Minor Swing @Room

ジョニー・デップ他日常あれこれ

マイアミ・ホット・リゾート

2007年04月13日 22時42分45秒 | ジョニー・デップ映画
一部ネタバレあり。

1985年、ジョニー・デップ22歳。

まだあどけなさの残るベビーフェイスなジョニーが、
【プラトーン】の前に出演した、青春ドタバタコメディー。



ジョニー曰く『くだらない映画』と言う通り、
若い二人の男がマイアミのビーチでアバンチュールを求め、
ナイスバディなお姉ちゃんを追いかけながら、
様々な騒動に巻き込まれる、というチープな内容。

ちょうどドリフのコントを思わせるお約束的な笑いと、
どこまでもスタンダードな喜劇の基礎を感じさせるリアクション。

それなのに『ぐふふ。。』と笑ってしまうのは何故でしょう?(笑)





ジョニーがオールヌードをさらした事で名高いこの作品。
ジョニーの経歴から抹消されているにも関わらず、
レアなヒップを求めてお宝映像的付加価値が付いた模様(笑)
それにしても内容の陳腐さはジョニーがおっしゃる通りですね(汗)

女性とのベッドインを期待したジャック(ジョニー)が、
消臭剤をお口にシュッ。脇にシュッ。パンツの中にシュッ。

天下のジョニーが…という驚きとともに、
まるで往年の加藤茶を彷彿させるような、
リズム感溢れる笑いの名人芸には感嘆させられました。

それはさておき、
ほとんど少年にしか見えないジョニーの可愛らしさはどうでしょう。
惜しげも無くさらしたオールヌードの後姿。
色気というよりも可愛らしさの方が際立っていて、
若いジョニーのつぶらな瞳とキュートなヒップに胸キュンです。。

そしてジョニーのキスシーンですが、
やはり今のやり方と寸分違わぬ匠の技でキメてくれました。



髪はマッチ風。キスはドンファン。
髪はジャニーズ。キスはルー。
ジョニーのキスの上手さは生まれ持った才能だと確信しました。


例えばドリフがこの映画をコントにした場合の配役を考えてみました。

●ホテルの警備員
騒動の度に殴られたりぶつかったり何かが飛んできたり、
これはそのまんま頭上にタライが落ちてくるいかりや長介。

●ジャック(ジョニー)
色気がらみと言えばもちろんカトちゃん。

●ジャックの相棒ベン
カトちゃんの相棒と言えば志村ケン。
股間だけを隠してホテルを走り回る様はまさにバカ殿。

●パンク青年
空気の読めないほのぼのキャラ。
ここはやっぱり雷ルックの高木ブーでボケて欲しい。

●ホテルの理容師
災難に巻き込まれる気の毒な人。
生真面目な人間のイラつく姿がツボな仲本工事。

●強盗
富豪の老夫人のダイヤモンドを狙う悪役。
悪役と言えば『ナンだバカヤロ~!』の荒井注。

ところで、荒井注さんについてのWikipediaの記述。
《学校コントでは、「先生役のいかりやと同級生の落第し続けた生徒」と言う設定であった。
中でも彼の代表的なギャグ「何だ、馬鹿野郎!」は流行語となり、ソロ活動でも頻繁に使用された。
因みにその「何だ、馬鹿野郎!」は、
ピアノ担当なのに鍵盤が弾けない事を加藤茶にからかわれたときに言い返した言葉が発端である
(現在における“逆ギレ芸”の先駆けとも言える)。 》


>「先生役のいかりやと同級生の落第し続けた生徒」
へぇ~そうだったんですか(爆)
いや~、笑える。。
ジョニーそっちのけで荒井注さんにくぎ付けです。

さらに「逆ギレ芸の先駆け」。
いつも怒っているあのキャラですが、
どこか憎めない可愛らしさが漂うのはナゼでしょうか?(笑)

