観ましたーーー!!!面白かったです!!あの原作をどこまで再現してくれるのか、また映画として面白いものになっているのかとても楽しみにしていたのですが、どちらも満点に近い仕上がりになっていました。ただし、原作を知ってるとどうしても比較してしまう部分もアリアリですが(笑)以下ネタバレあります、ご注意を。
まずは映像が素晴らしい。ドリテクの忠実な再現、スピード感溢れるバトルシーン。CGは一切使わずにあの走行ラインを描けるとは^^;結果は分かっていてもドキドキします。群馬県出身の私にとっては、ロケ地が榛名だったのも嬉しかったです。でも榛名って数えるほどしか行ってないので、言われなければ榛名と分からないのですが^^;赤城や日光、妙義はよく
攻めドライブに行ったので大好きなのですけどね。やはり1時間半程度の映画化となると、榛名以外のコースは出てこなかったです、残念。
んで、設定は全て日本なのですが主要キャストが鈴木杏以外みんな日本人ではなかったので、そこはかとなく日本ぽくなかったのがちょっと面白かったです。樹くんなんて、もう絶対日本人じゃないですよ(爆)仕草とか、行動とか。まんま香港映画です。ゲ○吐きとか泡吹きとか、日本人が作る映画だったらああはならないですよね。樹くんが大活躍したおかげで、池谷先輩の影が薄かったです(泣)池谷先輩役は「ホーリーランド」で柔道家・岩戸を演じていた
植木紀世彦さんだったのですが、なぜにアフロ(笑)んで、かっこ良かったのは中里毅!!高橋涼介もいい雰囲気だったし、須藤京一もいい。原作とはキャラの位置づけが違ったりするのですが、よくまとまっていたと思います。それと忘れちゃいけないのが藤原拓海の父・文太。最初はただの飲んだくれでしょーもない感じだったのですが、語りだしたらカッコいい!なんですかね、YUKIパパを思い出しました(爆)YUKIパパもかつて86乗りで、A級ライセンス保持者。飲んだくれてゴロゴロはしていないですけどね(笑)でもあの文太の男っぷりは被ります。イイ(・∀・)!でも高橋啓介が出てこなかったのは寂しいな・・・ああいう直情的なキャラ好きなのですよ。肝心の拓海は・・・演技はいい感じですが、やっぱり日本人が良かったな。個人的にルックスは日本人が一番好きなので(ファンの方ごめんなさい)。
んで。原作を読んでいる者として、一つだけ気になる事がありました。拓海がランエボとバトルしてエンジンブローするくだり・・・原作では、なつきの援交発覚→拓海の心が乱れてそのままバトル→86エンジンブローだったのですが、この映画ではエンジンブロー→なつきの援交発覚→ランエボ・FCとのバトルでして、なつきとの仲が修復なしにジ・エンド。エエエエ(´Д`)エエエエって感じです_| ̄|○ 拓海がカーーッとなってバトルしてエンジンブローする、その微妙な気持ちの交錯具合がランエボとのバトルをスリリングにし、拓海の涙の意味が複雑になるのですよね。ここは原作通り、拓海の成長物語も重視して欲しかったな。こういう事があるから、原作を知らずに映画を観た方が楽しいのですよね(苦笑)何もかも原作通りにするなんて無理があるので、映画は映画として最大限に面白く作ってもらえればいいと思います。
ということで、細かい事を気にしなければこれは超オススメ。面白かったです(^^)
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