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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

それでいいと思う

2014-03-02 13:39:18 | 2014.1-3 冬
”迷わぬ者に悟り無し”という言葉があります。

高校時代に読み、それ以降何故か私の中にずっと残っている短編小説で、中島敦の「悟浄出世」と「悟浄嘆異」があります。これらが、西遊記の沙悟浄が三蔵法師に出会い共に旅をする前の心の葛藤・・・多くの人が共感できるであろう心の沈みと、答えはないというExitにいたるまでを描いている作品だったように記憶しています。(全然違うかもです・・・如何せん15年以上前の記憶ですので(笑))

私自身、”悟る”という言葉の意味を理解出来る程、高尚でも求道的な生き方をしている訳でもないのですが、今日、ふとこの物語を思い出しました。


ビジネススクールというのは、不思議な場所です。常に時間に追われる環境でありながら、人生観や仕事観をより深く見返す機会にあふれています。故に、より迷いもしますし、輝きもあります。



Undergradの2年生だった時に、バイクで2ヶ月間日本中を旅しました。暑い夏で、毎日自分の進みたい方向に進みたいだけバイクを走らせ、寝たいところで野宿をする生活でした。バイクに乗っている時は、過ぎていく風景とバイクと風の音以外何もなく、いろいろ考える続ける時間だった事を覚えています。その時、考えていた事に対して・・・2ヶ月間の旅を終えた後に・・・”結局、考えたところで答えはでない”という結論を出した事を覚えてます。その後の10年で、時間と共に自然に答えが出たものも、何を考えていたのかすら忘れたものも、相変わらずさっぱりわからんものもあります。


何度も同じ事を考え、何度も同じ結論に至る事があります。それで良いのだと思います。答えがないという事を如何に明るく、好転させて前に進んでいくかが大切です。鬱々と思い悩む事は意味がなく、寧ろ精神健康上宜しくありません。何度も完全な答えはないという結論に行き着きながら、明るく考え続けることが大切ではないか・・・ということです。

まっ、明るく、楽しく、前に進み続けられると良いです!

Passion

2014-03-01 01:35:28 | 2014.1-3 冬
ここ3日間、LAは雨でした・・・めずらしい事です。雨は嫌いではありません。寧ろ、眠りが深くなるので好きです。

昨日は、LAでTown&Country というCaliforniaで最大級のレンタル業のfounder/CEOのRichard Loguerico にお会いしお話を聞かせて頂きました。最初Town&Country と聞いた時には、ハワイのサーフブランドが何故LAに?やっぱロングビーチとか、サーファーが多いとこだしLAの方が需要が大きいかな・・・とか思ってしましました(笑)

ところがこのTown&Countryは、全く異なる業態の興味深い会社でした。 LAならではというか・・・アカデミー賞/ゴールデングローブ賞から、結婚式の会場設営まであらゆる事を行っているとの事で、広大な倉庫にありとあらゆる会場設営関係の在庫であふれていました。

特に、POSシステム等で管理されている訳でもなく、アカデミー賞などの大型イベントを抜きにすれば、50%の需要は直前の1週間で入ってくるとの事でした。そこで、会場のパッケージングプランを考え、それに合わせた在庫をトラックでサイトまで運び設営。イベント終了後に回収し、メンテナンス等をした上で、再度倉庫に戻す。というHuman Intensive で一見効率の悪いように思えるシステムなのですが、それが絶妙に上手く成り立っている事に驚かされます。確かに、Information Systemを入れると効率が下がるというのも分かります。

Amazonのようなハイレベルなオペレーションは、この会社に当てはめると寧ろ非効率ということでしょう・・・とはいえ、今後の展開としてサンフランシスコやサンディエゴをターゲットとしているとのことでしたので、更なるビジネス展開を考えるには何らかの管理システム導入は必須です。原稿の仕組みはCEOのRichardの仕事に対するPassionと、独自のオペレーションに対する理解が会ってこそ成り立つ仕組みです。"I love this business". を連発しながら、興奮気味に起業時から現在に至るまでの人生を語る姿には、70前後の老人とは思えないまさにPassionがみなぎっていました。

彼の、経営上のルールの一つが、「同族経営にはしない」でしたがこれは凄く納得出来ます。診断士として、ビジネスでValueを出していない親族がEquity/position双方、あるいはどちらか一方で入り込みすぎているが故に、事業承継が上手く行かずに没落していく会社を見た事が何度かあります。幸い、Richardには、親族ではない信頼できる#2/#3がいる事が明確でした。



