打越流星群

沖縄と打越町の友人たちの繋がりをさらに深めたいという思いでこのブログを始めます。日常や町のイベントまで情報を発信。

流星号復活!!

2011-02-13 23:46:18 | 日記
60年代初頭、アニメ<スーパージェッター>の相棒の名を
愛車のバイクにつけていることはご存知と思う。
沖縄はコザ市のバイク店で見つけたのだが、いっこうに調子が
出なかった。
出なかったどころか、トラブル続きで本当に困った。
熊本に持ち帰り調整を続け、近くのバイク店にも持ち込んでみたが、
けんもほろろに修理を断られた。中国・台湾製の部品が大半の
カスタムバイクは修理に責任が持てないというのだ。
部品の発注が面倒であり、他で組み立てられたものをイジるのは
割にも合わないのだろう。
そのときは「電装系に問題があり、乗りつぶしたほうがいい。
長くは乗れないと思うが。」、と非情な回答だった。

社用車で利用するスタンドがある。大排気量のリムジンを筆頭に
10台の燃料補給は始終行う。必然的にスタンドの従業員とも親しく
話すようになったのだが・・
ある日<流星号>の不調の話になり、ダメ元で(修理してくれる
職人さん知らん?)と聞くとその若い主任は友人の知り合いに
そういう人がいる、というではないか。
その人は先に連絡を受けていたらしく、携帯に電話すると(いいよ。夜に
持ってきてください。)
声の調子から誠実さが伝わってきた。

二日後、トラックを借りて50分。荒尾市金山の国道沿いの店に着いた。
出てきた40台の男性は、いかにもマニアックな職人肌の人だった。
三度の飯より(バイクが好き)と顔に書いてある。
驚いたのは店に入った時だった。
キラキラと宝石のように輝いているバイクたち。
ほとんどがホンダの小排気量の<モンキー>や<ダックス>をベースに
ハンドメイドしてある。
200万もする小排気量のコンプリートバイクをつくり出すスゴ腕は
(400ccのバイクにも負けんよ)とみなぎる自信が顔に表れている。
この店にズラリと並ぶレストア待ちのマシンたち。
2年も待っている人もいるとか。

半年ぐらいは覚悟しなければ・・と思っていたが4日後の日曜日の午前中に
電話があった。
(いやぁやりだすと一気にやるもんで・・)
この人、日曜日に仕事をしているのではない。
れっきとした建設会社の社員で、休日と平日の夜バイクに
情熱を注いでいるのである。
尊敬と感謝の念を込め、携帯の名前を
<<バイクマスター>>に変えた。
今度の休日の夜、引き取りに行く約束をした。

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