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空想地図 多奈崎市を作っている人らのブログです

細長いショッビングモール、図書室がある歓楽街 - 熊谷(2)

2020-09-13 02:25:22 | 街の紹介
前回からの続きで、熊谷の街を歩いていきます。

さて、またこの地図に登場していただきましょう。
東西に長い熊谷市街地。街中で買い物ができる商業中心的ゾーンになっているは大きく分けて2つ
①熊谷駅前(駅ビルなど都市型ショッピングセンター中心)
②八木橋デパート周辺(百貨店+昔ながらの商店街、地図中「熊谷宿」の文字あたり)
これらが市街のそれぞれ南東、北西を抑え、その間に国道沿いにはオフィス街−銀行や保険会社、企業の支店が多い−、それより線路側(南側)で市役所通りより東側の一帯には地図中にも表記のあるように歓楽街が広がっています。いわゆる"夜の街"ですね。

この"中編"では駅前を一通り見ていきます。


駅ビルから東に伸びる"買物回廊"


熊谷駅の北側には、駅から近い順に3棟の商業ビルが直列で並んでおり"買物回廊"(私が勝手に名付けた)のような形態になっています。その長さなんとおよそ450m、渋谷のスクランブル交差点からBunkamuraぐらいの距離。これら3棟を合わせて、売場面積3万平米弱の1つの商業施設と捉えることもできます。

熊谷市街にある大型商業施設は、この3棟の他には百貨店の八木橋やスーパーのイオンがありますが、いずれも1km程度離れたもうほとんど市街地と住宅街の間のような場所で、さらに駅周辺には大規模な商店街があまり発達していないこともあり、駅前の商業機能はほとんどこの駅と駅に繋がった3棟に集約されています。

熊谷駅北口ロータリー。写真正面に控える建物が駅ビル「AZ本館」。バブル前夜の87年築だからなのか、三角屋根など随所に遊び心が見える気がします。

駅から駅前通りを眺める。(この写真右側に「AZ本館」が隠れています)
回廊状の商業施設群を除けば駅前に大型商業施設はなく、市街地には大小のオフィスビル、雑居ビルやビジネスホテルがひたすら並んでいます。


図書室もある夜の街


駅前、特に駅を出て左側の一帯は歓楽街ゾーン。市役所通りより東側、「筑波中央通り」(図に記すのを失念しましたが"星川通り"の一本南側)を中心に居酒屋やスナックなどが建ち並んでおります。

「筑波中央通り」。筑波山や学園都市はないけど「筑波」、熊谷市街の特に駅周辺に広がる地名で、街で見かける機会はそれなりにあります。


看板にはもう少し商売っ気を出して欲しい。

市役所通りとの交差点よりも西に進むと、駅周辺エリアよりも落ち着いた雰囲気になるのです。

駅前に戻って、ロータリーからそのまま西に伸びる通り(筑波中央通りの南側に並行)。こちらは電柱が地中化されたり歩道が広めに取られていたりと景観整備に余念がありません。

あとこの辺り、まあほとんどが夜の店なんですが、きらびやかな雑居ビルに挟まれるように突如として図書館の分室が現れます。


図書館の本館が駅から遠い場合に駅前に分館を設けるのはよく見られますが、熊谷市立図書館の本館は南口(裏口)とはいえ駅から400mほどしか離れていません。
この立地には市民からも疑問の声が上がったようで、熊谷市のサイトにある「過去に寄せられた市長へのメール」コーナーにその質問と回答が上がってもいました。それによると


>このたび、JR熊谷駅周辺地域等の防犯活動の支援と犯罪の防止、環境浄化を図るため、熊谷駅前防犯センター「安心館」を開設いたしました。(中略)当センターには、図書館分室を併設いたしましたが、これにより、県条例に基づき風俗店の新規出店を抑制できることとなっており、法的な機能も備えた施設とするため設置したところであります。


"図書館や病院から〇〇m以内には風俗店の新規出店が不可能になる"類のこうした条例は各地で指定されていて、例えば歌舞伎町の近くにある新宿区役所に併設の図書室が設置されたのもこうした狙いがあると聞きます(こちらはあくまで噂話レベルですが)。ルールというものは運用次第なんですねえ(関心)



次回は市街地の北西側、街道沿い周辺を歩きます。
Rano  でした  🤗



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