Richard からは素晴らしい学びを得ました。Passionを持って取り組める目標・・・それが見つかる事は凄く幸せな事であり、私自身、それを探し求めてここまできました。・・・最近、無性に仕事がしたくて仕方なくなる時があります。それは現状に対するイラつきにも似た感覚です。生き急げるものならいくらでも生き急ぎたい・・・と思います。

最近興味があるのが、healthcare wearable/telemedicine/ゲノム系のビジネスです。これらの分野は先行企業の事例も含めて面白い情報であふれています。最近はこれらの日本社会へのadoptabilityを考えている日々です。



今日は、LA在住の日本人歯科医師のコミュニティーに参加してきました。IBISのWorld report で米国の歯科医療のreport は一通り目を通していたのですが、実際に生の情報を得られた事で、日米の教育制度の違い/医療関連業者の業態の違いなどを把握することができました。やはり、システム的なものに関しては、米国は保守的な日本より進んでいます。

プロフェッショナルとして素敵な方々が多く、楽しい時間を過ごさせていただきました。もう戻る事もありませんが、私の中で歯科医療という言葉が持つ特別な重さが消える事はなさそうです。この1年弱で、私を取り巻く全てが、凄まじい速度で変化しています。

これは文章では伝わりにくい感覚ですが、私は無宗教者でありながら・・・それでも何かに祈りを捧げたくなる時があります。

all started by a...

2014-02-27 22:36:25 | 2014.1-3 冬
A man is not finished when he's defeated; he's finished when he quits.

最初にあったのは夢と根拠のない自信だけ そこから全てが始まった 

All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them. I only hope that we don't lose sight of one thing - that it was all stated by a mouse.

目標を他人から与えられてはいけない 目標はいつも自分の中から生まれてくるべきなんだ




週末にふと思う事

2014-02-21 19:21:56 | 2014.1-3 冬
今週も、Marketingのレポートで半徹夜をしたり、友人達と一緒に米国で日本食品の流通を取り扱っている会社のCEOにお会いして、日本酒のdistributionについてヒアリングをさせて頂いたりと・・・いつも通り足早に過ぎていきました。

最近、Michaelと一緒に過ごす事が多くなってきています。今日も、二人で夕食に出かけた後、私の部屋で色々話をしていました。これまでの人生において、私が親友になっていく人達は例外なく”いい人”ばかりです。

お酒をそれほど好まない事とか、Club遊びより穏やかに深い話を楽しんでいたいタイプである事とか・・・Michaelとは基本スタンスが近いので一緒にいて楽です。(まっ、私自身は、元職場の飲み会でどえらい騒ぐ時がありましたので・・・一概にそうとも言い切れない側面もありますが(笑))それでいて、UCLAの学生会のプレジデント(Andersonのではなく大学全体のです。この勇気は本当に凄いと思う)に立候補する所とか、起業家としての成功を本気で目指している所とか・・・エネルギーの割き方がピンポイントでintensiveなのも共感できます。プレジデントにふさわしいと思えるMichaelが立候補する以上、何か私にできる事があればサポートする旨を伝えたところ、立候補を決めた時にMichaelの中で、既に私はカウントされていたようでした(笑)



言葉や人種の違いには全くとらわれない生き方をしているつもりですが、格好をつけないで正直言うなら、ここ最近までやはりある程度の文化や言葉を共有している人と接している方が楽だな・・・と思っていました。

ところが最近、その感覚がなくなってきています。Michaelをはじめ、ランチを良く一緒に食べていてるClifftonやJason、いつも勉強で助けてくれている韓国人のJunや同じApartment Structureに住んでいて兄妹みたく接していられるSue達と出会った事で、言語/文化に関係なく親しくなれる”いい人達”っていて、それは日本人の親友達と同じくずっと付き合っていけるんだな・・・と思えるようになってきました。


後500日もしないうちに、Andersonでの素晴らしい日々も終わり、次の”最高”を見つけて走らなければいけません。枠にとらわれない生き方をしている以上リスクはありますが、自分の人生を使ってFinal Fantasyを楽しんでいるようです。私自身、目標に向けて”熱く”あり続けたいと願います。

最近、私のブログを読んでくださっている方々とお会いする機会がありました。このブログを通じて、勉強漬けだけど素晴らしいビジネススクールでの日々やUCLA Andersonの素晴らしさが伝わっている事を知ることでき嬉しく思います。


などなど・・・週末にふと思った事でした。