「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

銀座で死闘を繰り広げた話

2009-10-07 22:30:00 | 日常生活
 今日は、銀座に出ていたのですが、何を思ったのか、偶然目に留まった「特製ステーキランチ3500円」の看板に吸いよせられてしまい、思わず散財してしまいました(苦笑)。

 京都は宇治辺りで活動中の和製シェフチェンコさんみたいな店名で、 メニューは特製ステーキ定食のみ。
 ライス、味噌汁、サラダ、お新香に食後のコーヒーつきとはいえ、値段が値段なので、店内に先客は三人のみでした。

 それはそうと、オープンキッチンのカウンター席に座るなり、「ビールをお出ししますか?」には、少し焦った(苦笑)。
 
 待て、今、ランチタイムだよなあ?!
 
 その気になれば、朝からでも呑めますけど、向こうから訊いてくるとは思わなかった(笑)。

 あるいはカタギには見えなかったとか?(汗)

 それとも、これが銀座の奥深さなのか?

 特製とは言うものの、要はディナー用に使ったやつの切れ端をいくつか持ってきて焼いたもの。
 有り体に云えば、吉野家や松屋なんかの焼肉定食の超豪華版といった感じ。
 目の前で肉と野菜炒めを調理してくれるのがミソかもしれないが、ステーキくいしんぼだって十分にアツアツで出してくれるしなあ……。

 肉は切れ端とはいえ、我々貧乏人のレベルからすれば、普段は絶対に手を出せないクラスの超超高級品――だと思う、多分。
 所詮、牛肉の質について一目で確信を得ることが出来ないくらいの育ちと生活レベルなもんで……。

 軽く焼いた肉は恐ろしいまでに柔らかく、甘味が感じられるとともに舌の上でとろけていきます。
 つまりのところ、いわゆるサシの味だわな。
 大根おろしやわさびを溶かしたタレが無いと食べるのが正直しんどいです。ついでに残り脂で作る野菜炒めがまた重いの何の。道理でランチにも関わらず、ガーリックチップが皿に盛られるわけだ。
 余程、胃が丈夫じゃないと午後は仕事にならないんじゃあるまいか?

 そして驚いたのが、勘定を払う際、領収書は要らないと云うと怪訝な顔をされ、更に名刺をくれと云われたこと。

 初めてだぞ、昼飯食いに行って名刺を云々なんて。

 どーいう店なんだろうか?
 それともこれもまた、銀座の奥深さなのかっ?!

 まあ、だいたいの想像はつくけど、おおよそ私とは価値観がかけ離れた、とてもじゃないけど精神的に相容れない人々に支えられている店なんでしょうね。
 夜なんて勘定ヒトケタ(ひょっとしたら二桁?)違うんだろうなぁ(苦笑)。
 恐くて、夜のお値段のことは訊けませんでしたけど(爆)。
 メニューらしきものが見えないところを見ると、鮨屋でいうところの「おまかせ」onlyってことなんでしょうか?

 結論としては、肉そのものを味わいたいなら、東あづま駅近くのミスターデンジャーで十分かな、という気がします。
 ステーキといえば、最低でも5千円コースとか1万円コースとか云っている人にとっては、とても食べられた代物じゃあないんでしょうけど、2000円出せばデンジャーステーキの400gセットで、ごっつい肉がたらふくいただけるんですから。
 週末とか家族連れも多いですしね、本店は。

 まあ、そうだなあ、一シーズンに一回くらいは、からかいにいってやろうかな(根性悪っ)>和製シェフチェンコ風ステーキハウス
 もちろん、経済的、精神的、内臓的に余裕がある時に限りますが(苦笑)。

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