打越流星群

沖縄と打越町の友人たちの繋がりをさらに深めたいという思いでこのブログを始めます。日常や町のイベントまで情報を発信。

ウチナー野球

2011-03-30 19:47:17 | 日記
23日から春のセンバツが始まったが、残念なことに沖縄からは
今回出場はない。

4年前、初めて真近に見る沖縄の野球少年たちは僕の目に新鮮に映った。
休日は小学校、中学、高校と沖縄の野球小僧たちを見て回った。
仕事の途中でも車を止めて練習に見入ったのを覚えている。
その結果、あることに気がついた。
一つは、皆一様に(体は小さいが肩が強い)のである。
肩の強さは肩甲骨の大きさに比例する。これは主に人種の違いにある。
投てき競技等、アジアの人種が欧米人にかなわぬのはそのせいである。
だが、沖縄は昔から貿易をはじめ、外との交流が盛んであったことは
歴史が証明している。
血が混ざり合い内地の人間には無い骨格が形成されたであろうことは
容易想像がつく。
もう一つは足の速さである。
瞬発力が素晴らしい。これも前節をなぞる。

<足が速くて肩が強い>
野球選手にとって、フィジカル面でこの上ないアドバンテージだ。
まさに金のタマゴがウヨウヨいると感じた。
ならば、である。沖縄からもっと名だたる野球選手が沢山輩出されているはずである。
ところが、必ずしもそうではない。
総合的な高い運動能力を持ちながら、それが生かされなかった第一の原因は
選手たちの意識の持ち方が、言い換えれば<沖縄>という地域性の
影響が大きかったように思えるのである。

沖縄の高校野球を例にあげると、以前のチームは一言で(淡白)だった。
試合もいいところまでいくのだが、粘りが無い。
豊見城・沖縄水産高校を率いて華々しい戦績を残した裁 監督はもちろん、
去年の春のセンバツ・夏の選手権と甲子園連覇を果たした興南の我喜屋監督は、
選手の<意識改革>に成功した人である。

大相撲の体たらくぶりは最早 野球を間違いな日本の<国技>に近づけた。
サッカーのようにキッズからアスリートまでそれぞれの段階で指導できる
一貫した体制作りが構築された時、沖縄は野球のドラフト候補を多く抱える
地域に変貌するだろう。


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