ジャイアンツも梅雨入り宣言(T_T)。

【スポーツ：プロ野球】　ワールドカップ・ドイツ大会がいよいよ開幕。世間の目がサッカーに向いている隙に？ジャイアンツの低迷が続いています。
　この期に及んで開幕以来４番を守っていた李が守備で負傷して８日のゲームを欠場！。替わって４番に座ったのは、今やジャイアンツの要となっている二岡でした。しかし好投手斉藤の前に打者27人で討ち取られるという準完全試合を喫しました。カードが変わって昨日のマリーンズ戦では、李は見事に復活して小林宏から２本塁打と豪打を見せてくれたものの、何と阿部が故障で欠場する中で村田までもがゲーム中に故障！。超代役の原が捕逸するなど、ともかく散々の状態に陥ってしまいました。もはやペナントどころかゲームすら組み立てられない事態になるなんて、４月の好調からは想像できないほどの惨状に声もりません。試合後の原監督のコメント...「今日のミスはプロのレベルでないものばかり。そんな選手を起用している私が一番悪い」と。これが堀内だったら巧みに自分の責任を回避する発言に取られるところですが（笑）、そういう印象を受けないのは、原氏の人徳でしょうか・・・。
　それはさておき^^;;、５月に入ってからの主力の相次ぐ戦線離脱の原因はどこにあるのかという視点で、ジャイアンツの首脳はチームの再建を考えているでしょうか。そう、今年のジャイアンツは最優先の課題は、組織としてのチーム再建にあったはずです。優秀争いよりも重要な命題だったはずです。幸いウルトラ・ロケット・スタートに成功したために、その問題解決が疎かになっていないでしょうか。巧みな選手起用で、若手が育つ環境は整いました。また弱点を補強するというフロントの編成上の問題も良い方向になっていると感じます。外国人選手の補強という問題は未だに解消されていませんけどね・・・。そして、実は積年の重要課題の選手のコンディション維持という問題が、ここにきて噴出しているといえないでしょうか。実績のある選手に数億円もの投資ができるチームにしては、選手のコンディション維持に対しての投資があまりに低くありませんか？。これは現在のコンディショニング・スタッフに対しての批判では決してありません。技術的、精神的なアドバイス以上に医学的というか身体的というか、そうした絶対的な運動能力の維持・向上に対しての施策は、選手を管理するうえでは、まさに基本と言えるはずです。昨日のゲームでの阿部や村田の相次ぐ不調は、こうしたコンディション管理の不備という問題提起ととれませんか？。過去の名選手は、こうした課題を自力で解決してきました。どちらかといえば旧人類（笑）に属する工藤などは、自身の生活の糧としての自分の体力維持のために投資を惜しみません。あっぱれなプロ意識です。しかしそうした個人の努力とともにチームとしてそれを支援する態勢を整えないのは、チームとしての責任を放棄していると私には思えます。実績と成績に見合わない高額報酬の選手が整理されつつあるジャイアンツにおいて、かつてドブに捨て続けた予算を、こうしたコンディショニング対策に少しでもまわすことが出来れば、世界最高レベルの支援体制が作れると思います。
　関東地方も昨日に梅雨入りしました。それでも今朝は、雲の間にまるで夏を思わせる日射しもありました。土砂降りのチーム状態の今のジャイアンツですが、昨年に比べれば雲泥の差でパワーアップしています。たった数ヶ月で、よくぞここまでと感嘆してしまいます。一気に優勝戦線に食い込んでいることで、今は十分じゃないですか。ここは一つペースダウンして、ペナントレース後半の優勝争い本番に向けて、さらに膿を出しておきましょう。今からでも遅くはありません。付け焼刃にならないように、それでも可及的速やかにコンディショニング・スタッフの充実を図ってください。そして原監督も、多くのスタッフと更にミーティングを重ねて、より一層のチーム力のアップに努めてください。まだまだ、このままでは決して終わらないと信じているファンは私だけではないはずです。頑張れ、ジャイアンツ！。