非現実の王国で

　「非現実の王国で」というＤＶＤです。
　
　１９７３年に８２歳で死んだ、
　ヘンリー・ダーカーは、
　病院の掃除夫だった。
　
　天涯孤独の彼のアパートに入った隣人たちは、
　そこに膨大な小説と数百枚の挿絵を見た。

　ダーカーの生い立ちと、
　作品世界が交互に語られるドキュメンタリー。

　貧しくひっそりと暮らす男の創りだした「別世界」は、
　ヴィヴィアン・ガールズが「悪」と戦う「大長編叙事詩」、
　挿絵も新聞雑誌の切り抜きを、
　コラージュ、トレーシング、拡大し、着色し、
　３メートルに及ぶものもあった。

　圧倒されるドキュメンタリーだった、
　ダーカーが、たった一つの自分だけの世界を創り上る、
　怖いほどの孤独が、その力を生んだのか、
　その世界が生きる力でもあったのだろう。
　
　自分の生活に、「カツ」を入れられたみたい。

　
クリック, ＤＶＤ．

４月１日

「私、このたび一身上の都合で、退職します」

せっかくの「エイプリール・フール」を楽しもうと、
スーパーで小さな「ウソ」をついたが、
いまいちだったよ。

わはははよ、がははと、笑える「ウソ」って、
難しいなー・・・、皆、真面目に反応してくれた。

「４月１日ですから」って、
フォロー付でありました。

あながち「ウソ」では無いことの多いスーパーでは、
いつも「募集中」なり。