回り道の果てに。

チラシの裏的blog。

ゲームのような。

2007-07-16 12:35:33 | 独白

自分の職場はゲームの世界のようなところだ、と時々思う。特に配管工のヒゲ野郎...奴の世界によく似ている。就業者人口の1割を占める底辺の産業らしく、常に死と隣合わせの職場なのだ。


頭上から火花、足下に落とし穴は当たり前。地下には、落ちると酸欠で即死する坑がある。屋上では鉄球付きの鎖の代わりに、6tもあるコンクリートの板をぶら下げたタワークレーンが旋回している。もしワイヤが切れれば、ドッスンどころの騒ぎでは済まない。1UPキノコなどないし、無敵になれるスターもない。


具体的にどこがゲームっぽいかと言われればそんな感じだけど、他の部分でもそう思う事がある。例えば、自分のフィナンシャルプランを立てている時。給与明細を見ながら、自分の貯金が何ヶ月後にいくらになっているかを皮算用していると、貯金額がゲームでいうEXP(経験値)のように思えてくる。


あとどれぐらいレベル上げすればEXPが何ポイント貯まって、そうするとこんな事ができるようになるからここへ行って、奴を倒せばアレが手に入る...とまぁ、昔FFなんかをやっていた時によく考えていた事とそっくりな事を、今でも物理現実の世界で想像してしまう訳だ。


そうするとなんだか楽しくなってくるのである。仕事中にふと、そういう事を思い出すと仕事へのやる気が湧くのである。他の人から見たら不可解かもしれないけど、それが俺のモチベーションの上げ方なのだ。