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ICチップ 入り 免許証 の 「本当の目的」

2014年12月02日 | 道路交通法関係

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まあ、ICチップ入り免許証が登場した時から、これが目的だろうと考えていたし、その当時の記事にも書いた気がするのですが、遂に警察が来年から「免許証をかざすだけで反則切符が出てくる夢の装置」を導入するようです。

(引用)

 警視庁は2007年から管内で発行してきたICチップ内蔵の運転免許証を有効活用するという。10月28日の発表によると警視庁は、交通違反取り締まりの際に、交通反則告知書(通称:青キップ)を発行する携帯端末を全国で初めて導入する。ICチップが埋め込まれた現在の免許証の情報を読み取り、反則キップを迅速に発行。GPS(全地球測位システム)位置情報と合わせてデータを収集・分析して、違反や事故の防止にも活用する。

 専用携帯端末は現在開発が進められており、2015年末をめどに東京都内の警視庁所轄署などに約4700台を導入する計画だという。

 時速30km未満のスピード超過や信号無視、車線変更違反など比較的軽微な交通違反は、見つけた警察官がその場で「交通反則告知書」を発行。違反者は期日までに反則金を納付すれば起訴されない。

 警視庁によると、新たに導入する専用携帯端末は、IC免許証をかざすだけで氏名、住所、免許証番号などを読み取り、GPS機能で違反場所も自動的に記録する。違反内容などはタブレット型PCのようにタッチパネル方式で入力し、プリントアウトした反則切符を違反者に渡す。

 現在の交通違反取り締まりでは、警察官が違反者の免許証を見ながら氏名などを確認し、手書きで青キップを作成している。このため発行までに平均で約20分程度の時間を要しているが、専用端末の導入で10分程度に短縮できる見込みだという。

 端末で記録した違反者や違反内容などの情報はデータベース化して管理する。こうしてデータベース化した情報を分析することで、違反や事故が発生しやすい場所が特定しやすくなる。データベースから得た情報を分析し、特定した場所で重点的に取り締まりを行なうなど、事故防止や安全対策のために利用できる可能性もある。

 しかし、よく考えるとこのようなシステムは、iPadに専用アプリをインストールすれば可能になりそうな気がする。まぁ、個人情報の管理などに問題を残すので専用端末なんだろうが、ちょっと遅すぎの感は否めない。

 現在のIC免許証は偽造防止などの目的で2007年から導入されたが、交通違反取り締まりに利用するのは初めて。警察庁は「警視庁で携帯端末(導入)が成功すれば、その他の道府県警にも導入を促したい」としている。(編集担当:吉田恒

(引用終わり)

ツッコミ所はいくらでもあるワケですが、まずは現実を認識した上で対策を練らないとダメでしょうね。

①免許証をかざすだけで反則切符が出てくる

問題点:今の道交法では免許証の提示義務はあっても提出義務はないワケですが、提出させずにどうやって端末にかざすつもりなんでしょう?免許証の提示義務は居所住所の確認や運転資格の確認の為にのみ規定されていて、「反則切符作成のため」の提示義務は道交法では規定されていません。切符を切るための提示ですら曖昧な状態なのに、警官に手渡して端末にかざす事までを「任意だが協力しろ」とでも言うんですかね?これもそのうち法改正(改悪)によって義務化されそうな気もしますが、少なくとも義務化されるまでは、「提示義務には端末にかざす行為は含まれていない」というあたりで否認する時間を稼ぐべきでしょうね。

②警視庁だけで4700台も導入

問題点:iPad+アプリで十分そうな機能を、わざわざ専用端末でやるって言うんですから、どのメーカーが受注してどういうカネの流れがあるかを調べる必要があるでしょう。東京だけで4700台も導入する予算があるなら、取締用のビデオカメラを導入して、交通違反は必ず録画するよう義務付ける方が先でしょう?免許証の偽造防止と言いながら、交通違反の捏造についてはノーチェックなんですからね。録画しておけば違反の有無でモメる事もなくなるワケですし、信号無視の容疑なんて録画なしではどうやったって立証しようがないと思いますけどね。まあ、録画してしまうと冤罪の嵐であることがバレてしまうから嫌なんでしょう。

③発行までの時間が20分→10分に短縮

問題点:ただでさえ平均年収800万円以上という高給取りである警官に、これ以上楽させてどうするつもりなんですかね?それだけ警察が反則金徴収を効率化しないと予算達成が出来ないくらい面倒に感じてきているということでもあるでしょう。私のブログを読んだ方の何割かは「もう一生反則金を納めない」でしょうし、その数は増えることはあっても減ることはないでしょうからね。

④端末で記録した違反者や違反内容などの情報はデータベース化して管理する。

問題点:え?今まではデータベース化すらしてなかったんですか?それってどこの土人国家?

現在のIC免許証は偽造防止などの目的で2007年から導入されたが、交通違反取り締まりに利用するのは初めて。

問題点:だからこっちが本命でしょう。元々偽造免許証による被害など大した数ではなかったハズです。IC入りにすることによってコストアップして更新料を値上げし、専用端末の導入でメーカーにカネを流して天下り先を確保。次に狙ってるのは放置違反金と同じ行政制裁金制度でしょう。

ここまでまとめた時点で、ある程度の対策は頭に浮かびますが、専用端末対策の否認プロトコルについてはいずれ別の記事にまとめようと思います。

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