「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

今更ながら、コミケで「仕事」をするということ。

2021-08-21 12:13:00 | 日常生活
 つい最近、公共放送で夏コミ時期のビッグサイト付近のコンビニの72時間密着ドキュメント再放送ってのがあったこともあり、なんとなく表題の件で書きなぐってみる。

 いつの頃からか――管理者の実感では、企業ブース、さらに東方ジャンルが勃興してきた頃とリンクしているのだと思っているが――コミケ(夏も冬も)に関しては、楽しいよりも、ちょっとキツい、とか、苦しいと感じることが多くなったと思う。
 ま、あ、加齢もあるんだけどね。

 それでもせいぜいが、楽しい地獄程度で済んでいたのだが。

 とはいえ、時が流れ、ひょんなことから、仕事としてコミケに関わることになると事情が様変わりするわけで、

 まあ、ただの地獄だわ

 しかも、職場の規定で背広着用なので、余計に地獄度が増すという(苦笑)。
 さすがに一昨年夏は、泣きを入れまくった挙句、空調服の許可をもらったけど。

 少なくとも5年くらい前、折しもコンビニドキュメントが放映される前までのコミケに縁の無い人たちにとってのイメージとしては、エグいコスプレしたねーちゃんとか、脂ぎった大きなお兄さんがそこらから集まってくる程度だったのは、想像に難くないわけで――

 会場内で人がバタバタ倒れる
 なんなら会場の外でも人が倒れる

 まあ、これくらいは序の口で
 担架(ストレッチャー)や車いすが足りなくなって、倒れた人間が台車ならまだ良い方で、ロールパレット(カゴ台車)で運ばれていくとか、あのコミケ84では医務室でトリアージみたいなことがあったみたいだし(2019年夏本当に使用されました)。
 
 この時点で、「いくらなんでもそれはない」とか「話盛ってるだろ」と返されるのは間違いない。

 さらに、各携帯電話キャリアが意地になって、移動基地局車(しかも中には「痛い」のも)を投入するとか、それだけじゃなく、「人間アクセスポイント」のバイトが会場に立っているとか――

 信じねえよ、普通!

 幸か不幸か、公共放送の昼のニュースで「コミケ開幕」なんて取り上げられるようになってから、徐々に信じてもらえるようになった、と。
 挙句、駐車場で「人間焼肉」状態なんてのもあったしな。

 実際ねえ、仕事として行くと、どーしても自分の買い物とかがしづらくなったり、というデメリットもあったり、周りが動いているのに撮影時に静止しているものだから、気が付けば体にアザができたり、後ろからブチ当たられて右肩亜脱臼とかもあったり。

 何が言いたいのか、というとだ、冬コミやるとして、また体を作らないとなー、というのと、そこまで命と身体を張るイベントなのかという、ささやかな疑問。