夕方のフィットネスの時間を利用して観ました。体を動かしながらなので、こう言ってはなんですが腰をすえて観なくても大丈夫そうな映画をと・・・(笑)原作の漫画は以前読んだのですが、絵の綺麗さと切ないストーリーにボロ泣きした覚えがあります。主演に栗山千明・その恋人役に成宮寛貴・謎のミュージシャンにHYDEという魅力的なキャストなのですが、日本映画の常で、駄作になっているのではないかとの不安もありまして・・・
あらすじ(Amazonより)
19歳の美月は、聞き覚えのあるギターの旋律に導かれ、謎の人物アダムと出会う。彼と暮らすために家をでた美月は、途中で交通事故に遭い記憶を失くすが、気がつくとある古い洋館から出られなくなっていた。そこを訪れた中学生の蛍たちと美月の恋人・知己は、彼女を助け出す手がかりを探るうち、19年前のある出来事を知る。それは19年に1度起こる“下弦の月”の奇跡だった…。累計4500万部を超える漫画界のヒットメーカー・矢沢あい原作の初映画化作品!
結論から言いますと、「HYDEの壮大なプロモーションビデオ」でした(笑)映像はファンタジックで綺麗です。栗山千明も美しいしHYDEの歌う主題歌もすごく良くて、映画の雰囲気にぴったり。・・・ただですね、突っ込みどころは本当に多いですよ。脚本がねぇ・・・orz美月(栗山千明)がセリフで「アダム(HYDE)と過ごした一週間がとても大切だった」ような事を言っていたのですが、そう思わせるまでのエピソードが殆どなく・・・美月の父の浮気のせいで母親が自殺してしまったり、継母とその子供のせいで家にいたくなかったり、心の支えだった恋人の知己(成宮寛貴)が浮気したりして、そこに現れたアダムとの日々の描写も実に浅くて。家出した理由のほとんどをセリフとして美月がしゃべっているだけというのでは全然説得力ありませんよ^^;原作を読んでない人には美月も知己もただの勝手な若者にしか思えないのではないかと。美月がアダムへの思いを断ち切って「もう一度『望月美月』として生きたい」との理由も全く描かれていないし、生霊として彷徨う美月と唯一話が出来た少女は何故か美月が生き返っても出てこないし・・・キーになるHYDEの曲は20年前のロックの音には全然聴こえないし(映画には合うのだけど。そこまでのリアリティーは求めてはいけないのですかね)。ひたすら映像美でしかつなぐことの出来ない映画でした(その映像美も特別目新しい感じではないのですが)。一つ特筆すべきは、美月の真実を調べようとする三浦少年役の落合扶樹くん。この子、小さい時に「あっぱれさんま大先生」に出てたのですよね。面白くて可愛かったけど、もう14歳なのね・・・。ちょっと前に昼ドラで要潤演じる主役の子供の頃を演じていたときはまだ「子役」って感じだったけど、成長しましたね。声変わりもしてたりして。あと、富田靖子が継母役で出ていたのでびっくりしました(エンドロールで気づいた^^;)。彼女最近見てなかったけど、存在感ないなぁ・・・orz。最後に言いたいのは、成宮寛貴がなんだか勿体無かったなと。彼が実力を発揮できる映画はもっと他にありそうな気がします。
あらすじ(Amazonより)
19歳の美月は、聞き覚えのあるギターの旋律に導かれ、謎の人物アダムと出会う。彼と暮らすために家をでた美月は、途中で交通事故に遭い記憶を失くすが、気がつくとある古い洋館から出られなくなっていた。そこを訪れた中学生の蛍たちと美月の恋人・知己は、彼女を助け出す手がかりを探るうち、19年前のある出来事を知る。それは19年に1度起こる“下弦の月”の奇跡だった…。累計4500万部を超える漫画界のヒットメーカー・矢沢あい原作の初映画化作品!
結論から言いますと、「HYDEの壮大なプロモーションビデオ」でした(笑)映像はファンタジックで綺麗です。栗山千明も美しいしHYDEの歌う主題歌もすごく良くて、映画の雰囲気にぴったり。・・・ただですね、突っ込みどころは本当に多いですよ。脚本がねぇ・・・orz美月(栗山千明)がセリフで「アダム(HYDE)と過ごした一週間がとても大切だった」ような事を言っていたのですが、そう思わせるまでのエピソードが殆どなく・・・美月の父の浮気のせいで母親が自殺してしまったり、継母とその子供のせいで家にいたくなかったり、心の支えだった恋人の知己(成宮寛貴)が浮気したりして、そこに現れたアダムとの日々の描写も実に浅くて。家出した理由のほとんどをセリフとして美月がしゃべっているだけというのでは全然説得力ありませんよ^^;原作を読んでない人には美月も知己もただの勝手な若者にしか思えないのではないかと。美月がアダムへの思いを断ち切って「もう一度『望月美月』として生きたい」との理由も全く描かれていないし、生霊として彷徨う美月と唯一話が出来た少女は何故か美月が生き返っても出てこないし・・・キーになるHYDEの曲は20年前のロックの音には全然聴こえないし(映画には合うのだけど。そこまでのリアリティーは求めてはいけないのですかね)。ひたすら映像美でしかつなぐことの出来ない映画でした(その映像美も特別目新しい感じではないのですが)。一つ特筆すべきは、美月の真実を調べようとする三浦少年役の落合扶樹くん。この子、小さい時に「あっぱれさんま大先生」に出てたのですよね。面白くて可愛かったけど、もう14歳なのね・・・。ちょっと前に昼ドラで要潤演じる主役の子供の頃を演じていたときはまだ「子役」って感じだったけど、成長しましたね。声変わりもしてたりして。あと、富田靖子が継母役で出ていたのでびっくりしました(エンドロールで気づいた^^;)。彼女最近見てなかったけど、存在感ないなぁ・・・orz。最後に言いたいのは、成宮寛貴がなんだか勿体無かったなと。彼が実力を発揮できる映画はもっと他にありそうな気がします。
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