気ままに散歩

気の向くままに好きなところに寄り道するのが好きです。
よろず雑多で思いつきの多い日記です。

償い

2007-01-22 23:17:13 | weblog
駆け出しのころは何でもやってみたくて自分ならもっとうまくできると思うほど生意気なときもあった。今振り返れば若いころは自分は守られていたから怖いものを知らずに済んでいたのだとつくづく思う。

2年前の桜の満開の日を・・・・一生忘れられない。
あの時から・・・経験を積めば積むほど気づかないうちに危険の数も舞い込んでくるのだと思い知った。

問題はなかったはずだった。私のなかでは・・・・
だけど夜が来て・・・ある事実が明らかになり過去経験したことのない事態が生じていることに気づいた。

全力をつくしてそのときできる限りの最善の対処を行った。
あのとき・・・もし教室の協力がなかったら今の私はいないだろう・・
そして今の職場の協力がなければ今日の日はなかった。

聡明で思慮深い思いやりのある方・・・
その方が再び私のところへ戻ってきてくれたときどんなにうれしかったか・・・
でもそれからこれからずっと長く続く二人三脚がはじまった。
今日・・・その方に「ありがとう」と涙された。
・・・それをなぜ私に?
「ありがとう」と言いたいのは私のほう。
お互いにすれ違う複雑な気持ちは今も多々あるはずだけど
そんな言葉じゃいいつくせないほど1点において通い合う気持ちがあったことにどんなに私は人生の救いを感じていることか。


その人が私を必要としてくれて私のもとに来てくれる限り正面を見据えて今の場所を守っていかなければいけないと決心した。
誰かに必要とされて役に立てることがあると考えればもうしばらくがんばれるかな。

”人は1人では生きていけない。”
私の好きな作家さんのある作品の冒頭の一節。
あそこに書かれた内容は難しすぎて子供のころは理解できなかった。
いつか大人になったらわかるのだろうかとあれから○十年もずっと待っているのだけど・・・

今日・・・少しわかった気がする。



コメント
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