…あれ、、ジョニーの話のはずが・・・。
だいぶ脱線してしまいました。。
結局【マイアミ・ホット・リゾート】とは、
ドリフのお色気コントである、という私の感想でした。


そしてこの作品の後、名作【プラトーン】にチョイ役ながら出演し、
そのきらめく才能の片鱗を垣間見せ、
偉大なる俳優ジョニー・デップへの道を突き進んで行くのです。

【マイマミ・ホット・リゾート】の中のナンパなジョニーでさえ、
さり気なく滲み出る品格と哀愁は隠せない。
自分の道を模索していた頃のジョニーの、
例えるならば宇宙のビックバンの、そのまた前のゆらぎを思わせる期待感が、
ここには確かに漂っている。

【マイアミ・ホット・リゾート】と【プラトーン】の趣旨の違い。
天と地、月とスッポン、その落差がジョニーに与えた影響はいかばかりか。

ジョニーは出会うべくして作品と出会い、出会うべくして人々と巡り合う。
それはジョニー自身が引き寄せた出会いであり、
運も才能の一部と言われる所以である。

この、ジョニーが駄作と呼ぶ映画に出演した屈辱があったからこそ、
【プラトーン】での役者としての目覚めが深く心に刻まれたのかもしれない。
ピンチをチャンスに変えるジョニーの生き方こそ見習いたいものです。


ジョニーにはどんどん変貌を遂げて昇華する部分と、
いつまでも変わらない少年の部分が存在している。
その絶妙なバランスこそ、女心を引き付けてやまない魅力でしょうか。

Johnny Forever



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これが噂の~ (ri)
2007-04-14 06:34:10
おはようございます!

これが噂の、最初にして最後のジョニーのヌードですね!
この作品は、まだ未見ですが、
それだけでも、見る価値「大」ですかね(爆)

それにしても、ドリフとはPamyさんらしくて、大笑いですよ。
この配役は、絶妙です!

>その絶妙なバランスこそ、女心を引き付けてやまない魅力でしょうか。

ホントに、その通りだと思います。
ジョニーって、全てにおいてバランスがいいんですよね。
すべてです。
だから、すべてが素敵で、ジョニー病も治らないんです(笑)
返信する
わはは。。 (寝起きのパンダ)
2007-04-14 20:11:56
ジョニー、可愛い!!
この作品、まだ観たことはありませんが
是非、観てみます!

オールヌード??
程よい筋肉フェチの私。
しかも、ジョニーのヌード。ドキドキしそう

カトちゃん、いい男ですよね。
この作品観てる時、カトちゃんとオーバーラップしそう(^^;)
返信する
riさん (Rei)
2007-04-14 21:28:56
riさん、こんばんは

>これが噂の、最初にして最後のジョニーのヌードですね!
ほんの一瞬、しかも後姿なんですが(当たり前・笑)
キュートでしたよ~

画像では見ていましたが、
改めて一連の動作を『動画』で観ると、
やっぱりちょっとドキドキ(爆)

>それにしても、ドリフとはPamyさんらしくて
Pamyさん、ドリフなんて言うかな~?(笑)
…なんてウソウソ、冗談です

>ジョニーって、全てにおいてバランスがいいんですよね。
その通りですね
目鼻立ちのバランスから仕事やライフスタイルに至るまで、
ジョニーはとてもバランスがいいですね。

流されやすい世の中ですけど、
ジョニーの自分を見失わない生き方が好きです
返信する
寝起きのパンダさん (Rei)
2007-04-14 21:54:26
パンダさん、こんばんは

お子ちゃまなジョニー、可愛いですね~
今ともちょっと顔立ちが違っていますよね。
昔も今ももちろん素敵ですが

>程よい筋肉フェチの私。
パンダさん、筋肉フェチなんですか!?
ジョニーの綺麗な裸体をお楽しみ下さいね

>カトちゃん、いい男ですよね。
そ、そうですか~?・・
私はあんまり(というか全然)(爆)
パンダさんは好みですか??(笑)

私の書き方が誤解を与えてしまったらごめんなさいね
私が勝手にジョニーの一部の動きで連想してしまっただけです
紛らわしい言い方で申し訳ありませんでした。。

どうぞカトちゃんは頭から消してご覧下さいね(笑)
返信する
おろおろ… (ri)
2007-04-14 23:03:41
わっ、ごめんなさい!!!

