あの社会人時代の、馬鹿なオレ。もうひとつのクリエイティブのほう、の。(そのもうひとつの7) THE END

2023-08-02 03:04:48 | 馬鹿なオレ

これで、

20年選手は、この業界から、

汚れた手と、足を洗った。



立つ鳥 跡を濁さず、の言葉を、蹴散らして、

明日でも、出勤できるカタチで、

オレのデスクやロッカーは、そのままの状態で、

名刺や、資料、いままで作ったモノ、

全てを、そのまま置いて、

みっともなく、散らかしたまま、


会社から、この業界から、らくご した。


もう、あのネズミの巣窟にも、

あのネズミらの面(つら)にも、

二度と、近づきたくなかった。



残念ながら、ネズミ並みの言い訳だ。

お恥ずかしくて、

穴があったら入りたい。

もちろん、ネズミの穴以外で、ね。


ついでに、

もう、随分と、ディズニーランドにも、

行っていないなぁ。



行くのは、落語の国である。

ただし、この落語の国にも、

注意しないと、

ねずみとの出会いは、思いもかけずある。

大変に、稀(まれ)にだが、

ミッキーとも、出会う事がある。

でも、この国のねずみは、

涙を誘ったり、愉しさや、

笑いをもたらしてくれたり、と、

癒しに、慰安に、なるんだ。


オレに、改竄を直接に指示した副社長は、

会社で、いちばんの稼ぎ頭だったが、

着服の科(かど)で、解雇された。



申し訳ないけど、

副社長の着服は、10年以上前からの常習で、

公然の行為として、

ネズミのボスも、ご存知のはずだった、

と、皆んなの認識だったのに。



何故に、今頃になって、と、

逆に、深い、ナニかの、意図を感じざるを得ない。

ネズミの頭(かしら)にとっては、

もう用済みで、邪魔になったんだろう。



ネズミの頭が、ネズミ小僧だって ?

とんでもねぇよぉ、

国定忠治だって ?

忠治は、チュウ、とは、哭(な)かねぇよ。

赤城の山じゃねぇだろ、阿漕(あこぎ)だろ。



アタマの白いネズミの頭(かしら)は

業界の外面(そとずら)では、評判が良かった。

 

つまり、

マッチポンプヒトだった。

 

タレントが1メートル以上の舞台から落ちるのも、

危険防止の対策をしないで、

落ちてから救急車を呼ぶ手際が良いと喝采を浴びたり。

 

契約書を結ばないで、雑に仕事を進めて、

違約金を取られ、

自分がいたからこれで収まったと居直る。

 

スタッフが急性胃炎になった時も、

単純に病院検索を案内ダイヤルでしただけなのに、

自分の名前を大きく言って大至急探すように言ったり。

 

やすっぽい小説や漫画のサブキャラ、

そうそう、ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男だ。

 

とどのつまりが、

義侠心のない、義賊でもない、伝説にも残らない、

頭の白いネズミの親分が、すべてを、仕掛けて、

マッチをつけ燃やし、ポンプで消すんじゃなく、

ポンプで油を注ぎ、消したのは、社員たちだった。

業界!?、よく居る噛ませネズミの類だ。

世の中、そんな奴、しょチュウ、いるだろう。




外から、新しく、ネズミの役員がやって来て、

一瞬、世代交代で社長も務めたが、

この新人社長も、会社から消えて、

もとの頭の白いネズミが復活した。

このへんの事情は全く知らない、興味もない。

ネズミ穴に嫌気がさしたか、マッチポンプの

画策好きな社風だろう。

 

オレの後輩が、ネズミの役員にもなった。

オレの後輩の彼は、

会社に忠実な、ネズミだったし、

部下にも、ネズミ組への忠誠心がないと、

厳しく注意をして、忠義を尽くしていた。

チュウ、チュウ、うるさい、

ネズミの中間管理職を、まっとうしていた。


その後、20年間も奉公したオレが馘で辞めた事実を、

目の当たりにしてか、

奉公甲斐がない、と、感じたのか、

雪崩式に、10人位、当時の半分以上の、

彼ら、彼女らが、

業界から足を洗ったり、

中小企業のネズミ組から、

大きなプロダクションに、移ったと聞く。



みんな優秀だったんだね。

ちゃっかりしていた。



奴らの、強(したた)かさに、オレは、舌を巻いた。

オレひとり、馬鹿で、

若い奴らの方が、

遥かに、利口で、しっかりしていると、

思い知らされたのだ。



当時の、

改竄チームの、彼ら、彼女ら、は、

いま、ホントに好きな仕事として、

楽しんでいるのだろうか。



眠く、休みもない、時もあるだろうが、

納得して、モノづくり、クリエイティブな仕事を、

楽しんでいるのだろうか。



まさか、今でも、

改竄クリエイターを、続けてはいないよね。

オレなんかより、しっかり、と、

地に足を付けて、生活をしているんだろうね。


立つ鳥、跡を、思いっきり、濁した、オレだったが、

楽しく、面白い、いい意味での、くだらない、

仕事をさせて頂いた、

代理店の優秀な、クリエイターの方へも、

その現場を助けてくれたスタッフの方々へも、



ナンの挨拶もしないで、不義理を欠いて、

この業界から、らくご した、オレが、

ホントの愚者でした。



オロカモノ、ではなく、

グシャ、と呼んでください、グシャ、です。



皆さん、挨拶もしないで、御免なさい。

どうか、馬鹿なオレを、グシャ、と、

この場を借りて、お許しください



らくご しゃ の オレ、

オマエは、次は、どうすンだよ ?



自問自答 …… …… 、 … …… 、


よしッ、今度ァ、オレは、

与太郎さん、みたいに、

上手くは、売れないかもしれないけど、

棒手振り(ぼてふり)は、多くぁは運べねぇから、

リヤカーで、唐茄子でも売ってみようか、



そして、

上を向いて売ろう。



こんな馬鹿で、おまけに、グシャな、オレでも、



上を向いてりゃ、

ステキな青空が見えるかもしれねぇ、から、な。



ホントは、

オレって柄じゃないんだけどね。

 





This is the end of my this story .

but my life gone on .

 

 

17/09/20 05:49 再掲載 一部改訂



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