今ここ・サブカル散歩

依子目線での日本のエンタメ所感などを。
365日walkingデートは2014年の2月の記事からご覧ください。

時代とアイドル。

2022-06-10 20:53:40 | サブカル

 

宮沢りえはアイドルを軽やかに脱皮した。作られた楽曲の女の子像が「違う」と感じ
アイドルの座を降りた、という内容を番組で話しておられた。とても潔くかっこいい。

松田聖子、恋多き人生。楽曲は可憐な女の子。But、歌と聖子ちゃんはリンクしない。
松本隆・呉田軽穂のコンビ(赤いスイートピー・他)が古き良き昭和の女子を描く。
聖子ちゃんは忠実に表現しただけ。アイドルの姿勢への熱意の投入を惜しまなかった。

筆者が学生時代、芸能界のレコードリリースは3ヶ月に1度のペース。
昭和歌謡は年4回新曲が出ていた。歌番組は歌の披露に留まらずベストテンや
ランキング形式になってゆく。演歌がチャートインするとテンションはやや下るものの
一応耳にしていた。国民全体がヒットソングを知っていたという所以でもある。

平成はJ‐POPの名称で表された歌謡曲。カラオケ登場も「歌」を身近に感じた装置。
アーティストは心を代弁してくれる味方・友人みたいな立ち位置。歌番組は激減。
平成の終わりにはレコード大賞の楽曲を知らない人が大半という由々しき事態となる。

令和のアイドルの歌い踊る束売り方式の楽曲にはいまひとつなじめず残念至極。
彼らが昭和歌謡をなぞる場面に「やらされ感」をうっすら思うのは穿ちすぎか。


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