Four Season Colors

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大谷さんの元通訳氏の例の件

2024-03-25 | 雑文
プロ野球選手は大谷さんの、元通訳氏の例の
件について、ただの一般人なので、ただの感
想をば少し。

通訳氏のやらかした最大のマズいことは、や
らかした内容ではなく、最も裏切ってはなら
ない人を裏切ったことにあるのだと思う。

違法ギャンブルにしても、億を超える負債に
しても、よくはないのだが、まあ、結果は自
己責任だろう。

問題は、なぜ大谷さんを裏切ることができた
のか、という点にある。

以下、自分も通訳氏を擁護するつもりなどな
く、ほぼすべての人たちと同じく、悪感情し
か持っていないということは前提として。

恐らくというか、信じたいだけになるが、こ
の破滅の結末が定められていたとしても、最
初は大谷さんに影響を与える気はなかった。

どういう過程を経ても、どう考えても影響を
与えるに決まっているのだが、少なくとも、
本人はそうだったのだろう。

年収が億に近かろうと、最愛の人がいようと、
世界最高峰のスポーツの内側にいようと、求
めたものでなければ、決して満たされない。

人生において、何を望み、何に満たされるか
は、月並みな言葉だが、事実として一人一人
違う。

通訳氏にとっては、大谷さんの付き人という
人生は、決して満たされるものではなかった
ということになる。

しかし、満たされることを、それを、依存症
という言葉で自分も他人も分かったようにな
ることは、好きではない。

通訳氏が、最初からその目的(破滅だけど)
のために、それだけのために大谷さんの通訳
になったのなら、話は別である。

そもそもそういう人間であったのならば(可
能性出てきたのが更に怖いところ)、むしろ、
それだけのことである。

やはり問題は、よりによって、自分にとって
最も裏切ってはならない人を裏切るという行
動を起こすことができる、ということにある。

これは、日本でも世界でも、大なり小なり起
きている、ありふれたことでもある。

それでも、大半の人間は、決して満たされな
くても、裏切ってはならない人を裏切「ら」
ないでもいる。

これもまた、強いとか弱いとか、そんな単純
な言葉で割り切れることでもない。

ただ、自分が心配することでもなく、おこが
ましいことでもあるが、この最悪な結末が、
大谷さんの結婚の直後でよかったとは思う。

これも決してよくはないのだが、一人ではな
いという意味において、最悪ではなかったは
ずだから。


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