シフクノサイン

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震災10年を思い出して

2005年01月08日 | 観ル
イッセーさんの神戸公演にお出かけ。

神戸駅から10分くらいのKAVCホール。
新開地って地区なんやけど
近くには劇場や映画館もあって
なかなか文化的な街並み。

震災から10年たって
この街並みも変わったんやろか。


今日のステージは先生ネタで幕開け。

牛の乳搾りは資本主義じゃないと
いう方言まるだしの社会の先生。

生徒に体験談を話させるのに、
自分の初体験を聞かれると
プライバシーの侵害だとキレる
保健体育の女教師。

猫を解剖の授業に使ってクビになると
いっている生物の先生。

よそに視察ばかり行って
自分の学校ほったらかしの校長先生。

イッセーさんがやると
なんだか憎めない先生たちなんやけど
今の学校現場を皮肉ってる感じもした。

その後学校先生ネタは終わり
いつもの楽器ネタやらを。

カラスを轢いてなじみの店に連れて
きてしまったサラリーマン。
最後にイッセーさん、嘴つけた
カラスみたいになっちゃうんやけど
あのオチは…(苦笑)。

ギター弾いて熱唱する年寄りロッカー。
なんかようわからん歌詞の流れなんやけど
イッセーさんらしくて好きやわ。

寒いのに窓を開けてチェロを弾くご老体。
このネタが今回一番面白かった。
普段は成人用おむつして、めっちゃ腰も
曲がって、おじいさんそのもの。
だけど、憧れ(?)のお隣の鈴木さんが来ると
しゃっきっと背中が伸びて話し方もしっかり。

で、鈴木さんが去った後がね、笑える。
ピンと伸びた背中が徐々に曲がっていって
顔もしゅぅぅぅってしわしわになっていく
様子を表現するの。
その動きがすごい!
イッセーさんならではの表現力。

なんか切なさも同時に表すというかね。
とにかく好きやわ~。

あとは、病院にお見舞いに行って騒ぐ
迷惑なおっちゃんネタ。
結構長いネタなので、途中α派が…。


ほんまはこの8つのネタで終わりの
予定やったけど、チェロの時に自然と
湧き上がった拍手がうれしかったようで
これも神戸との縁だから、みたいなことで
アンコールでもう1つおまけを。

またまたチェロを持って登場。
どこで買ったんソレ!って突っ込まれそうな
花柄のドレスとタイツ履いて(笑)。

保育園でクラシックを演奏するはずが
メンバーが遅れて、一人その場しのぎの
ネタをするチェロのお姉さんっていう設定。

これまた大河が始まる義経を題材にしてて
バカウケ。

で、最後に、派手なドレス&タイツは
神戸に来て急遽買ったことを暴露してくれた。
確かに関西にしか売ってないわ、あんなん(笑)。

今回実はカメラ持っていってたけど
なんかまだまだかなぁって気がして
一緒に撮ってもらうのはまた次に。


帰りし新開地劇場の横を歩いてると
恋川純弥って幟が立ってて
ファンらしきおば様たちが列をなしてる。
大衆劇のことは全然わからんけど
ファンの人たちにとっては
ヨン様みたいな人なんかな?(笑)

神戸スイーツハーバーに寄ってみたけど
あまりにすごい人なので、チーズロール
だけ買ってさっさと退散。

10年たって、私が知ってるだけでも
お店いろいろ変わったよなぁ。