機械受注と市場の反応

2005-05-13 15:39:31 | 時事ニュース
GWが明けて体調も絶好調。なのにヒマ(笑)おかげでこうやってブログを更新しようと考え付いたりもしますので、今日はそのヒマのわけを書いてみます。まずは下のチャートをご覧下さい。



日経平均先物の一日の値動きですが、14:00に急激に値が上がり、直前までは細々としていた出来高(下段)も急激に増えてますね。これは内閣府が発表した機械受注のニュースに反応しての動きです。

機械受注とは:
代表的なマクロ経済指標の一つ。内閣府経済社会総合研究所が月次で発表している指標で、主要機械等製造業者を対象とし、それらの企業の受注額を集計した統計。各企業が設備投資のための機械を機械メーカーに発注する段階をとらえるので、設備投資の動向をしることができる。
野村證券のHPより)

この指標が発表される日はあまり値動きがなく、発表と同時に激しい売買が行われるのが通常です。単純に内容が良ければ上・悪ければ下という事なのでしょうが、チャートを見ていただければ分かるように、結局は一時的な値動きなので理由は深く考えなくていいでしょう(笑)では、「ニュースが出たときに飛び乗って儲かったら売ればいいじゃん」と思いますか?ところがですね。そう思う人がとても多いらしく、この時間での大阪証券取引所での発注処理が恐ろしいほど遅れるのですよ。3~5分遅れるという話がザラなので、今日の場合14:00に成行注文を出すと11120円のスッ高値で買えてしまうのですね(笑)自分で管理できないリスクが生じるときには動かないというのが小心者の私の信条です(でもトレーダーはそういうリスクを負うのが大好きな人が多いのですけどね)。

というわけで、機械受注発表の日は様子見でヒマなのです。このニュースによっての動きが落ち着いた後にどのような値動きをするかで現在の市場の強弱を読むという感じでしか私は利用できません。ちなみに機械受注は毎月発表されますので、特にデートレーダーの方は頭にいれて行動しましょう。私はこの日はダラダラ過ごします(笑)

統計調査公表予定一覧(内閣府のHP)