。


醸造所の見学の機会を頂き、代表兼ブルワーの方のお話をお伺いすることができました。

     

こちらは仕込みの工程。仕込みの規模は300Lとのこと。

     

     

そしてこちらは発酵タンクです。タンクの規模は600Lなので、仕込みはダブルバッチだそうです。

こちらは野生酵母によるビールとして有名ですが、原料はオール有機だそう。今後はホップに頼らない発酵による味わいを追及したいとのこと。野生酵母はレーズン酵母と柿梨酵母の二種。今後はこれにサワー系の酵母でチャレンジしたいそうです。

     

その酵母を培養している瓶を見せていただきました。初めてみる光景。

     

こちらは冷蔵庫の中で出荷を待つケグ。約3000Lのビールが熟成されていました。野生酵母によるビールは発酵・熟成が止まらないので提供するタイミングが難しいそうです。

代表様、この度はお時間を頂戴して貴重なお話を聞かせていただき、有難うございました。

     

     

     

帰りは醸造所から徒歩約5分の那岐駅から因美線で帰路につきました。この那岐駅がノスタルジックで素敵でした。焼酎のCMに使われそうな昭和感、たまらん。



タルマーリー
鳥取県八頭郡智頭町大背214-1
TEL:0858-71-0106

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秘境へ再び タルマーリー(その5)

2018-09-12 07:44:16 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「タルマーリー」の続きです。


次に頂いたのはスプリングブロンド。

     

     

山口県産の蜂蜜を使用。野生酵母による個性的なエステル香とホップの豊かな香り。モルトの香りも。モルトの旨味は中程度で、これまた上品な酸味がしっかり引き締める。野生酵母らしいやや荒々しいエステル香とホップの豊かな香り、そして品のある酸味が特徴のブロンドエールです。旨い。

     

     

お待ちかねのトマトソースとチーズのピザが到着。パンへのこだわりはもちろんこと、智頭産の自然栽培トマトのソースにニュージランドのナチュラルゴーダチーズ、そして智頭産バジルを使用したシンプルなピザです。注文したのはハーフサイズなのですが、十分大きい。生地の焼けた香りから違います。食べると、密度と厚みがあるのにサクサクと軽い。こんな感触のピザは初めて!智頭産トマトのソースがいい脇役です。小麦の風味も豊か。さすがの逸品!ただのピザだとなめてました、すみません。

     

     

次はスモークブラウン。穏やかな燻製香と野生酵母によるエステル香。モルトの旨味は中程度で、野生酵母によるしっかり酸味が響く。穏やかな燻製香と野生酵母によるエステル香が特徴のオリジナルなラオホビールです。旨い。

     

     

最後は瓶ビールで、柚子ベルジャンダブルで締め。もちろん柚子は鳥取・岡山県産。柚子の厚みのある香りとモルトの芳醇な香り。モルトの旨味はしっかり豊潤。柚子と酵母による酸味が旨味を上手く支えるように効く。旨い!柚子の香り・酸味・苦味を上手く活かした、フルボディのフルーツエールです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、やはり野生酵母によるエステル香と上品な酸味が特徴。しかしながら、どれも嫌味がなく、野生酵母の生命力を感じさせる個性的なビールに仕上がっています。ベルギービール好きなら、絶対好きになるビールです。

フードもこだわりがあり、食べるとすぐにそれが分かるほど、目が覚める美味さ。ピザは絶品で経験したことのない感覚の美味しさです。

この秘境を訪れることで得られるビールとパンの新境地。訪問は大変だけど、ビールのために旅をしたくなる醸造所です。

この後ブルワーさんのご厚意で醸造所を見学させていただくことになりました。

(続く)



タルマーリー
鳥取県八頭郡智頭町大背214-1
TEL:0858-71-0106

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秘境へ再び タルマーリー(その4)

2018-09-10 04:55:38 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「タルマーリー」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ケグ出しのビールは5種類。そしてこれ以外に瓶ビールが3種ありました。ベルギー系が大半の印象。野生酵母で醸すのですから、ベルギースタイルが相性がいいのでしょう。

     

     

最初はベルジャンホワイトから頂きます。ややセゾンっぽい豊かなエステル香と厚みのある柑橘系のホップの香り。モルトの旨味は中程度で、しっかり心地よい品のある酸味が後から追いかける。旨い。品のある心地よい酸味と程よいボディ感が調和するベルジャンホワイトです。

     

     

つづいては「タルマーリーのセゾン」。やや柑橘系の香りに、野生酵母によるセゾンっぽいエステル香がしっかり香る。モルトの旨味はやや控え目で、酵母に由来する酸味がしっかりながら上品に効く。セゾンらしいエステル香しっかりの、心地よく上品な酸味が響くオリジナルのセゾンです。旨い!他にはない酸味の上品さが素敵。

     

     

     

フードとデザートのメニューです。基本はこちらの看板であるパンを使ったフードが中心。若干のおつまみもあります。前回は「イノシシ肉のハンバーガー」を頂いたので、今回はピザにしてみます。

     

     

ピザの前に「本日のおつまみ」を頂きました。鳥取産白いかレモンマリネでした。白いかに地元の様々な野菜がたっぷりの、レモンがしっかり効いた爽やかなマリネです。マリネの酸っぱさがこちらのビールの独特の酸味によく合います。

(続く)



タルマーリー
鳥取県八頭郡智頭町大背214-1
TEL:0858-71-0106

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