ひとやすみ(風のいろ:別館)

あなたは私のいのちを穴から引き上げてくださいました(ヨナ)
闇の中に座っていても主がわたしの光である(ミカ)

「月見草とべこ」 (昔のりぼんの付録漫画)

2010年10月05日 | Memories
ふと お風呂に入っているとき 思い出して。
吉森みきおっていう漫画家が 付録に描いたもの。
(当時は かの松本霊士も りぼんに可愛い少女漫画を
 付録に載せていた。 動物の感動ものだった)

「月見草とべこ」というタイトルだった。

ある村で 祭りに牛が捧げられ それを
村人で料理していただくという習わしがあった。

今回は 少女の家の「べこ」がその役目。
浴衣は 新調の月見草柄だった。
祭りの楽しさと べことの別れの悲しさを
少女は作文にかき、賞をもらい
新聞に載った。
村中が少女をほめそやした。英雄のように。

しかし間もなく 食品衛生法か何かの法律に
ふれた行為ということで 警察が入った。
それから その風習は禁止されたが
そのことで 刑務所に入ったり罰金を
とられたりした大人がおたのだろう。

少女一家は 一気に村人たちの敵になった。。。
手のひらを返したように 無視無視無視。。。

「村八分」なので 葬儀と火事の時だけは
手伝ってくれるのだが 後は近寄りも挨拶もしない。

今の子供達の いじめを思い出した。。。


ある日 少女の家の田んぼが火事になった。
誰かが放火したのだ。
燃え広がる田んぼの火の勢いを止めようと
村総出で 消火活動だ。

火事もおさまり、村八分も少しやわらぎ
お礼に 娘の家で 村人へのお礼の食事が供された。
お結びとか。
少女は涙が出て おっちゃんが食べるだろうお結びに
手のひらでぬぐった涙をつけて 仕返しした。
(塩結びだからね^^)





あのころは こんな風な 社会派的な
じーんと来るお話が 多かったなあ。
大人が読んでも感動するような話が。
復刻されると嬉しいのだが。。。。。

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