お二人のところを、行ったりきたりしていたもので、
ついつい。。。
ホントに、失礼なことしてすいません
お詫びの言葉もありません

Reiさんの記事に刺激を受け、
私もジョニー記事をアップしてみました。

文中リンクも張らせていただきました。
事後報告ですいません。

これに懲りずに、またよろしくお願いしますね(笑)
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riさん (Rei)
2007-04-15 00:55:19
riさん、わざわざ再度ご訪問頂きまして、
こちらこそ恐縮です。。

全然気になさらないで下さいね。
ちょっと悪ノリしただけですから

ジョニーの記事を書いてる時が一番楽しいです。
ジョニーの記事を読むのが一番好きです。
ジョニーの話って、尽きないですよね。。

リンクをありがとうございます
こちらこそ、これからもよろしくお願いしますね
返信する
いや~ (コンちゃん)
2007-04-15 18:39:42
この時のジョニーってまだ10代の感じでしたね
16、7歳ぐらいかなぁと思わせるぐらいのベビーフェイスで・・・
この映画は以前ケーブルTVでやってたのできっちり録画して持っています
ファンになりたての頃ジョニーの若かりし頃のこの映画を観たいと思ってて・・
でもDVDもあまり売り出されてなかったのよね~
それがある時ケーブルでやるってんで大喜びで録画しました
今でこそ21ジャンプを初めこのマイアミもレンタル屋さんにありますけどね(^_^:)
ジョニーにとってはくだらない作品だったかもしれないけど
最初にこういったのに出演したことは決して無駄ではないような気もします
返信する
荒井注さんの記述。 (non)
2007-04-16 00:28:16
もう~、笑いました。
>先生役のいかりやと同級生の落第し続けた生徒
そうだったんですか~(爆)
まさか、こんな設定になっていたとは
知りませんでした。
先生と同級って、
いったい何年落第したんでしょうね。
>逆ギレ芸の先駆け
これにも大笑いさせて頂きました。
ほんとですよね~。

一人だけ、なんとなく浮いてる感じでしたけど、
憎めないあのキャラ、そしてあのセリフ。
何度も思い出して、笑いが止まりません(笑)
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コンちゃんさん (Rei)
2007-04-16 11:47:06
コンちゃんさん、こんにちは

>この時のジョニーってまだ10代の感じでしたね
ホントですよね。
高校生といっても十分通じるルックスですよね

録画したのをお持ちなんですね!
私はもう見れないと思って諦めかけたものまで、
パイレーツ様様のお陰でこうして観ることが出来て嬉しいです

>最初にこういったのに出演したことは決して無駄ではないような気もします
やっぱりそうですよね~。
その後の固い決意に通じる動機になったんですものね。

そのまま流されてしまう人もいる中で、
やはりジョニーのセンスというか、先見の明というか、
自分で考えて選択して初心を貫く強さをすごく感じます。

『殺しに熱きテキーラを』というのもありましたね。
いつか機会があればそれもぜひ観てみたいです
返信する
nonさん (Rei)
2007-04-16 11:59:21
荒井注さん一色のコメントをありがとうございます(笑)
ジョニーのジョの字もないコメントを…(爆)

同じところにツボってしまいましたね☆
なぜ荒井注さんを検索したかと言いますと、
『ナンだバカヤロ~!』をど忘れしてしまったの(笑)
で、面白いトリビアを発見して一人でウケてました。
そんなの知らなかったよね?

そう言われてみれば、落第し続けてヤケになってる感じだよね(笑)
上手いこと考えたものだね~。
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